劇場公開日 2010年1月29日

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「ユニークな感動作」ラブリーボーン ちゅうみぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ユニークな感動作

2010年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

寝られる

残念ながら、現実に、たくさん起こっている、こういう重た過ぎる内容を、ファンタジーにしてしまうことに、違和感を感じるという方も、きっといらっしゃると思います。

殺害された少女の無念さや、残された家族の喪失感。
充分に伝わって、余りあるものでした。

また、殺人犯の末路の描き方が、あまりに間接的で、納得できないという方も、たぶん多いのだろうと思います。

「死後」という、人それぞれに全く違う考え方をする題材が、初めにありきで、テーマになっていることもあり、宗教的orアメリカ的etc.で、単純に済ませることも・・・

が、愛する家族を見守り続け、殺人犯に対する復讐の気持ちが、いつか癒えることを願い、祈るようになる14歳の少女。

純粋な、少女の成長の物語を、強く感じることが出来るという意外な作品でした。

観終えた時、この作品は、誰かを慰めるために書き下ろされたのかもしれないと感じたのですが、この作品を観ることで、道標にする人って、きっといるような気もしました。

ちゅうみぃ