アリス・イン・ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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ストッキング嫌いわかる。
不気味で可愛くて色とりどりの不思議の国のアリスの世界。アリスのテーマでティム・バートンの世界にどっぷり浸かれて現実逃避できます。アリスのドレスも何通りも見られて贅沢な時間。世界観、音楽、衣装が素晴らしい。
逃げ出したい時に、勇気を出して進みたい時に観る映画。
エンディングソングが鳥肌!祈りのような、叫ぶような、澄んで儚い、なのに力強い歌声が素晴らしく、何度もスタッフロールを観てしまう。
公開当時映画館で鑑賞。
ティム・バートンらしいファンタジーな世界
ディズニープラスで久々に鑑賞。
大人になったアリスがワンダーランドの危機を救うため、マッドハッターたちと赤の女王に立ち向かいます。
ティム・バートンらしいヘンテコだけどカラフルなファンタジーの世界は素晴らしいと感じました。マッドハッターのような濃いキャラも沢山登場し、彼らの仕草に飽きることなく見ることができました。
また、アリスが自分で運命を切り開いていく姿はとても勇敢に感じました。
ダークだけどユニークなアリスの物語になっていると思いました。
大人になってしまったアリス‼️
今作のアリスはもう子供じゃなく、戦士であり、ワンダーランドを守るために赤の女王と戦い、成長する・・・‼️なんか最近の「白雪姫」の実写版もこんな感じだったなぁ・・・‼️アリスが初めて白ウサギの後を追ってから十数年が経過し、19歳の誕生日の日に家族が決めた相手と無理矢理結婚させられそうになってる‼️史劇でよくあるパターンなんですが、ディズニー・プリンセスが政略結婚⁉️そんな事は絶対許されません‼️またまた白ウサギのおかげでアリスはワンダーランドへ無事 "帰還" する‼️アリスを演じるミア・ワシコウスカはホントに魅力的だし、ジョニデが体現する怒りと哀しみのマッドハンターはミョーに愛おしいし、チェシャ猫などの奇妙なキャラにもバートン監督の愛が溢れてます‼️ストーリー自体はあまり面白くないけど、バートン監督の愛あふれる世界観に身を委ねられるだけで、満足できる作品ですね‼️
サブリナ・カーペンターが新作映画ミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』で主演と製作を務めることが決定!
アリス・イン・マトリックス。 女性の自立物語を『アリス』でやる意味とは……?
「ワンダーランド」に迷い込んでしまった女性、アリスの冒険を描くファンタジー映画『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの第1作。
舞台はヴィクトリア期のロンドン。とあるパーティーの最中、貴族の御曹司からプロポーズされた19歳のアリス・キングスレーは、自分の気持ちに整理をつける事が出来ずその場から逃げ出してしまう。
チョッキを着た白ウサギを追いかけ、老木の根元にぽっかり空いた穴へと落ちてしまったアリスは不思議な世界へと辿り着く。そこは幼少期から繰り返し見ている夢と瓜二つで…。
監督は『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』の、巨匠ティム・バートン。
“狂れ帽子屋“のマッドハッターを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『チャーリーとチョコレート工場』の、レジェンド俳優ジョニー・デップ。
主人公、アリス・キングスレーを演じるのは『マンイーター』『キッズ・オールライト』のミア・ワシコウスカ。
ワンダーランドを支配する“赤の女王“、イラスベスを演じるのは『チャーリーとチョコレート工場』や『ハリー・ポッター』シリーズの、名優ヘレナ・ボナム=カーター,CBE。
イラスベスの妹である“白の女王“、ミラーナを演じるのは『プリティ・プリンセス』シリーズや『プラダを着た悪魔』の、後のオスカー女優アン・ハサウェイ。
物知りな青虫、アブソレムの声を演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズや『ラブ・アクチュアリー』の、名優アラン・リックマン。
第83回 アカデミー賞において、美術賞/衣装デザイン賞を受賞!✨
原作はルイス・キャロルによる児童小説の金字塔「不思議の国のアリス」(1865)、およびその続編「鏡の国のアリス」(1871)。
「アリス」とディズニー社との縁は深く、アニメ映画『ふしぎの国のアリス』(1951)はその後のアリス像を決定付ける事となったマスターピースとして広く知られているし、さらに遡ればウォルト・ディズニー御大自らが監督を務めた短編シリーズ『アリス・コメディ』(1923-1927)は現在のディズニー社の前身「ディズニー・ブラザーズ・カートゥーン・スタジオ」の最初の作品とされている。ディズニーの歴史は「アリス」から始まっているのだ。
全世界で10億ドル以上の興行収入を記録し、今に続くディズニークラシックス実写化の嚆矢となったと言われている本作。日本でも大ヒットしており、118億円も稼いだらしい。……これでっ!?今誰も『アリス』の事なんて覚えてねーぞっ!
まぁそれはともかく、言わずと知れたヒットメーカー、ティム・バートンは実はディズニーからそのキャリアをスタートさせている(後に「暗すぎる」という理由でクビに…)。ディズニーの象徴たる「アリス」を、ディズニー出身のバートンに監督させる。この作品に対し、どれだけスタジオ側が本気で取り組んでいたかが見えてくる様です。
さて、内容はというと…。うーん凡作。傑作とは言えないが、だからと言って退屈な駄作でもない。もう本当に凡作としか言いようがない。
ティム・バートンらしいゴス的悪夢空間をいつものティム・バートン役者達がいつもの奇抜なメイクをして練り歩く、純度100%のティム・バートン映画。これを面白いと思える人には良いかも知れんが…。『バットマン』(1989-1992)作ってた頃のキレ味はもう少しも残ってないのね。
アニメ版は原作の不条理なテイストを上手く保ったまま映像化されているが、この実写版は完全にディズニライズが施されており、はっきり言ってキャラクターと世界観くらいしか原作を踏襲しているところはない。主人公は無垢な少女から旧来的価値観に束縛された悩める女性へと変更され、ワンダーランドの荒唐無稽な冒険は主人公が成長するための通過儀礼となり、また、ワンダーランドのキャラクターに“独裁者“や“レジスタンス“といった役割が与えられた事で、シュールな異世界巡りが“救世主“が民衆を救うという『スター・ウォーズ』(1977-)や『マトリックス』(1999)の様な英雄譚になってしまった。その様な物語が悪い訳ではないが、「なんでもない日おめでと〜う🎉」こそが『アリス』の精神であり、その枠組みを借りておきながら「なんでもなくない」お話をでっち上げるというのは、それちょっとどうなの?と疑問を呈さずにはいられない。丸尾末広の「少女椿」(1983-1984)が映像化されたと思ったら、その中身はほぼ「ONE PIECE」(1997-)だった…とかだったら皆んな怒るでしょ。いや「ONE PIECE」が悪いと言ってる訳じゃないんだけどさ。
いくらディズニライズされたとはいえ、まだワンダーランドの冒険が面白ければ許せるのだが、その肝心の中身がさぁ…。結局、“赤の女王“の城と“白の女王“の城の間を行ったり来たりしてるだけじゃん!
この道程もおかしくて、まずマッドハッターが「白の女王の城へ行けっ!」とアリスを逃し、そんでトランプ軍団に捕まっちゃう。アリスは「マッドハッターを助けなくちゃ!」と赤の女王の城に向かう。この時点で「何のためにマッドハッターは捕まったんだよ…」と思わなくもないがそれは一旦置いといて、アリスは赤の女王の城に何故か正体がバレずに潜り込む事に成功し、何やかんやあってマッドハッターと再会し、何やかんやあって正体がバレてまた追いかけられ、またマッドハッターに「白の女王の城へ行けっ!」と逃してもらう。んでまたマッドハッターは捕まってしまう、と。……いや物語るの下手かっ!!∑(゚Д゚)💦おんなじ事繰り返してるやんけっ!!
この映画の冒険は本当に薄くて、赤の女王の城からドラゴン殺しの剣をふんわり手に入れる→白の女王の城に行ってなんか救世主になる→ドラゴンを殺して現世に戻る、と基本的にはこの3つの出来事しか起こらない。それで2時間持つ訳もないので、こうした繰り返しで尺を稼いでいるのである。ハリウッド大作でそんな稚拙な語り口が許されていいのか?
この酷い脚本を書いたのはリンダ・ウールヴァートンというディズニー御用達のライターで、あの大傑作『美女と野獣』(1991)の脚本を手掛けた人物である。それだけの人が何故こんなヘッポコなお話を…。こんな映画を観させられると、バートンにしろウールヴァートンにしろ、昔は凄かったのに…と嘆きたくなりますな🌀
クライマックスは不思議な味わい。
ジャバウォッキーとは「鏡の国のアリス」の作中詩に登場する怪物で、原作の該当箇所にはジャバウォッキーとそれに対して剣を振り翳す女性の挿絵が添えられている。ジョン・テニエルによる「アリス」の挿絵は実に見事で、特にこのイラストは良い。映画に組み込みたく気持ちもわかる。が、実はこの女性=アリスだったのです…というのは安直すぎる様な。
「何で『アリス』でドラゴン退治を観なければならないんだ?」という当然の疑問は横に置いとくとして、一応これで悪は滅び世界に平和が訪れた…の?白の女王も結構ヤバそうなオーラを放っているのだけれど。戦争終結後の奇妙なダンスシーンにも全く晴れやかな印象はなく、むしろ終末でも訪れるのではないかという不穏さが漂っていた。
もしかしてこれ、クーデターには成功したがその後任がもっとヤバい奴だった、という歴史あるあるを再現した風刺劇だったのだろうか。赤から白に統治者は変わったが、政治的には真っ赤になった…というアイロニックなオチだったとしたらなかなか面白いが、もしそうなら「女性の自立」というメッセージとは噛み合っていない訳で、やはりこの映画は一体何だったんだ…?という疑問は解消されない。
下手に道徳的な内容にせず、不条理は不条理のまま描き、クライマックスは観客それぞれの解釈に任せる、という作劇にした方が「不思議の国のアリス」らしいし、映画としても面白くなったはず。もしかしたら、ゴス的世界を描きたいだけのバートンと「アリス」を女性映画として描きたいウールヴァートンの間で意思の疎通が上手く出来ていなかったのかも、なんてちょっと思ってしまいました。
「アリス・イン・マトリックス」という誰得な映画である。ただ、CGをバリバリ使ったバートン流ワンダーランドのルックはそれなりに楽しいし、何よりミア・ワシコウスカが大っきくなったり小っさくなったりしながら何度もお着替えをするというのが良い!美女の七変化というのはなんかもうそれだけで「良いもん観た♪」と満足感を得られますね😊オスカーを受賞しただけあり登場するドレスはどれもオシャレだし、視覚的な喜びという意味では間違いのない1作となっているのではないでしょうか。
バートンのファン、もしくはビジュアル重視で映画を観る方にはオススメ。「アリス」ファンは今すぐ引き返せっ!
※空想ではなく現実を生きろ!というオチは「アリス」をやる以上避けられない。そういえば『マトリックス』も「アリス」を引用する事でこれを描いていましたね。
こういうのを観るたび「空想の方が良いに決まってんだろっ」と思うんだけどそれは別にどうでも良いとして、その現実が「女性でありながら貿易会社の社員として船旅に出る」というのはどうなのか。この時代の女性が船乗りとして自立するなんて、そちらの方が“ワンダーランド“な気がするのですが…。
無難な二次創作
2025年1月3日、ディズニープラスにて視聴。
先日ディズニーアニメ版の「不思議の国のアリス」を見たので続編的なこっちもついでに視聴。
成長したアリスの物語…ではあるんだけど本作だと昔遊んだ友達が帰って来た!みたいな対応してくるけどアニメ版ではひたすらヤベェやつに絡まれてただけで別にそんな仲良くなってる感じ無いので結構違和感、原作読んでるともっと印象かわるのかな?
ティム・バートン監督作品らしいちょっと不気味な世界観やキャラデザインは魅力的ではあるのですが全然イカれてない上にイケメンなジョニー・デップ演じるマッドハッターしかり他のキャラ達も普通に会話が成立する程度には普通の感性なため、まともに会話が成立してない事が多々あったアニメ版アリスに比べてナチュラルな狂気度という面ではかなりマイルドになっていた印象、最後あたりは完全にアクション映画とかしてたりと続編というよりは原案にアリス使った二次創作の冒険アクション映画みたいな作品だったように思います。
ティム・バートンヒロインの代表格
原作は世界的ろりこん作家チャールズ・ドジソン先生ことルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』。
【ストーリー】
19世紀イギリス。
貴族の家庭に生まれたアリス・キングスレーは華やかな社交界にデビューするが、好奇心の強い型破りな性格で、どこにいても居心地が悪い思いをしていた。
そのパーティは貴族のヘイミッシュがアリスにプロポーズするために開かれたものだったが、アリスはその空気にどうしても耐えられず、白ウサギを追うついでに逃げだしてしまう。
木の根本の穴に逃げた白ウサギ。
アリスがそこに飛び込むと、子どもの頃に行った不思議な国にたどり着いてしまった。
テレビで見ました。
ティム・バートン少女って感じの顔色悪い系ヒロインながらこのアリス、冒険するわ剣をふるって戦うわで、まあアクティブかつ勇ましい。
ティム・バートンの絵本っぽい世界観とナンセンスな古典児童文学、マッチングがいいなあと感心しますね。
ちょっと原作のお話など。
アリスのモデルになった人物は、ドジソン先生が勉強なんかも見ていた貴族の娘アリス・リデル。
この子が幼女のころから仲よくて、コスプレ写真なんかも撮ってたそうです。
一作目の『不思議の国のアリス』は、時計ウサギを追いかけて不思議の国へと転がりこんでしまい、タルトを食べた犯人としてあわや死刑にされかかったお話。
二作目『鏡の国のアリス』がこの映画の内容に近くて、猫とじゃれているうちに鏡の中に入ってしまったアリスが、赤の女王にたぶらかされてチェスの白の駒にさせられ、それからあちこち冒険するお話です。
あの有名なハンプティダンプティや、ラスボスのジャバウォッキーはこっちのお話ですね。
古典を巧みにエンタメに仕上げたティム・バートンの手腕。
続編は制作総指揮かあ。
チョコレート工場もいいんですけど、個人的には『ドリトル先生』を世界観大切にして作ってくれないかなあと、期待してます。
girls, be ambitious!
「その後」の物語だと知らずに視聴。映像は大人向け。子どもにはショックな場面が多かった。愛に飢え、全てを支配する赤の女王。怖ろしや。昔と変わらず現代も蔓延る社会の様々なしがらみ。もっと主体的に!もっと自由に!戦え!恐怖に負けず、勇気を持って!きっともうアリスは戻って来ない、、出会った時とは真反対の、ジョニーの切ない表情が印象的だった。
結婚なんかやめて男と同じことをしよう!
同じ夢ばかり見て自分の頭がおかしくなってしまったのではないかと心配になったアリスは、父から言葉をかけられます。「きみは頭がオカシイ。でもいいことを教えてあげる。偉大な人間はみんなそう。」『オカシイことはいいことだ!周囲と同じである必要はない!going my way!』それがこの映画のテーマなのかと期待したら違いました。
19歳になったアリスは選択を迫られます。母の勧めに従い、金持ち坊っちゃんと結婚するかどうか。答えをはぐらかしたままアリスは穴に転げ落ちます。この地下のワンダーランドでアリスは何をするのか。猛獣を手なづけ、伝説の剣を奪い、竜の首を切り落とします。これまでさんざん男の子が主人公で作られてきた陳腐なファンタジー映画の女の子版です。going my wayどころか、予言の書を忠実になぞらされます。「他人のために生きなくてもいい。答えは自分で選びなさい」なんて言われても、あの雰囲気で嫌ですとは言えません。みんなの期待を背負って危険な任務に自ら志願する女の子。この死地へ自ら志願というのが実に曲者で、まるで特攻隊員みたいで、観ていて気の毒になりました。あれがアリスらしい自由な生き方なのでしょうか。結局はアリスにも我々にも自由意志などないのかも知れません。みんな予言の書に従わされているだけなのかも。
ラスボスの竜との決戦に臨み、奇想天外だけどあり得ることを6つ数えるアリス。竜と戦いながら空想力を誇示することに一体何の意味があったのでしょうか。「おまえは打首よ!」と赤の女王の決め台詞を奪い、見事に竜を断首するアリス。その姿は闇落ちしたようにしか見えません。
アリスはマッドハッターに「本当のアリスはもっとすごかった。きみは本当のアリスか?」と問いかけられ、アイデンティティが揺らぎます。逆にアリスは「この世界は私の夢の中の作り物の世界。あなたも作り物で実在しない」とマッドハッターの実存を否定します。その後、イモムシとの対話でアリスは「やっぱりここは現実で夢だと思っていたのは記憶だ。夢も一つの現実である」と考え、なぜか竜との戦いを決意します。この世界が現実と考えたのなら、死ぬかも知れない戦いに怯んでしまうのが普通ではないでしょうか。死の恐怖よりみんなを守る責任感が勝ったということでしょうが、そんなアリスの心情を十分描写できていないように感じました。
白の女王はアリスに薬を調合しますが、最後に自分の唾液を垂らし、それをアリスに飲ませます。このシーンは何を意味しているのでしょうか。白の女王はアリスを自分の意のままに操ろうとしたのでは。そういえば本作のアリスは何でも飲んでしまう危うい女の子です。結局アリスは白の女王の思惑通り、白軍代表としてラスボスと戦わされます。もしアリスが白の女王の欺瞞に気づき、竜を殺すことなく紅白の戦を止めることができていたらこの映画も名作になっていたと思います。残念ながらディズニーにもティム・バートンにもそこまでの改変の勇気はなかったようです。
現実に戻ったアリスが何をするのか。きっぱりと結婚を断り、中国と交易を開くため香港めがけて船出します。アヘン戦争の勃発を予感させる嫌なラストシーンでした。ここでもアリスは父の生き方をそのままなぞらされています。『結婚なんてやめて冒険とか、戦闘とか、航海とか、男がやってることを女もやろう!』結局はこれが本作のメッセージなのでしょう。空想力豊かな女の子だったアリスが、男性顔負けの勇ましい女性に成長した物語。でもそれは本当にアリスの自由意志と言えるのでしょうか。いつまでも夢ばかり見たりのんきに専業主婦になったりすることはダメなんでしょうか。ディズニーの主役の女の子も現実の女の子もいろいろ大変です。
赤の女王の滑稽さ
なんとなく金曜ロードショーで見た
世界観はよいけれど、、、
全体的に世界観に没入でき、1シーン、1シーンが美しく、それだけで楽しめる。
ただ前半の完成度が高いあまり、後半の世界観には違和感も。
マッドハッターが走り逃げるシーンは、パイレーツにもこんなシーンあったなあという既視感。
ある意味、パイレーツなどの他作品を思い出させることでワンダーランド感はあるのかもしれないけれど。
白の女王の城の前に、なぜ桜?
桜は一気に散るのでどちらかというと儚さのようなイメージがある。
このラストシーンの後に白の女王の時代が来るので、これからくる白の女王の時代も儚く散るというイメージを感じてしまった。
色のイメージでは、白に近い薄いピンクの桜が広々と咲くことで、真っ白な女王が、ほのかに赤を含み、姉をどこかで想う、というイメージにも感じられた。
赤白はっきりさせない色を使うことで、白の女王が純白=自分が最も正しいと考えていないことを表現しているようにも見えた。
上記2点については好意的にも受け取れたが、ラストの戦闘シーンでは、モンスターハンター?ハリーポッター?となってしまった。
急に日本のゲーム感を強く感じてしまい、世界観への没入から弾き出されるような感じ。
原作の実写化はとかくがっかりさせられることが多いのだが、これはすば...
アリスが19歳に成長した、という設定自体が斬新!キャラや映像もすごい!
1865年に出版されたルイス・キャロル『不思議の国のアリス』のお話を元に、あのアリスが19歳に成長した、という設定でのお話。
登場するキャラは『不思議の国のアリス』に出てくる登場人物だし、あのルイス・キャロルのお話は知っているという前提での物語やストーリも出てくる。
ただ、さすがはティムバートン監督、良い意味で、ルイス・キャロルのお話とは別の、アリスの成長していく物語に仕上がっている。「アリスの夢の中のお話なんでしょ」では全然終わらない、最後のシーンではアリスが成長して、自信をもっている姿が清々しく目に映るぐらいの感じ。
ティムバートン監督作品は、『ビッグフィッシュ』も先日見たのだが、どこか独特というか、ファンタジー的な要素はとてもお得意なんだろうと思うなかで、この映画はティムバートン作品として合っている映画だなぁと思った。コミカルだけど、どこかちょっと怖い、、、そんなキャラたちがどんどん出てきて、映像がすごいなぁと思った。また、『ビッグフィッシュ』の印象が強い自分には、戦闘シーンが意外に出てくるので、ディズニーというティムバートンにしては珍しい(?)と思える感じだった。
あとは、白の女王のアンハサウェイがきれいすぎるなぁという印象はもった。さすがアンハサウェイ!!主演のアリスのミワワシコウスカも頑張っていた。あと最後に流れるエンディングの曲は、アヴリルラヴィーンの曲だったんだ!それもすごい!
誰にも愛されない赤の女王
子供用
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不思議の国のアリスが大人になって、不思議の国の記憶を無くしていた。
そんな中で再び不思議の国に迷い込み、かつての仲間らと再会。
最初は人違いと思っていたアリスやが、この国を支配しようとする
悪い奴らと戦ううちに記憶が蘇って来た。そして敵を倒しめでたし。
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まあいつものように細菌を撲滅しながら見てたんやが、
子供用と言うか、映像中心の作品なんで、ストーリーが頭に入って来ない。
はい、いつも言うように、画面を凝視してないとついてけない映画は、
おれの中では低い評価となってしまいます。
とにかく半分アニメで半分実写のような映画。
別にオール実写かオールアニメでいいんじゃないの?って思った。
ジョニーデップは顔に何か塗ったような役が多すぎ(場)
(注意)アニメ版で予習してから観ること
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