ホートン ふしぎな世界のダレダーレのレビュー・感想・評価
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子供向けですが、大人でも楽しめます
子供の頃にドクター・スースの絵本は沢山読んできましたが、ホートンだけはよく知らなかったのでディズニープラスで鑑賞しました。
グリンチなどのドクター・スース作品は、カラフルな世界観と覚えやすい英語が大きな特徴で、今作でもこれらの要素が表れていました。ジャングルやダレダーレの街は独特な形が多く、色鮮やかな世界を眺めていても飽きることなく楽しめました。今回は字幕版で見ましたが、子供でも覚えやすい英単語や表現が多く、英語の勉強にも最適だと考えました。
ホートンやダレダーレの市長のやり取りも面白く、ジムキャリーもマスクとは違った声の演技がよかったです。また、スティーブカレルはこの後に怪盗グルーを演じたので、市長は娘達の父親であること、少し頼りないけど前向きに頑張る姿はグルーを思わせるような所がしました。
ストーリーも単純ですが、周りに信じてもらえなくても自分の意見を大切にしつつ相手を尊重すれば、信じてくれる人が現れるメッセージ性があると感じました。
子供向けだけど、大人でも考えさせられた内容でした。
大人のプライドなんて、時に大きな誤りを生むものだなぁ~と教訓になりました。
DVDで見ました。
ともすると『ウォーリー』ばかりに目がいきがちですが、『ファインディング・ニモ』のスタッフが製作した作品として、大人の観賞にも堪えられる傑作です。
一番感じたところでは、大人の先入観の愚かさ。
芥子粒より小さい存在であるダレダーレ国の存在を巡って、ホートンは仲間の動物たちに馬鹿にされて、迫害すら受けてしまいます。
彼らは、芥子粒より小さい存在の国があることそして目に見えない存在を認めようとしなかったのです。
逆に、ダレダーレ国の住民は市長が語る上空の空を超えた世界のこと、そしてホートンという巨大な生物が自分に話しかけてきたことを認めようとしませんでした。
この辺の描写は、キリスト教の迫害に負けずに地動説を唱えた近代ヘルメス思想主義者(フリーメーソンなど)たちの信念を思わしめるところです。
自分の主観が真実であると経験を積んできた大人たちはみんなプライドを持っています。この作品を見て、そんなプライドは特に大きな誤りを生むものだと反省するところ大でした。
その点ホートンは、すごく素直なんですね。だから市長とも心が通じ合ったのです。
市長の口癖は『どんなに小さく立って人は人だ』というもの。大人はいつも初対面の人間には、うわべの見てくれとか肩書きでしか見ようとしません。
存在することすら信じられない異なった世界に住むふたりが、障害を乗り越え協力し信頼しあうところが感動するところでしょう。
ぜひ子供たちに見せてあげて、五感の目に映ることだけが真実ではないぞ~ということを本作で教えてあげてください。いますごく自己中な子供が増えてきています。
他人の見方も信じることの大切さ解れば、優しさや思いやりの気持ちが強くなることでしょう。
そういう点では、ダレダーレ国の市長を支える家族の描写も暖かくて素敵でしたね。
そして映像表現もなかなかいいです。ダレダーレの表皮の質感、そして圧巻は数百万本のクローバーの花が風にそよぐ光景など、その後の『ウォーリー』に繋がっていく雄大なシーンが描かれていました。
かなり疑問が
ホコリの中の小さな世界と今居てる世界とのコミュニケーション話。
キャラの動きや表情は観ていて楽しく笑わせてくれたりするが、全体的にはかなりもうひとつの出来。
かなり疑問点がある。
1 あの世界(ホートンが住む世界)には象は一匹しかいないのか。
2 ホコリの世界とホートンが会話するシーンで「僕は象のホートン」って言ってるがホコリの人達は象を見たことも聞いた事もないのに象を認識するとこ。
3 最大の疑問点は、今まであのホコリはどこに居てたのか。かなり安定したとこでいなければストーリー的におかしくなる。ホートンが息を吹きかければ大風がふき、ホートンが転んだりしたら地震になる。今まではあのホコリの世界ではなかったのか?かなり長い間続いているダレダーレ国だがホートンの世界でかなりの風が吹けば国ごと飛ぶはず。上手く伝えれないがかなりの疑問点!
キャラも憎たらしいのが多く可愛いキャラが少ない。作っていてストーリー的に疑問は感じなかったのか。不思議作品。
彼らが小さいんじゃなくて、僕らが大きいのかもしれない
映画「ホートン ふしぎな世界のダレダレーレ」
(ジミー・ヘイワード/スティーヴ・マーティノ監督)から。
ジャングルに住む、象のホートン。
アニメとはいえ、なかなか楽しいキャラクターだった。
一輪の花についた「ほこり」。
そのほこりの中に、人が住んでいる。(笑)
これだけじゃ、まったくストーリーがわからない、ごめん。
ただ、ほこりの中に住んでいる、ダレダレーレの市民。
「こんなほこりの中に、人が住んでいるわけないだろう、バカらしい」
これが、一般の動物たちの考え方である。
しかし主人公・ホートンは、その枠にはまった考え方を否定した。
それを象徴する表現が、
「彼らが小さいんじゃなくて、僕らが大きいのかもしれない」。
そう考えれば、絶対間違っている、とは言えないだろう。
いつも自分を基準に、物ごとの尺度を図ってしまう私たち、人間。
可能性を狭くしているような気がしてならない。
大所高所から・・って、こんなことを言うんだよなぁ。
練り直すのは、ダレダーレ。
…もったいない。(爆)
このスタジオが作る絵は、ホント素晴らしい出来栄え☆
なのに~いっつも脚本がまったくダメ…っていう(=_=)
常にそんな映画を作っては観せるので(爆)こちらとしては
映画代がもったいない。…そう思っちゃうヒトもいるだろな。
今回の物語も、絵本作家Dr・スースが1954年に出版した
世界的ベストセラー絵本の映画化なんだそうです。
うん、確かに話はいいお話…なんだけど、面白くないのだ。
どんなにいい話でも、そこには魅力がなければ…(汗)ねぇ。
絵も見事ならば、声優陣も申し分ない。
これが例えば、○クサーや○リームワークスあたりなら、
もっと練りこんで大当たりが狙えそうなところなのになぁ。
地味…というより、なんだろな…やはり面白さが足りない^^;
信じる心。勇気をもって行動する。善行が人を助く。
うん、すべてが素晴らしい!心優しい、象のホートン。
彼の助けを得て、ダレダーレ国を守るべく奔走する市長。
意地悪なカンガルーのババァ(あ、すいません)などなど
悪くはないけどありきたりのキャラに対し、どう魅力を
吹き込むかが、今後の最大の課題(って前からなんだけど)
になると思いました…。ヒットさせるの、ダレダーレ??
(観客私ひとりでチト怖かった。物音する度ダレダーレ(・・;))
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