「映画玄人から素人まで安心して薦めれる」マン・オブ・スティール くりあさんの映画レビュー(感想・評価)
映画玄人から素人まで安心して薦めれる
3D吹き替えで鑑賞。
スーパーマンの出生から、人類にヒーローとして認知されるまでを不足なく描き切った傑作。
クリプトン星で何があったか。
どのようにして自分の出生の秘密を知ったのか。
どんな力があるのか。
そして今、何がおきているのか。
非常にわかりやすく、それでいて時間を感じさせずに丁寧に描かれている。
序盤こそ、「過去 → 現代 → 少年時代の回想 → 現代 → 少年時代 → 現代」と時系列がとっちらかるところがあるものの、背景が明らかになって事件が動き出してからは一気に話が転がっていくジェットコースターアクション。
平常時でもゆらゆら揺れるカメラワークは苦手な人は3D酔いするかもしれないけど、アクションシーンではこのカメラワークが躍動感と質感を生み出している。
ちょっと殴っただけで猛スピードで吹き飛ばされてくのに、軽く感じない。
敵が高速移動しつつ地球の兵士を順番に倒していくシーンは、格闘ゲームのコンボムービーを見ているようだ。
また、養父ジョナサン、ハーディ大佐、そして敵役ゾッド将軍といったオッサンたちが、彼らの考える正しいことを為すための生き様も見どころ。
両手を前につき出す、片手を腰に引き付けて片腕をやや曲げて前に突き出すというスーパーマン定番のポーズを見ると、自然と腕に力が入るようになる名作。
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