劇場公開日 2009年3月20日

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ワルキューレのレビュー・感想・評価

全76件中、21~40件目を表示

4.0いつものトムとは違う史実の魅力

2022年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

『トップガン マーヴェリック』を観て以降、以前のトム・クルーズが主演映画を再度鑑賞することが多くなっている。それだけ、彼の作品はストーリーだけでなく、彼自身の演技にも魅了される。今回は、第二次世界大戦のドイツが舞台。史実に基ずく、あのヒットラー暗殺計画を題材にした、戦争サスペンス。

第二次世界大戦でヨーロッパを恐怖に陥れたナチス・ドイツ。しかし、猛威を振るっていたナチスも、次第に戦況が不利になり、ドイツ内の上層部でもヒットラーの独裁政権に、『否』を感じる者が現れる。そして、世界平和の為にもヒットラーの暗殺を企てる者も増える中、1944年7月20日に起こった暗殺事件を、本作では描いている。結果的に、暗殺は失敗に終わるが、9か月後にヒットラーを自決に追い込む引き金となった事件の主導者である、戦地で片目と片腕を失った将校・シュタウンフェルベルクをトム・クルーズが演じている。

ナチスドイツというと、ユダヤ人の大量虐殺、ヒットラーによる独裁政権と、歴史の負の遺産として認識している。しかし、その上層部には、ヒットラーに対して嫌悪を抱く者もおり、世界平和を祈る者も存在した事を知らしめる作品となった。しかし、そこは独裁者政権下。暗殺事件までの経緯として、いかに取り巻きを同志につけていくか?緊迫感のある緻密な作戦とは?など、手に汗握る臨場感が伝わってくる。

主演のトムだが、最近はどうしても、『MIシリーズ』や『トップガン』のように激しいアクションを期待してしまうが、本作では、最初に戦闘シーンもあるものの、そちらは抑え気味。むしろ、世界平和の為に、ヒットラー失脚への強い決意と作戦を束ねていく行動力のある、実在した人物としての演技に魅了され、共感した。

というのも、現在においても、ロシアのウクライナ侵攻の主導者でもあるプーチンとヒットラーが、重なって見えたから。最近のプーチンの映像をみると、ヒットラーに通じる狂気的な様相が見られる。NATOとしては、直接手を下すことは難しい以上、ロシア内部から、本作のような声を上げていくことが、プーチン降ろしと共に、全く不易なこの争いを集結することになるのかもしれない。

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bunmei21

3.0今だからこそ…

2022年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

「次のヒットラーは、ヒットラーを否定して現れる」というような予言めいた言葉があると聞いたことがあります。今、まさに「ナチから守る」という大義を掲げてウクライナに侵攻し、卍ならぬzマークの戦車が民間人を砲撃しています。平和のため、防衛のためといって戦争は始まるそうですが、本当に信じがたい残念極まりない状況です。この戦争を止めるには…!この作品は、第二次大戦中に実際にあったことらしいですが、もしかしたら、今も似たようなことが水面下では動いているのかもしれないと思わないではありません。映画は未遂で終わるわけですが、過去と現実が重なり、手に汗握りながら観賞しました。

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赤ヒゲ

3.5祖国への葛藤、

2021年9月23日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

深夜にあるようなテレビでの映画を録画したやつ。

祖国を思うからこその行動。
祖国のためにと、よかれと決断し思案し、悩み、そして命をかけて決行する。
それが失敗に終われば「反乱」、「反逆」と言われるこの時代。
もちろんその決断、行動には命をかけるわけで。

なにがどう正しいのか、紆余曲折あるこの時代。
それぞれが「祖国のために」と思うも、それからの進む道は指導者によって変わる。

それもいつの世もどの国でも当てはまることで。

そして、やはり、ドイツの話なのにみんな英語を話す、という違和感もあり。

('23.8.8再視聴)

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みけい

4.0最後のヒトラー暗殺計画

2021年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 トム・クルーズよりもケネス・プラナーやビル・ナイの静かで表情豊かな演技のほうが印象に残った。さすがに序盤のアフリカでの空爆シーンは迫力もあり、アクションならやっぱりトム・クルーズ。失った手首や指が痛々しい・・・

 全体的にはドイツ軍の中にも良心を持った軍人がいた!といったストーリーで、その計画も憎しみのためだけではなく、このまま独裁がすすめばドイツが崩壊してしまうことを恐れた故の信念に基づく計画だった。あれだけ至近距離にいるヒトラーに対して銃撃することもできたであろうが、爆破によって暗殺し、その上でSSがクーデターを起こすと仮定した。それを予備軍が抑え込んで軍を掌握するというもの。

 ヒトラーが愛したワーグナーの「ワルキューレの騎行」をモチーフに立てられたワルキューレ作戦。既存の鎮圧作戦を逆に利用してしまう大胆さ。ところどころに穴があったものの、シュタウフェンベルク大佐の暴発とも思える行為によってスリリングに描かれていた。

 まぁ、一種のクーデターなんだろうけど、ヨーロッパ各地で無血革命で成功していったところは胸が熱くなる。さらに将軍といった地位の軍人までもが保身を考えずに計画に突き進んでいった点にも感動できるはず。現代の日本の政治家なんて利権や保身ばかりだからなぁ・・・

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kossy

4.0【”彼”以外のドイツ人もいた・・” 国の行く末を憂い、行動を起こしたクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐及び他の勇士達の姿を描いた作品。】

2021年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

知的

ー 冒頭は、ドイツ軍将校たちが英語を話している事に違和感を覚えるが、脳内から違和感を払拭して鑑賞。
 そして、この映画で、ブライアン・シンガー監督や、製作総指揮のトム・クルーズが伝えたかったことが、途中から十分に伝わって来たから・・。ー

■印象的な事
 ・実話を基にした今作(改編部分はかなりあります。)、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を演じたトム・クルーズ始め、オルブリフト将軍を演じたビル・ナイ、トレスコワ将軍を演じたケネス・ブラナー達の、「ワルキューレ作戦」を決死の思いで、完遂しようとする姿。
  全員が、団結しているわけではなく、判断を躊躇うオルブリフト将軍の姿が、リアル感を増している。

 ・1944年7月10日 作戦決行前に妻や子を車で逃がすシュタウフェンベルク大佐の姿。一度は車が発車するが、直ぐに止まり、妻ニーナが駆け戻り、大佐にキスをする姿。
 - もう、会えないかもしれない・・。-

 ・一度の失敗を経て、”狼の巣”で、仕掛けた爆弾は爆発するが・・。

◆ヒトラー暗殺計画は40数件あったそうだが、この計画が最後になった。この計画実行後9カ月後に、ヒトラーは自害した。
 もっと、早くどれかの計画が成功していたら、世界はどのようになっていたのであろうか?

 エンドロールで流れた、”クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の妻は2006年まで生存していた事、処刑された憂国の士が、大戦後名誉回復のための碑が建立された事が、救いである。

<ナチスドイツの中枢部にも、”憂国の勇士は多数存在した”と言う事実を、後世に伝えた作品。緊迫感溢れる映像、役者の演技も見応えがあり、意義ある作品であると思う。
 尚、製作国には、ドイツも加わっている。>

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NOBU

4.5戦争映画として、リアルかつ高品質、芸術的ですらある‼️

2021年1月1日
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ヒトラー暗殺を題材にした映画は多いが、暗殺後の作戦まで詳細に描いた映画はこれだけ。
監督とトムはリアリティにこだわるので鬼気迫る雰囲気がやばい。
今回は吹き替えで見たので、英語じゃないから、むしろ、よりリアルに感じる。
成功不成功にかかわらず、不可能に挑戦する精神は、コロナ禍での生きる指針になる。
緊迫するシーンの数々は、何度もの鑑賞に堪える高品質。
トムだけでなく名優たちの演技に心の底から痺れること請け合い、だ‼️

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アサシン5

3.5ワルキューレ作戦について知らない人がみるとかなりハラハラでいいかも。

2020年5月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ワルキューレ作戦について知らない人がみるとかなりハラハラでいいかも。

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ピニョン

3.5悲しい結末すぎ

2019年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

もう少し救いがないもんかな。みんなバタバタと処刑されてしまってなんとも…トム・クルーズが演じることに違和感があるといった声も聞いたが、私にとっては問題ない。
とはいえ、ヒトラーに抗ったドイツ軍人の矜持を丹念に書いている点は素晴らしい。

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さすまー

2.5興ざめ

2019年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヒトラー暗殺計画をしているナチス幹部が、
英語で会話してたらバレちゃうよ。

トム氏じゃなくていい話。

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クリストフ

3.5いま日本でこれを観る意味

2019年8月6日
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鑑賞方法:VOD

2008年ブライアンシンガー監督作。
米国映画あるあるで、ナチスドイツ内部を描くのに全編英語で米国俳優が主演。(昔からそういうものなので気にしてはいけない)
実際にあったヒトラー暗殺計画を元にしており演出も上手くドキドキはした。だが、ヨーロッパ映画ならもっと深く念入りに描いたと思ってしまう物足りなさは感じたかな。史実として失敗に終わったこともわかっているし…。
隻眼のトムの軍服姿は決まっていたがそこを楽しむ映画ではなく。しかしこのテーマでトムクルーズ主演で作ろうと考え実行した志の高さは買います。

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散歩男

3.5まあまあ

2019年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

まあまあ面白かったです☆。

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hide1095

3.0違和感

2018年10月25日
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面白くないわけじゃないけど、どうしてこの役にトム・クルーズなのか?アメリカ人代表の様なこの人がドイツ人だと言われても違和感しか感じない。
トム クルーズが悪いわけでは無いけどやっぱり違う。

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おこげ

3.0Hitler is not dead. 終始渋い顔

2018年9月30日
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鑑賞方法:VOD
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アキ爺

4.0知らない歴史

2017年9月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

知的

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ke_yo

3.5実話に基づく作品であることがすべて。派手に脚色しすぎると事実から乖...

2016年7月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

実話に基づく作品であることがすべて。派手に脚色しすぎると事実から乖離してしまうため,どこか淡々とした雰囲気が作品全体を包んでいる。よってトム・クルーズの映画らしいスリルと派手なアクションは相当抑え込まれていると言える。ヒトラーを暗殺してまで実現しようとする「ドイツへの忠誠」をもっとドラマティックに描いていれば,より見応えある作品になったのではないか。素材は良いだけにもったいない。

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たろ☆

3.0もっと壮大かと思ってた

2016年6月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

トムクルーズだとやはり派手そうに思える
でも内容は実話ということもあり、そこまで派手ではなかった
ヒトラー暗殺というフレーズだけあって、期待しすぎてしまった
キャストが多く、みんな同じような服を着ているから途中誰が誰だかわからなくなった

ヒトラーに疑問を持つ者が、その時代にもいたことを題材にしたものを見れて良い機会となった
事実としては良いが、映画としては物足りない

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ファイヤー

3.0計画の裏にどんな思いがあったのか伝わってこない

2016年4月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 現代に生きる視聴者は、計画が失敗だったことは当然知っている。それならば、どのような人物たちがどのような思いで命懸けの計画を立てたのか、ここを深く描くべきだったのではないか。彼は何故軍人としての誓いを破り反乱を企てたのか、国家のためという信念はどこから生まれたのか。冒頭からそのようなものを飛ばして、いきなり暗殺と反乱を起こすことを決め込んでいる主人公の心の掘り下げがない。彼がどのような人物だったのかがこれではわからない。主人公以外にもどのような人物たちがこの計画の周りにいてどのような立場だったのかも把握しづらい。
 あるいはこの計画はどのように準備をされたのかを知らせてくれれば面白いのだろうが、全体の計画もいきなり始まっている。計画の全体像がどのようなもので、どのような組織や人物がどのように繋がりどのように計画が進むはずだったのか、分り辛いままに計画が終わってしまった。

 緊迫感のある演出は質が高かったが、それに人物たちの思いが乗っかっていない印象。国を裏切ってでも計画に関わった人物たちを掘り下げた作品にするか、あるいはどのような計画をつくってどう失敗するのかを追った作品にするのか。どちらでも良いのだが、どちらにもなっていない。

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Cape God

3.0知っておかなければいけない歴史のひとつ 結果がついてこなくても 悔...

2016年3月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

知っておかなければいけない歴史のひとつ
結果がついてこなくても 悔しい気持ちはものすごくあっても
その時 できることを信念にもとづき行った強い人達の話を知ることができてよかった

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ふるふる

5.0演出

2015年12月27日
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1944年のドイツで将校として暮らしてる自分に違和感なく入り込めたのってよく考えるとすごい。

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tuppo

3.0史実であるため、結末がわかってしまう オチはせつなく重厚な感がある...

2015年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

史実であるため、結末がわかってしまう
オチはせつなく重厚な感があるが、それまでがたんたんとしていて面白く感じない。
トムクルーズ、って感じの映画

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