「物足りない」マン・オブ・スティール Kchanさんの映画レビュー(感想・評価)
物足りない
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画面からほどばしる臨場感。今年の作品の中ではトップクラスであろう。
しかし、私はこの主人公にあまり魅力を感じることは出来なかった。
使命だからってなぜ人類を助けるの?そこに自分の意思は無いのか?と主人公に問いかけた。
使命を探すのが僕の生きがいという感じだったが、いざ見つけたとき、はいそうですかと安々と引き受ける主人公が分からなかったのだ。感情は普通の人間と変わりない。これから救世主ですと言われたら普通は戸惑う。スーパーマンが振るう拳がちょっと安っぽく感じてしまったのだ。映像の威力だけではなく、鉄拳振りかざすヒーローの覚悟やら口上が欲しかった。たとえいかしたスーツを着ても私の中ではまだヒーローになる前のケントンだった。
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