「大人なスーパーマン」マン・オブ・スティール MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
大人なスーパーマン
DCユニバース第1作目だが、まぁ良いスタートを切ったのではないかと思う。
重厚なストーリーだが、これはマーベルのMCUへ対抗するためなのだろうか。 「大人なスーパーマン」というタイトルのレビューにしたが、はっきり言って暗すぎる。大人向けなのかもしれないが、スーパーマンは大人から子どもまで楽しめるということがスタンスになっているのではないのか。マーベルはエンターテイメント、DCはシリアス、という路線になっているように感じる。
スーパーマンことカル=エルの故郷、クリプトン星の両親や、地球での育ての両親の出来事など、これだけ詰め込んでいれば本編も長くなるに決まっている。劇場ではトイレを我慢するのにどれだけの労力を使ったことか。前半で丁寧に戦いに身を投じるまでの成長を描き、後半は想像以上の戦闘の数々。正義の味方は間違いないが、ビルを崩し街を壊滅させ…なんてやられたら正直迷惑でしかない。また、本作はザック・スナイダー監督だが、彼の監督作品はCGが大して凄くないと思うのだが、これは私だけだろうか。この様に不満な箇所もあったが本作のスケールと世界観に圧倒され、興奮しっぱなしだったのは間違いない。ビジュアルも渋くてよく映えている。こんな重いノリならばスーパーマンではない気がしたが、この世界観はアリだと思っている。
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