第9地区のレビュー・感想・評価
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原題:District 9
いや〜これは面白い。最初エイリアン(エビ)をみたとき、おもいっきりB級だなこりゃ…と失笑したが、途中から主人公に異変が起こりそこからがとても面白かった♪♪ラストのバトルは、アイアンマンよりも迫力あってグッド。
また、みればみるほどこのエビに愛着がわいてくる。子供のエビだったら俺の部屋で飼育してもいいかなって思ったくらいだ。続編はないといっているが是非つくってもらいたい。
エビが来たらみんなどうする!?
レビュー
この映画はCMも見ていなかったし、DVD店でちょうど新作商品としてパッケージが目に入ってきたので、手にとってストーリーなどのあらすじを読んで気軽な気持ちで、
「SFアクションものかなー」ぐらいでDVDで見たのだけれど、いきなりにすんごい考えさせられる作品に出会ってしまった。
作品自体に貫かれているのは「もし知性を持ったエイリアンが来たらどうしますか」というテーマを深く掘り下げて書いたもの。
「ET」なんかではとってもやさしい生き物に描かれているが、作品中にも出てくるが、エイリアン(作品中では通称エビ)は
言語は理解するものの、エビは比較的凶暴な性格の持ち主が多く、住まわせるための地区を「第9地区」に限定せざるを得ない・・・という設定になっている。
そして、人々との諍いも絶えず、ついには辺境の地「第10地区」へ排除・移住させてしまおうという計画が始動し始め、そこでいろいろな問題が発生していくのだが・・・
というのが本作のストーリーである。
この映画の主題は「差別」と「偏見」であると思う。
非常に重いテーマだ・・・
故にレビューも少し堅苦しく書かざるをえない。
(ちなみに、この作品はナイジェリアでは上映禁止になったそうな)
本作中にも登場するが、人権擁護団体ならぬ宇宙人権擁護団体が「エビにも人権を!!」というくだりは思わず考えさせられてしまうところだ。
・確かに英語などの言語は理解するが、慣習や法律などを理解しているエビは少なく、それが元で諍いが起きている。
・しかし、それだけで言語を一応理解する彼らの人権を完全に無視して自分たちの好きなように扱っていいのか??
この問題は答えがない問題であると思われるし、それだからこそこうして、映画のテーマとしても十分深く考えさせることができるテーマでもある。
それと同時に、考えることを放棄してはいけない問題でもある。ゆえに映画という媒体を使って監督のニール・ブロムカンプは問題提起をしたかったのだろう。
こうした作品であるから、皆さんに見てもらい、それぞれに考えてもらうことがベストであると思う。
ただ注意しておきたいのは、CGがめちゃリアルなので、虫とかグロい系がだめな人はもう最初から見ないほうがいい。
作品どうこうといったレベルではなく、終始「気持ち悪かった」で終わってしまいそうだから。
もしよかったら、僕のブログもプロフィールから覗いてみてください
意外!!
前から気になっていた第9地区を見ました!!
てっきり宇宙人についての映画だとおもっていたけど、実際は宇宙人がメインではなく結局、最後の方は人間の欲望というか汚い所がメインになっていて意外でした!!
その後彼らがどうなって三年後に彼らが再び来るのか凄く気になった。設定が非日常的で斬新だから面白かったです。
SF映画としての【神秘的な要素】
『ブレアウィッチプロジェクト』『クローバーフィールド』『スターシップトゥルーパーズ』
『スリーキングス』( ←最後の2本は個人的判断 )などなど
傑作の多い中で最高に好きな【モキュメンタリー】映画の1本
そして『ブラッドダイアモンド』『24』など数え切れない程の
【アフリカを舞台にした作品】と同時に ここ数年続いてる
世界的【アフリカブーム】の流れの一つの節目となる傑作
Xboxゲームの『HALO』をピーター・ジャクソンが映画化するという
ニュースは話題になったが その後マイクロソフトと折り合いが
つかなくなり お蔵入りになった為にピータージャクソンが急遽
『第9地区』にGOサインを出したというエピソードは
今となればマイクロソフトの大手柄
ピータージャクソンという強力なバックがついたために 初監督作で
低予算ながら【WETAデジタル】の視覚効果も素晴らしく
それ以上に ストーリー展開とビジュアル面の発想とアイデアも
非凡さを感じる完成度
『ウォッチメン』と同じく現実世界とは微妙にズレた時間軸上にある
【もしもの世界=パラレルワールド】を舞台としつつ アパルトヘイト等の
人種差別問題をダブらせ かつ『戦場のピアニスト』をも彷彿と
させる主人公の【逆境】っぷりで 【生】への長く過酷な
道のりが『キリングフィールド』並に苦しく困難に感じさせる
後半の展開も【エンターティメント性】たっぷりで エイリアン関係の
武器やガジェットの設定も【出し過ぎず隠し過ぎず】のジラシ
っぷりで 【神秘的な要素を残すべし】的なSF映画のポイントは
バッチリ押えてる
なので『スターシップトゥルーパーズ』同様に 見え隠れする【エイリアンの
生態系】や【エイリアンの化学技術】などを より知りたくなるし
続編ででも良いのでもっと観てみたくなる衝動にかられる
こういう『インデペンデンスデイ』や『宇宙戦争』には少しばかり
足りなかった【エイリアンの技術】や【生物としてのエイリアン】の
リアリティが本作には絶妙に垣間見えて素晴らしい
『オーシャンズ11』のハリウッド式の流れで行けば次作は
『第10地区』だろう
今作で少し垣間見えた【エイリアンの世界観】がアフリカの大地で
再びどれほど広がるのか 今から非常に楽しみ
描き方が斬新
なんということはない。
何よりも・・・
斬新!! 私ならアカデミー賞作品賞、絶対こっちに一票
斬新!!!!
とにかくその一言につきます。
本作もアカデミー賞作品賞にもノミネートされていましたが、
私なら『ハートロッカー』よりも絶対こっちに一票です。
正直に言うと、観る前は
「『スターシップ・トゥルーパーズ』みたいな確信犯B級映画だろう」
くらいにしか
思っていなかったのですが、いやいやこれが。
B級テイストはしっかりかもしつつ、
それを小難しくならないためのスパイス(ユーモア)として活かし、
実はエイリアンに託して、人間の心に潜む差別意識や、
そんな“違い”を超えた信頼やつながりを描いています。
しかも、これまで「エイリアンとの交流」モノといえば、
エイリアンはかならず、ETに代表されるような
愛くるしいルックスでしたが、
今作のエイリアンはとにかくキモチ悪い
そしてそんなルックスを、人間たちは忌み嫌って「エビ」とバカにし、
南アフリカの隔離地区に居住させています。
しかし、そんな不気味なルックスの「エビ」たちが
なんともリアルに人間くさい
(って言い方も「人間」を基準にした差別??)のです。
好物の猫缶をこっそり盗んだり、飲んだくれてやさぐれてたり、、、
でもそんな中で、エビのウィルスに感染してしまった主人公を
はからずもかくまうことになったクリストファー・ジョンソン
(この名前も、白人化した(させられた)黒人に
ありがちな名前っぽくて皮肉ですね、、、)
というエイリアンが、そんなルックスでありつつも、
だんだんと知的にソフィスティケイトされて見えるから、不思議。
そう、ラストには完全に、このクリストファーと息子に
感情移入して涙してしまいます。
難しいテーマを、いかにも真面目くさって描くのではなく、
偽悪的なほど、エンターテインメントに徹して描くこの“慎み深さ”、
私はものすごーーく好きです。
偉大なるB級作品
CGや役者の演技はA級です。ですがテーマやストーリーがB級ですね。考えさせられる内容ではある(南アフリカが舞台なのでアパルトヘイトがテーマだと思うが)のですが悲しさやむなしさを本来は感じさせたかったのだと思いますがエイリアンの作り(設定)が全体のテーマを変えてしまっている気がします。面白くて観る価値あるんだけどなんかなぁ・・。という感じです。
人間=エイリアン
何かモヤモヤと考えさせられる感じ
予告編を見て「これは見に行こう」と決めていた作品。
SFの世界ではなぜか、地球にやってくる宇宙人の多くは侵略目的なのですが、考えてみればそれ以外の理由だってたくさんあり得ます。
侵略してくる宇宙人に対する地球側の対応は、とりあえず戦うということになるわけですが、それ以外の理由の場合、どんなことになるのか?そんな感じの作品でした。SFでありながら、社会派ドキュメンタリーのようでもあり、独特な雰囲気でした。
宇宙人側に同情したくなるような、いわれのない差別や、あまりスッキリしないエンディングなど、描写される内容、ストーリー展開的にも痛快ではなく、何かモヤモヤと考えさせられる感じでした。
そういえば、ウルトラセブンの「宇宙囚人303」というエピソードは、護送中の宇宙囚人が脱走してたまたま地球に来てしまうという話でした。
仮面ライダークウガは、もし日常世界に怪人が現れたらどうなるかを、割とリアルに描いていると聞いたことがあります。
『第9地区』のアイデアの断片は、以前から日本の作品にも登場しているようです。
弱者として描かれるエイリアン
エイリアンを隔離する舞台が、アパルトヘイトの歴史を持つ南アフリカというのが、この作品をユニークなものにしている。
しかし、エイリアンの名前がクリストファーなんて! 普通、エイリアン映画はそれに対抗する人間を応援するが、この映画は逆で、私は最後まで善良なクリストファーの味方だったし、最初は癪に障ったおしゃべりな主人公にも感染してエイリアン化するに従って気持ちが寄り添っていった。エイリアンが弱者として描かれてるからだな、きっと。
自分の惑星(?)に帰ったクリストファーだけど、彼なら必ず地上に残された主人公を救いにやってくる。続編「第10地区」の可能性を十分感じさせる終わり方だった。
人は誰しもが誰かのよそ者
去年の夏、アメリカではひとつのショッキングな広告ヴィジュアルが話題となった。
「NO HUMANS ALLOWED」
直訳すると、「人間以外、お断り」。
これは、我々人類がそう遠くない過去に見たサインに良く似ている。
このシンプルな宣伝が人々の注意を惹きつけ、「第9地区」は大ヒットを収めたのだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督がプロデュースを務め、南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプがメガホンをとった本作は、今までになかった角度とロケーションでエイリアンと人類の抗争を描写している。仲間にも敵にもなりうる、そもそもエイリアンとは”地球外生命体”のみを指し示す言葉ではなく、自分とは違う異質な者、よそ者のことなのだ。そして人は誰しもが誰かのよそ者だし、何かをキッカケに突然仲間からよそ者にされることだってある。
激戦アクションも見所なのだが、やっぱり全編に散りばめられている用意周到な”皮肉”がいちばんの見所。愚かな人間(強者)に対する愚かな弱者(エイリアン)の構図は目新しいけど、結局のところ人間は敵がエイリアンであろうと同族の人間であろうと、牙をむかれれば牙をむくし、孤独がやってくれば人間であろうとエイリアンであろうと寄り添おうとする。ある意味、種族なんてものを越えたテーマが、アフリカの乾いた大地に乱雑に転がっているのである。
アフリカからこんなエキサイティングな映画が届くと、これからの映画の未来にワクワクしてくる。
社会派SFストーリー
とりあえずグロいというか痛々しいというか…。
私は大丈夫でしたが一緒に観に行った子が大丈夫か心配でした。
宇宙人が地球に住むという新しい発想でしたね。
個人的にはそうなった経緯が知りたかったり。
そして明らかに醜いのは宇宙人ではなく人間ですね。
宇宙人の容姿には愕然ですが、終盤では愛嬌がわいてきます。←
続編はないと思いますし、絶対作らないで欲しいです。
メカアクションに燃え
エイリアンの醜さより人の方が怖いでしょ
なるほどアカデミーノミネートな作品!
ここ最近のSF映画の中で斬新かつ傑作だと思いました♪
この無名の監督&役者でありながら、デビュー作と
思えない完成度!これをバックアップしたピーター・
ジャクソンもさすがです!!
好みとしては「アバター」より全然好きです♪
「アバター」がどうよこの美しいCG!って感じに
対して、こちらは地味目だけどドラマに自然に
溶け込んだこちらの見せ方の方が好きってのもある。
冒頭のフェイクドキュメンタリー風な演出に
「クローバーフィールド」的なおバカムービーを想像
してましたが、見事にいい方向に裏切られました。
とにかく、設定やCGがありえない作り物だとわかっていても
引き込まれるドラマのリアリティには大興奮!
南アフリカ/ヨハネスブルグという背景の設定が、
アパルトヘイトやスラム、武器商人の存在等、
そんなモチーフも話にリアリティを持たせており、
戦争の根本には人類のエゴと金儲け主義な
ブラックな皮肉も満載。
何と言ってもいいのが、この主人公ヴィカス
(シャールト・コプリー)とても主役タイプとは
言えない小人物ぶりなトコ。
特別正義感が強い訳でも、頼れそうな訳でもなく、
自分勝手な一面もあるごくごくありふれた普通な人が、
突如不幸な運命に見舞われ翻弄され、
その決してヒーローと呼べない振る舞いの妙なリアルさ、
そんな彼だからこそ決断するラスト奮闘ぶりに大感動でした。
そして、“エビ”と呼ばれるエイリアン側のもう一人の主役
クリス&その息子との友情!
まさかのハートフルな活躍と展開になろうとは!(笑)
醜いエビ姿も最後には愛しくなっちゃうくらい♪
描写がグロいことはグロいけどそこを批判する前に
現実に人がしている行い(特に日に何十人も死んでる
南アの現状とか)考えるとそっちの方がキツいよね。
宇宙人とのコンタクト
この作品は実に考えさせる映画です。
スティーブン・スピルバーグの未知との遭遇では、最終的に宇宙人と友好関係を結びました。
それに比べ第9地区は結局コンタクトをとれずに母船は大量の宇宙人を残したまま
帰って行きました。
宇宙人とコンタクトが取れない作品には宇宙戦争やインディペンデンスディがあります。
もしも現代社会で、宇宙人と遭遇してしまったらあなたや政府はどうするでしょうか。
※注;お食事前の鑑賞は,オススメ出来ない,スプラッターSFムービー?!
特に,甲殻類系は,ヤメといた方が,無難かと…
カフカの「変身」(だっけ?)あたりを想い浮かべてしまう人もいるんじゃないか?と思える,やるせない感覚もあり,
後半,そこそこ,ひと暴れする人型(?)乗用ロボットが,
まるで,「アバター」に出てくる"ソレ"や,日本製アニメにも,たくさん似たのが出てきそうなタイプで,現実でも,既に,その手の兵器が,開発・製造済みなんじゃないか?と疑いたくなってしまった〜
偏見かもしれんが,カメラにまで,(いくら,作りモンとは,分かっていても…)人肉スッ飛ばされると,陰謀説論者じゃないけど,被差別者に向けた,ある種のガス抜き効果を狙ったんじゃねぇ?
と思えてしまった.
でも,
…どうしょうもない状況に,なってしまっても,ロマンチックな感情(?)を失わない(そう,するしかない?)主人公に,救われたカンジ
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