テラビシアにかける橋のレビュー・感想・評価
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予想を裏切るおもしろさでした。アナソフィア・ロブちゃんが可愛かった。
よかった。びっくりした。いい意味で予想がすべて裏切られた。
公開当時はせこいファンタジーみたいなイメージがあり、基本的にファンタジーはきらいなので見なかった。
映画の出だしの印象では、いじめられっ子が別世界に迷い込んで、冒険する話なんだろうと思って見ていましたが違っていた。
レスリーが転校してきて、一緒に遊びだすあたりでは、単なる友人にしては異様にかわいいので、初恋ストーリーか?と思ったけど、これも違っていた。
子供の描写がすごくうまいので、やっぱり友情話かな?と思ったら、これも違っていた。
そのうちに衝撃の(でもないけど)ラストをむかえた。
ファンタジー的な映像は入っているんだけど内容はすごくリアル、その割にラストは夢いっぱい、希望いっぱいのハッピーエンド風にまとめてある。
こんな映画見たことありません。
すばらしいです。
レスリー役のアナソフィア・ロブちゃんが、かわいかった。
いろんな映画に出演して頑張ってもらいたいです。
無敵に見えた世界
クラスの中でいじめられても、自分が宙に浮いたような存在でも
手にした、瑞々しい感性で、いつでも自分達の基地を作れる。
初めてできた友達は作家の娘だった。
彼女の大きな創作力で
僕たちは誰も知らないワンダーランドへ足を踏みいれる。
二人だけの世界はどこまでも、永遠で無敵だと思っていた・・・
・自分が幼かった頃にタイムスリップした感じがした。
子猫を秘密の場所に隠したり。
憂さ晴らしに、バイクを運転するつもりで全速力で自転車を走らせたり。
自分は何でもできるような気がしていた。
あの頃の感受性に限りが有るからこそ、大人になった今思い出は輝く。
とてつもなく大切な存在を失うことがあるのを知り。
それでも一歩ずつ前に、進まなくてはいけないと知る。
一歩ずつ前に・・・
感動
母が選んで、meゎ最初、「絶対面白くないよ、この映画」と思って観ました。ところがどっこぃ。泣けるでゎないか;;;良い作品で、感動だった。内容も、鮮明に残ってる。こんな感動作に出会えて、meゎ幸せ者だなぁ...監督に感謝とお詫びだね。。
懐かしき記憶が蘇った日
ずっと見たいと思っていてようやく見れました。
私も小さい頃、学校の裏山や祖父母の家の裏山で木の枝を武器にし、草木や岩を敵と見たて、秘密基地を作って遊んでいたものの一人です。
大人になって失いかけていた懐かしい日々の記憶が蘇りました。
映画はファンタジー要素もありましたが、現実問題に向き合い、成長することをテーマとして掲げているので、誰が見ても楽しめると思います。
あのいじめっ子もまだ成長途中なので、テラビシアに呼んであげたいですね。
レスリーは最後に橋を渡ったら登場するかと思いましたが、出てきませんでしたね。ちょっと拍子抜けしましたが、それがこの映画を一層高めてます。
「心を開き、見えぬものを見る」というのは監督から観客へのメッセージでもあったんですね。
私達の心の中には、確かにラストシーンに笑顔のレスリーがいたはずです。
子供時代を思い出させられ、そしてホロリ・・・。
7歳の息子と二人で見に行きました。この映画、いいです。不覚にも泣いてしまいました。小さいころ、よく秘密基地って作りましたよね。主人公が結構、自分にかぶってしまいました。Open your mind widely!っすよ。やっぱり。子供のころは、頭の中で何でもできたのに大人になるにつれて、どんどんつまらない人間になってきてしまったことを痛感させられました。バカの壁の養老先生もおっしゃっているように、いつまでも自分の世界観が変わることを楽しまないと・・・。
息子はちっとも泣きませんでしたが、面白かったと言っていました・・・。おすすめです!
グっときます
最近のファンタジー系の作品は凄いCGでお金をかけ壮大なストーリーが定番ですが、この作品は小さなストーリーを凄く上手くまとめて仕上げていて好感もてます。
勿論、壮大なストーリーファンタジーも素晴らしいですが、CGをあまり出さなくてもストーリーが良ければ良いファンタジー映画になるんですね。
レスリー役の女の子に癒され主人公の男の子に泣かされます。
心の成長を上手く描き1つ1つのセリフも無駄にしなかったこの小粒のファンタジー映画に拍手し涙を流しましょう。
最後に昔流行った映画語録から「ハンカチの用意を」
また、あのころに戻りたい
もう心が汚れてしまった自分でも、純粋な心に戻れた。
友達のいなかった2人が友達となり、自分たちだけの想像の国を作っていく。
今まで友達がいなかった2人が友達となるのは、よくありきたりなパターンだが、内容の美しさに感動する。特に、シーンは涙が止まらなかった。
アナソフィアかわぃぃ
小学生のころは近くに雑木林のある所に住んでたから。
よ~く友達と林の中探検したんだよね。
落ちてる木の枝とか拾っては武器にしてさぁ。弓矢作ったこともあったかなぁ。
いもしない敵を倒しながら進むのよ。
そんで自分達だけの秘密基地を作ってさぁ。
少年時代の良き思い出だよなぁ~~~。
主人公、小学五年生の少年もさ、そんな探検ごっこ、秘密基地作りをするんだけど。
そのパートナーがだよ、同じクラスに転校してきた、しかも隣の家に引っ越してきた、金髪の超かわい娘ちゃん!!
帰りのスクールバスを降りるなり二人で駆け足で秘密の場所へと駆けていくの。
2人だけの秘密の場所、2人だけの秘密の国「テラビシア」へと。
ちょ、おま、どんだけ幸せもんwwwwwwwwwwwwwwwwww
この2人の素敵なとこはね、ただ幻想の国「テラビシア」で現実逃避をするんじゃなくて、「テラビシア」での経験をバネにして現実の困難をも乗り越えていくとこなんだ。
素敵でかわいらしい2人です、このまま2人、仲良く成長していってもらいたい!!
のに、おお神よ!!!むしろこの映画の製作者達よ!!!
てめぇーらこの2人になんてことシテクレルンジャァーーーーーーー!!
ヒ・・・ヒドイ・・・・あんまりだ・・・こんな現実・・・あんまりだ・・・。
納得のいかない事態が突然2人に襲い掛かります。
確かにその事態を受けての主人公のセリフや行動、また周りの大人や友達の見せる態度には涙腺崩壊だよ!!泣く!!
安易な泣き狙いの演出をしたわけじゃないってことは、それ観ればわかる!!
それでも、それでも・・・納得しちゃ負けな気がスルし、したくない。
イヤだ・・・、そんな映画。
こころがいかに錆びついているのか思い知らせる作品です
一応ファンタジー映画なのですが、それを目打てに行った人はガッカリするかもしれません。現実の世界と空想の世界が混在していて、あくまで現実の世界が主体の話しだからです。
主人公の少年ジェスは、学校ではいじめられっ子であり、家庭では心を閉ざしてしまい、父親ともうまくコミュニケーションが取れません。どこかの古い王国の勇者の物語でなく、至ってどこでもいそうな普通の少年が主人公です。
昔いじめられたり、悲しい子供時代を過ごしたことがある人なら、凄く感情移入できるでしょう。
孤独なジェスに救いとなるのが、転校してきたレスリーでした。並外れた空想力を生み出すクールで大きい目がとても印象的で、しかも男の子と競争しても勝てる俊足ぶり。心を閉ざしたジェスでも、チャーミングなレスリーに惹かれていったのです。
2人はだんだん意気投合して森の中に2人だけの秘密基地を作ります。そしてレスリーの空想はだんだん膨らんで、その場所は、心の中で念ずれば全てが現実となる「テラビシア」という王国となったのです。
王国建国後は、レスリーのイメージが進むほど、空想が現実に取って代わることがけ多くなり、モンスターの襲撃シーンが増えてファンタージー映画っぽくなりました。ただ、どんなに頑張っても、それがレスリーの空想であることが解っているとどうしてもシラけるのですね。その辺が大人になることの悲しさで、純粋に空想を楽しめきれず、本筋の現実社会での二人の視点で、見てしまいます。その辺の感性が、この作品の評価の分かれ目でしょうね。
二人の学校生活は、相変わらず問題続きでした。でも二人にとって「テラビシア」とは空想の世界に逃げ込むところでなく、心の奥深くを見つめることで心の力を解き放ち、無限となって、現実世界へ生きる活力を還元していくところのように見えました。
皆さんにも、どこかホッとなれる場所や童心に戻れるスポットがあるはずです。「テラビシア」とはそんな場所なんですね。(じゃあ、キャバクラが「テラビシア」だって(@_@)、ハハハッ~)
この作品は皆さんの感性、心の力を問うています。
心の力は、現実にあり皆さんの運命を左右する大きな力を持っています。けれども大人になる中で、現実に敗北させられて、誰も心の力なんぞ信じなくなっています。
ラストの素晴らしいイマジネーションに触れるとき、こんなことまでイメージできるなんて素敵だと思いませんでしたか?いかに心が現実にあって酸化して、錆びついているのか思い知らせることでしょう。
「テラビシア」は皆さんのこころの中にあります。レスナーと一緒に「テラビシア」をイメージできたら、それは皆さんの現実の逆境を跳ね返す心の力となります。
そして子供が見れば、いじめに会ってもこうすれば元気で頑張れるきっかけになることでしょう。でしょう。
●ここから相当にネタバレ編
「テラビシア」と現実世界の間には小川が流れていました。二人はこの間をロープで渡っていたのです。
段々、小川の水かさが増した頃、一人で渡っていたレスナーは死んでしまいます。悲しみに暮れるジェス。思わず妹に八つ当たりしてしまいます。
このときのジェスの父親の言葉が印象的でした。
「彼女に何かを貰ったろう・・それを大事にしまっておけ・・そうすれば彼女は生き続ける」
大切な人との別離。それは一時の絶望に陥ります。もう二度と会えません。けれども、何かのきっかけで、心の力を呼び起こせば「永遠」を思い出せるものではないかと思います。ジェスもそれを見つけて、行動を起こします。
「この橋を渡れば、またきみに会える」というコピーは、ある意味この作品の全てを語っています。
ジェスの作った橋は、単に妹との仲直りの為だけでなく、この現実の岸と彼岸の永遠の世界を繋ぐ架け橋であったのです。
きっとジェスは「テラビシア」に来るたび、レスナーと出会い、心の力を取り戻して、素晴らしい絵を描く、画家に育っていくことでしょう。
子供から大人まで、創造力を取り戻せ。
成人した4人の子供のいるすれっかからしの50歳の大人でも、胸が熱くなった。家族、学校に何となく疎外感を抱きながら暮らしていた少年の前に、ある日、自由で、明るく、くじけない少女が現れる。お互いの感性にひかれ友人になり、裏山に空想の国を創り、創造の世界で思い切り羽を伸ばす二人。このあたりは、野山で遊んだ記憶もよみがえり、子供心もうずき、爽快だ。しかし悲劇が訪れる。自責の念に閉じこもる彼を救ったのは、家族・父であった。現実を受け入れ、自分の意志を大事に生きていく決心をした少年に昔の姿はなかった。子供から大人まで、できるなら一緒に見て欲しい作品だ。
情緒的しょぼさ。いい映画よ。
映画史に残るしょぼいファンタジー。良い意味でね。そのしょぼさがなんともいえないのだ。いや、良い意味でね。
まず主人公。額に雷の形の傷跡があったりどこかの王国の王位継承者だった、なんてことはない。クラスに一人はいた昼休みは教室で本を読んで過ごすようなやつ。(リアル福満しげゆき)ちなみにこいつのおやじはターミネーターだ。女の子の方は平凡なキーラ・ナイトレイ激似の中二病患者。だって壊れた車を見ていきなり「これは…ダークシーカーにやられたのね…」なんて言いだす。こっちが恥ずかしくなる。しょぼい。
ファンタジーっていうものは現実世界と幻想世界をつなぐ存在というものがある。ハリポタなら汽車だし、パンズ・ラビリンスだと秘められた井戸だった。
でもここでは一本のロープなのだ。ロープで川の向こう岸に渡ったらはい、ファンタジー世界よ。というお手軽さ。しょぼい。
冒険の目的も「○○を倒せ!」とかいうんじゃない。「無くなった親父の鍵を探せ!」という感じ。(しかも無くしたのは主人公。)しょぼい。でもこの映画のえらいところはそれでファンタジーを描いているところ。
でもね、泣けちゃうんです。こんな内容ですけど。クライマックスになるにつれてあ、あぁ、ってなっちゃう。ネタバレしないから上手く伝えられないけど「いたるところにいるんだなぁ」とかタイトルの意味とか考えちゃう。
身近に感じる主人公だからこそ感情が入ってしまう、しょぼくも素晴らしくもある作品でした。
いくら先生が美人だからって一人で美術館行ったらダメよ。
美人女教師とカイル・クーパーによるタイトルバック映像が見どころ。さすがにカイルはいいセンスだ。
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