マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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ドラゴンボールだ!!
ザック監督のヒーロー像
『ウォッチメン』でアメコミの意義の解体に挑んだザック監督(ほんとか?)、
そんなザックがなぜスーパーマン?という洒落臭い疑問なんか軽く吹っ飛ばす超弩級の戦闘シーンだった訳だが。
なんでザック監督はあんなにビルを壊すのか?燃やすのか?
映像的にたくさん壊した方が面白いよねっていう単純な理由もあると思うんだが、それだけじゃないと思う。
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この映画、途中からスーパーマンじゃなくてDr.マンハッタンになっちゃってる気がしたんだけど。
Dr.マンハッタンって、あれです。『ウォッチメン』に出てくるもの凄い超人。
超人なので人間的な狭い視野では物事考えない。宇宙規模で考えるので、「地球救えるんだったら多少の人間が犠牲になるのも致し方ない」って所にいきつく超人です。
カル=エルの闘いっぷりも正にそんな感じで。
ビル壊そうが燃やそうがそんな多少の犠牲より、ここで敵を倒しておかんと地球丸ごとやられちゃう訳で。
こまけぇこたぁいいんだよ!大局を考えろ的な闘い方で、超人的にはある意味正しい。負けたら大変だし。
人間的な尺度で不謹慎とか言ってもしょうがないです。
恐らくそれがザック監督の考える超人=スーパーマンな訳で、筋が通ってるちゃあ通ってる。
でもそれって、映像的にビルたくさん壊すと面白いからっていう理由より、数段怖い。
かつてのスーパーマンのキャッチフレーズって「真実、正義、そしてこれがアメリカのやり方だ」な訳だけど、
今回の新スーパーマンの闘い方が現代の正義だとすると、ちょっと怖い。それを正義として飲み込めって言われてもなあ。
何より怖いのは「平和のためなら多少の犠牲も止むなし」的な事例は、現実に多々起きているってことかなあ。「現実の方がよっぽど残酷」とザック監督は嘯いているようにも見え、彼の破壊シーンを褒める事も貶す事も私には出来ないんである。
ザック監督の映画みて国際問題語るのも、かなり恥ずかしいっちゃ恥ずかしいんだが、やっぱり怖いという感想になっちゃうなあ。
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今回のスーパーマンに限らずザック監督の描くヒーロー像は、いつもチョッと怖い。
それでも何故かザック作品は嫌いになれないので不思議だなあと思う。
(最初書いた感想を削除して再度書き直したくらいなので結局好きなんだと思う。)
思ったより超大作だた
がっかり
ManOfSteel-ダンヒルフレグランスのイメージモデルも務めたハリウッド期待のイケメン若手俳優『ヘンリー・カヴィル』、若すぎるという理由で生憎落選した007の新ボンド役では最も好きな俳優ダニエル・クレイグと最終まで争ったという。確かに彼はほんとにカッコよかった。
が・・・前半のヒューマニズム溢れたストーリーが中途からはあまりの脈絡のない粗雑さにただ落胆。「破壊シーンCGをこれでもかって見せたいだけじゃないの?」って思ってしまうしつこい!とまで思わせるシーンには早く終わって欲しいと思うほど。
恐らく続編含みだが、同じようなお粗末な脚本構成ならばもうご馳走様。主役のビジュアルといいラッセル・クロウ・ケビン・コスナー等骨太俳優の演技の卓越からすれば非常にもったいない。脚本家が全てぶち壊した感が強かった。
悪者をやっつけたはいいが、感謝よりも恨み節が聞こえそう
これまで何作と制作されてきたスーパーマンを完全リブート。「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン製作、「300 スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督の起用で期待されたスーパーマン誕生秘話。
さて中身だが、ザック・スナイダーがこれまで見せてきた独特の映像表現は封印、ひとつひとつを深くじっくり描きながらも全体のテンポが落ちないクリストファー・ノーランの色が濃い。
とくにクラーク・ケントと育ての親との情愛がしっかり描かれる。
異端の力に悩めるクラークだが、しつこく絡んでくる相手にはとんでもない千倍返しをしてみたり、ヘンリー・カビルが歴代のスーパーマンとは一味違う人間臭さを醸しだしている。
養父のケビン・コスナーと養母のダイアン・レインは、どちらもいぶし銀の渋さで作品を引き締める。
執拗にクリプトンの再興を狙うゾッド将軍の強さは半端でない。カル=エル(スーパーマン)とゾッドの戦いに、気の強い女性記者ロイスと、ゾッドの美貌の副官・ファオラを絡ませて、どのキャラクターも申し分ない。
単純に英雄を持ち上げた、陽気でアメリカンなヒーローものと切り口がこうも変わってしまうと、さすがにジョン・ウイリアムズが作ったテーマでは脳天気すぎる。全篇、ハンス・ジマーの書き下ろしスコアが鳴り響く。一部、同氏の「ローン・レンジャー」と被るところがあるが、新たなスーパーマンの雰囲気をよく捉えている。
ここまでは期待通り、いやそれ以上のデキなのだが、なぜあそこまでワケもなく街を壊す。あの壊しようは、壊し屋・マイケル・ベイも真っ青だ。スーパーマンがゾッドに投げ飛ばされるたびに、ビルの柱という柱を打ち砕き、高層ビルが倒壊していく。これでは、スーパーマンがゾッドを打ち負かしても心の底から喜べない。地球にとってクリプトン人そのものが迷惑な来訪者だ。
ビルを突き破るほどのダメージを繰り返し受けても立ち上がるスーパーマンが、路面に叩きつけられただけで突っ伏す矛盾もいただけない。
いただけないといえば、ラストで将軍が部下の女性兵士に「Captain」と呼びかけ、字幕もそのまま「キャプテン」となっていたが、あそこはきっちり階級の「大尉」と訳すべきだろう。
難癖はつけたが十分に楽しめる映画であることに変わりはない。あの「ダークナイト」シリーズも飛躍したのは2作目だ。次作に大いに期待したい。でも、あんな不死身のスーパーマンにバットマンがしゃしゃり出て、いったい何をさせてもらえるのかな?
演出にはかなり気合を入れていますね。
元々スーパーマンとは、クリプトン星出身のクラーク・ケント(カルエル)が地球に避難し地球で活躍するお話ですが、今作ではクリプトン人のSFバトルにかなり特化した演出となっています。
おかげで主人公のクラークケントの存在がストーリーが進むにつれ若干薄くなっていく気がします。最初はクラークに視点を置いて、彼の苦悩を描いていますがね。
この作品の演出を楽しむには3Dで観た方がいいかもね。
クリストファーノーランも制作に携わっている。彼が放つの凝った演出が観られる。
この映画、以外と酷評を受けていることにびっくり。
世間て厳しいのね。少なくとも制作者のやりたいことや熱意は感じられますが。
ブルーレイは予約しました。届くのが楽しみですね。
主役をそのままストレートに表現したかった?
プロデューサーが、バットマンのノーランです、これは外せんと思い観に行きました。
なんと、内容はドラゴンボールの実写版でしょうか。
悟空対べジータでしょうか、丁度息子と観ていた場面を思い出します。
うーむ何を基準としてこの内容のしたのか・・・・
スーパーマンは、やはりさんさんと輝く日の光の下で堂々と戦う戦士。
だからでしょう、あくまで明るく、将来に希望を持たせます。
育った環境が・・・いやいや育ての親が素晴らしい。
身を呈して息子に教えます。
「正義に使おうが、悪に使おうがお前が決めろ。」
「使わない勇気を持て。」
「人間は弱い、だから・・・・」
あの力を目の前にして、なかなか言えません。
俗物である私なんか、自分の利益の為に息子の力を使おうとするでしょう。
徹頭徹尾独立した心根を持ったこの父親像が本作品の主眼ではないでしょうか。
でも・・・ふらふらした心根を持つ私には、ダメです。
もっと悩み、爆発し、悔恨を見せる、スーパーマンにして欲しかった。
ダメですね、私のような正義と悪の境界線をどちらに行くでも無く、ふらふらしているおっさんは・・・元気な男の子を持つ家族向けとして良いでしょう。
まさに超絶
予想以上の超絶アクションの連続に興奮しました。
本編全体に占めるアクションの割合もそうだし、そのひとつひとつもまさにド迫力。
クリストファー・ノーラン製作で、メインスタッフでも重なるところが多いですが、ノーラン版「バットマン」シリーズはもっとシリアスなドラマ寄りで、こちらもシリアスではありますが、ザック・スナイダー監督お得意のCGをバリバリ駆使したアクション全開。ちゃんと監督の持ち味が出ているなあと思いました。バットマンは中の人があくまでふつうの人間であるのに対して、スーパーマンは文字通りの超人だから、そうしたキャラクターの違いもあるでしょうし。
それにしても、次回作ではバットマンと共演もあるようですし、いずれジャスティスリーグも実現するかもしれませんが、スーパーマン次元違いすぎませんかね(笑)
IMAXの3Dで見ましたが、これはもうIMAXで見ないともったいない。
元祖ヒーローの知られざる姿を知って、我々はまたこのヒーローに魅了される
バットマン、スパイダーマンに続いて、元祖ヒーロー、スーパーマンも再起動。
監督にザック・スナイダー、プロデュースにクリストファー・ノーラン。
期待するなと言うのが無理な相談なほどの、ワクワクするようなコラボ。
スーパーマンと言うと、正義感溢れるライトなイメージ。
勿論今回も正義感溢れるが、それ以外は一新。
新スーパーマンは多くの重たいものを抱え込んでいる。
自分自身の存在意義。
超人的な力を持ったが故の孤独。
そして知った自分の正体。
この力は何の為にあるのか。
迫り来る敵…同胞との戦い。
ただの理想像ではない、悩み多き姿を知って、我々はまた、このヒーローに魅了される。
だからこそ、あのスーツに身をまとって登場した時、胸躍ってしまうのだ。
ヘンリー・カヴィルは端正なルックスとスーツがはちきれそうな筋肉が見事。飛行中の笑顔はちょっと怖いが(笑)
ヒーロー映画のあるあるに習い、周りをベテランや実力派が固める。
何と言っても、ラッセル・クロウとケヴィン・コスナー、二人の父親がいい味を出す。
ゾッド将軍=マイケル・シャノンも、単なる極悪非道ではない敵役で印象を残す。
他にも、ダイアン・レインにローレンス・フィッシュバーン…豪華なキャストは贅沢。
ロイス役=エイミー・アダムスはヒーロー映画らしかぬ年上ヒロインで賛否分かれる所。魅力的な女優ではあるが。
ストーリーもキャストもイイが、やっぱり、大迫力の映像と凄まじいまでのアクションに圧倒される。
既に多くの方々が、アクションの凄まじさを『ドラゴンボール』に例えているが、全く異論ナシ。夢にまで見た『DB』の実写バトルを本当に叶えてくれた。
迷惑この上ない、街破壊しまくりの超絶バトルは、ここまでやるか!…と、ツッコミたくなるくらいだが、それ以上に、天晴れ大喝采!
もう一つ、本作の魅力を高めているのが、ハンス・ジマーの音楽。
予告編でも印象的に使われていた、ジョン・ウィリアムスとは違うアプローチのテーマ曲はかっこいい。
バットマンと共演する続編も楽しみだ。
今年の夏は見応え充分のハリウッド大作が次々に公開された。
『パシフィック・リム』は童心を思い出させてくれ、『スター・トレック〜』は素晴らしいまでのエンタメ性に感動し、トリを飾った本作の大迫力に大興奮。
いずれも『風立ちぬ』に押され気味だったが、大満足の夏だった。
映画玄人から素人まで安心して薦めれる
3D吹き替えで鑑賞。
スーパーマンの出生から、人類にヒーローとして認知されるまでを不足なく描き切った傑作。
クリプトン星で何があったか。
どのようにして自分の出生の秘密を知ったのか。
どんな力があるのか。
そして今、何がおきているのか。
非常にわかりやすく、それでいて時間を感じさせずに丁寧に描かれている。
序盤こそ、「過去 → 現代 → 少年時代の回想 → 現代 → 少年時代 → 現代」と時系列がとっちらかるところがあるものの、背景が明らかになって事件が動き出してからは一気に話が転がっていくジェットコースターアクション。
平常時でもゆらゆら揺れるカメラワークは苦手な人は3D酔いするかもしれないけど、アクションシーンではこのカメラワークが躍動感と質感を生み出している。
ちょっと殴っただけで猛スピードで吹き飛ばされてくのに、軽く感じない。
敵が高速移動しつつ地球の兵士を順番に倒していくシーンは、格闘ゲームのコンボムービーを見ているようだ。
また、養父ジョナサン、ハーディ大佐、そして敵役ゾッド将軍といったオッサンたちが、彼らの考える正しいことを為すための生き様も見どころ。
両手を前につき出す、片手を腰に引き付けて片腕をやや曲げて前に突き出すというスーパーマン定番のポーズを見ると、自然と腕に力が入るようになる名作。
これこそハリウッド版DB!
とりあえず映画館を出たあとの友人との感想第一声は、ドラゴンボールだったな!笑
ハリウッドもやっとドラゴンボールを本気で作ってくれたかと。
ドラゴンボールの名を借りたパチもの映画はあったけどこれこそ本物と認めたいぐらい笑
悟空は出ませんが。
バトルシーンは今まで観た中で1番すごかったんじゃないだろうか?
マトリックスやトランスフォーマー、アメコミ系等、色々観たけどそれ含めて1番だと個人的に。
ただ、スーパーマンらしさは少し薄れているかもしれない。それはもとあるスーパーマンという絶対的過去の存在作があることから、新しいスーパーマンを受け入れ難いところもあると思うし、冒頭はなんの映画?と思うかもしれない。
でもそれはバットマンにも言えたことだと思う。今回このマンオブスティールが新しいスーパーマンをスタートさせたと思う。ビギンズのときも同じように言われていたと思うけど、ダークナイトで一気に覚醒したから尚更。
だから次回作には期待したいね。
なんといっても次回作は製作決定して、かつ、あの暗黒騎士も出ちゃうなら期待するでしょ!
あと、ラッセルクロウのいぶし銀ぶり、ケビンコスナーの良い初老っぷりも観れたのが個人的に最高でした!
マイナス一点は、地球を守るべきあなたがあの闘い方はどうなんでしょうか?^_^;
いやあれがあったからこそ、ものすんごいバトルシーンが観られたわけだけど、もうちょっと考えて闘ってやらないとやばい笑
顔は歴代に比べ地味なスーパーマン
まず題名が、『スーパーマン』じゃなくて、『マン・オブ・スティール』だ。
和訳すると、『鋼鉄の男』。
『鉄の女』サッチャーに対抗しているのかと思った。
ただし、『鉄の女』を英訳すると、『スティール・ウーマン』ではなく、『アイロン・レディ』だが。
内容につては、たぶん、『バットマン』シリーズの『ダークナイト・ライジング』に対抗しているんだろう。
映画予告がなんとなく似ていた。
黒いマスクをしているか、宇宙人の違いはあるが、コスプレイヤーに変わりはない。
芸術作品にしたくて、題名を難しくしている所が気に喰わない。
別に、スーパーマンの体って、鋼鉄じゃないけど。
とにかく、特撮シーンとか楽しめたから、4★。
育ての父親役が、ケビン・コスナーというのも渋かった。
微妙
いいんだけど
スカッとしない後味。
ケントの両親は御大で、渋みのある演技で主人以上に良すぎて、何か違和感を感じてしまう。
アクションシーンもビル壊しまくりなのも、無理やりビルを壊してる感じ。
(宇宙まで飛んで行けるのに)
対決の最後は首をひねるだけで終わるのか、と激闘の幕切れにはあっけない感じ。目から出る光線は結局どうなったのか。
(光線で家族が死んだから、スーパーマンはとんでもない力が出て決着したの?)
と、全体的にはいい流れなんだけど、所々で違和感を感じました。
リアリティなのかエンターテイメントなのか、どっちつかずで、どちらかに特化したほうが良かったかも
IMAX 3Dで見ましたが、そこまで3D感は感じられませんでした。
あきれてモノが言えないほどのぶっ壊しでお腹一杯です
「新スーパーマン」ではなく、新たな感動のスーパーヒーロー映画だ!
オリジナルと設定まで違う?!
(J・J・エイブラムスの「スタートレック」とは対象的)
最初からロイス・レインには正体がバレていたり、
出頭していきなり手錠をかけられてしまったり、
これまでのスーパーマンの前日譚になっていない...。
(話が繋がらない!)
ただ、
オリジナルの設定に捕らわれずに作ったストーリーは良く出来ていて
感動もの!!
クラーク・ケントのルックスはあまり趣味に合わないが、
ロイス・レイン(エイミー・アダムス)は可愛らしく、
ファオラ=ウル(アンチュ・トラウェ)はクールな魅力で、
その他のベテラン俳優陣にも支えられ、
これまでのスーパーマンとはまったく違う
スケールの大きなヒューマンドラマに仕上がっている。
また、
速すぎて目で追えない超スピードの大迫力のアクションは、
しつこい程に続く「肉弾戦!!」
他の人のコメントで「ドラゴンボールみたい」との表現があったが、
周りの建物を壊し続ける戦いは、まさしくそんな感じだ。
あと、
カメラを揺らす演出だけではなく、ズームイン/アウトにも癖があり、
ドキュメンタリーかニュース映像の様だと思っていたら、
「手持ちカメラ撮影で、生々しいドキュメンタリー・タッチの映像」と
あり、意図的な映像演出だったらしい。
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