テラビシアにかける橋のレビュー・感想・評価
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現実的な作品
気恥かしさと切なさ
予想を裏切るおもしろさでした。アナソフィア・ロブちゃんが可愛かった。
よかった。びっくりした。いい意味で予想がすべて裏切られた。
公開当時はせこいファンタジーみたいなイメージがあり、基本的にファンタジーはきらいなので見なかった。
映画の出だしの印象では、いじめられっ子が別世界に迷い込んで、冒険する話なんだろうと思って見ていましたが違っていた。
レスリーが転校してきて、一緒に遊びだすあたりでは、単なる友人にしては異様にかわいいので、初恋ストーリーか?と思ったけど、これも違っていた。
子供の描写がすごくうまいので、やっぱり友情話かな?と思ったら、これも違っていた。
そのうちに衝撃の(でもないけど)ラストをむかえた。
ファンタジー的な映像は入っているんだけど内容はすごくリアル、その割にラストは夢いっぱい、希望いっぱいのハッピーエンド風にまとめてある。
こんな映画見たことありません。
すばらしいです。
レスリー役のアナソフィア・ロブちゃんが、かわいかった。
いろんな映画に出演して頑張ってもらいたいです。
橋の向こうの世界だけが残る
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
あの川を渡ると異次元。学校でも家でもいやなことが多い現実と、無限に羽ばたける二人だけの秘密の場所がある。現実と想像の間を行き来する子供ならではの能力と、そこから対比する現実世界へ対応していく子供の成長とが観られる。
でもなんかあっという間に物事が動いちゃって、それが起きた後も少年とその場所だけが描かれていてあっさりとしてしまっていて、それほど感傷に浸ることもなく終わってしまった。これだとレスリーと彼女と過ごした時間ありきの世界ではなくて、レスリー抜きでもただ異次元の世界だけが残ればよくてそれがとにかく大事なことに思えてしまう。
無敵に見えた世界
クラスの中でいじめられても、自分が宙に浮いたような存在でも
手にした、瑞々しい感性で、いつでも自分達の基地を作れる。
初めてできた友達は作家の娘だった。
彼女の大きな創作力で
僕たちは誰も知らないワンダーランドへ足を踏みいれる。
二人だけの世界はどこまでも、永遠で無敵だと思っていた・・・
・自分が幼かった頃にタイムスリップした感じがした。
子猫を秘密の場所に隠したり。
憂さ晴らしに、バイクを運転するつもりで全速力で自転車を走らせたり。
自分は何でもできるような気がしていた。
あの頃の感受性に限りが有るからこそ、大人になった今思い出は輝く。
とてつもなく大切な存在を失うことがあるのを知り。
それでも一歩ずつ前に、進まなくてはいけないと知る。
一歩ずつ前に・・・
悲しすぎる
アメリカではスタンダードらしい児童文学の映画化。
主演のジョシュ・ハッチャーソンとアナソフィア・ロブの魅力が抜群にいい。
ファンタジーではなく、等身大の小学生生活を描いた、現実的な物語。
悲しすぎる結末、しかし人間として避ける事のできない事を表現したのであれば仕方ないが、映画なんだからラストで生き返らせて欲しかったと本気で泣いた(笑)
感動
置き忘れてきた物が、川の向こうにある☆彡
「死」で涙を誘うのは嫌いな私ですが、
今作は、甘んじて受け入れさせていただきました。
登場人物、風景、道具、
その、どれもに意味があるように感じました。
「所詮は子供たちの絵空事さ」と
大人達は流してしまうかもしれない。
でも、子供の頃を思い出して欲しい。
自分たちだけの居場所を捜し求め、
大人から見ればアリキタリな場所に、
秘密基地と称したほったて小屋を作っていた
あの頃を。そして、毎日のように通っていた
あの頃を。
ラストシーン
川に橋がかけられる。
「最初から橋を作れば事故は防げたのに」
大人なら、そう言うだろう。
それは違う。
ロープで川を飛びわたることに意味があるのだ。
秘密の場所に、簡単に入れてはいけない。
なにか、困難がないと夢の国には入れないのだ。
昔の懐かしい頃に戻れる、
タイムマシーンに乗って過去に戻ったような、2時間でした。
思い出せば、思い出すほど、いい映画ですね。
まだ、余韻が残っています(笑顔)
懐かしき記憶が蘇った日
ずっと見たいと思っていてようやく見れました。
私も小さい頃、学校の裏山や祖父母の家の裏山で木の枝を武器にし、草木や岩を敵と見たて、秘密基地を作って遊んでいたものの一人です。
大人になって失いかけていた懐かしい日々の記憶が蘇りました。
映画はファンタジー要素もありましたが、現実問題に向き合い、成長することをテーマとして掲げているので、誰が見ても楽しめると思います。
あのいじめっ子もまだ成長途中なので、テラビシアに呼んであげたいですね。
レスリーは最後に橋を渡ったら登場するかと思いましたが、出てきませんでしたね。ちょっと拍子抜けしましたが、それがこの映画を一層高めてます。
「心を開き、見えぬものを見る」というのは監督から観客へのメッセージでもあったんですね。
私達の心の中には、確かにラストシーンに笑顔のレスリーがいたはずです。
子供時代を思い出させられ、そしてホロリ・・・。
7歳の息子と二人で見に行きました。この映画、いいです。不覚にも泣いてしまいました。小さいころ、よく秘密基地って作りましたよね。主人公が結構、自分にかぶってしまいました。Open your mind widely!っすよ。やっぱり。子供のころは、頭の中で何でもできたのに大人になるにつれて、どんどんつまらない人間になってきてしまったことを痛感させられました。バカの壁の養老先生もおっしゃっているように、いつまでも自分の世界観が変わることを楽しまないと・・・。
息子はちっとも泣きませんでしたが、面白かったと言っていました・・・。おすすめです!
グっときます
また、あのころに戻りたい
アナソフィアかわぃぃ
小学生のころは近くに雑木林のある所に住んでたから。
よ~く友達と林の中探検したんだよね。
落ちてる木の枝とか拾っては武器にしてさぁ。弓矢作ったこともあったかなぁ。
いもしない敵を倒しながら進むのよ。
そんで自分達だけの秘密基地を作ってさぁ。
少年時代の良き思い出だよなぁ~~~。
主人公、小学五年生の少年もさ、そんな探検ごっこ、秘密基地作りをするんだけど。
そのパートナーがだよ、同じクラスに転校してきた、しかも隣の家に引っ越してきた、金髪の超かわい娘ちゃん!!
帰りのスクールバスを降りるなり二人で駆け足で秘密の場所へと駆けていくの。
2人だけの秘密の場所、2人だけの秘密の国「テラビシア」へと。
ちょ、おま、どんだけ幸せもんwwwwwwwwwwwwwwwwww
この2人の素敵なとこはね、ただ幻想の国「テラビシア」で現実逃避をするんじゃなくて、「テラビシア」での経験をバネにして現実の困難をも乗り越えていくとこなんだ。
素敵でかわいらしい2人です、このまま2人、仲良く成長していってもらいたい!!
のに、おお神よ!!!むしろこの映画の製作者達よ!!!
てめぇーらこの2人になんてことシテクレルンジャァーーーーーーー!!
ヒ・・・ヒドイ・・・・あんまりだ・・・こんな現実・・・あんまりだ・・・。
納得のいかない事態が突然2人に襲い掛かります。
確かにその事態を受けての主人公のセリフや行動、また周りの大人や友達の見せる態度には涙腺崩壊だよ!!泣く!!
安易な泣き狙いの演出をしたわけじゃないってことは、それ観ればわかる!!
それでも、それでも・・・納得しちゃ負けな気がスルし、したくない。
イヤだ・・・、そんな映画。
こころがいかに錆びついているのか思い知らせる作品です
一応ファンタジー映画なのですが、それを目打てに行った人はガッカリするかもしれません。現実の世界と空想の世界が混在していて、あくまで現実の世界が主体の話しだからです。
主人公の少年ジェスは、学校ではいじめられっ子であり、家庭では心を閉ざしてしまい、父親ともうまくコミュニケーションが取れません。どこかの古い王国の勇者の物語でなく、至ってどこでもいそうな普通の少年が主人公です。
昔いじめられたり、悲しい子供時代を過ごしたことがある人なら、凄く感情移入できるでしょう。
孤独なジェスに救いとなるのが、転校してきたレスリーでした。並外れた空想力を生み出すクールで大きい目がとても印象的で、しかも男の子と競争しても勝てる俊足ぶり。心を閉ざしたジェスでも、チャーミングなレスリーに惹かれていったのです。
2人はだんだん意気投合して森の中に2人だけの秘密基地を作ります。そしてレスリーの空想はだんだん膨らんで、その場所は、心の中で念ずれば全てが現実となる「テラビシア」という王国となったのです。
王国建国後は、レスリーのイメージが進むほど、空想が現実に取って代わることがけ多くなり、モンスターの襲撃シーンが増えてファンタージー映画っぽくなりました。ただ、どんなに頑張っても、それがレスリーの空想であることが解っているとどうしてもシラけるのですね。その辺が大人になることの悲しさで、純粋に空想を楽しめきれず、本筋の現実社会での二人の視点で、見てしまいます。その辺の感性が、この作品の評価の分かれ目でしょうね。
二人の学校生活は、相変わらず問題続きでした。でも二人にとって「テラビシア」とは空想の世界に逃げ込むところでなく、心の奥深くを見つめることで心の力を解き放ち、無限となって、現実世界へ生きる活力を還元していくところのように見えました。
皆さんにも、どこかホッとなれる場所や童心に戻れるスポットがあるはずです。「テラビシア」とはそんな場所なんですね。(じゃあ、キャバクラが「テラビシア」だって(@_@)、ハハハッ~)
この作品は皆さんの感性、心の力を問うています。
心の力は、現実にあり皆さんの運命を左右する大きな力を持っています。けれども大人になる中で、現実に敗北させられて、誰も心の力なんぞ信じなくなっています。
ラストの素晴らしいイマジネーションに触れるとき、こんなことまでイメージできるなんて素敵だと思いませんでしたか?いかに心が現実にあって酸化して、錆びついているのか思い知らせることでしょう。
「テラビシア」は皆さんのこころの中にあります。レスナーと一緒に「テラビシア」をイメージできたら、それは皆さんの現実の逆境を跳ね返す心の力となります。
そして子供が見れば、いじめに会ってもこうすれば元気で頑張れるきっかけになることでしょう。でしょう。
●ここから相当にネタバレ編
「テラビシア」と現実世界の間には小川が流れていました。二人はこの間をロープで渡っていたのです。
段々、小川の水かさが増した頃、一人で渡っていたレスナーは死んでしまいます。悲しみに暮れるジェス。思わず妹に八つ当たりしてしまいます。
このときのジェスの父親の言葉が印象的でした。
「彼女に何かを貰ったろう・・それを大事にしまっておけ・・そうすれば彼女は生き続ける」
大切な人との別離。それは一時の絶望に陥ります。もう二度と会えません。けれども、何かのきっかけで、心の力を呼び起こせば「永遠」を思い出せるものではないかと思います。ジェスもそれを見つけて、行動を起こします。
「この橋を渡れば、またきみに会える」というコピーは、ある意味この作品の全てを語っています。
ジェスの作った橋は、単に妹との仲直りの為だけでなく、この現実の岸と彼岸の永遠の世界を繋ぐ架け橋であったのです。
きっとジェスは「テラビシア」に来るたび、レスナーと出会い、心の力を取り戻して、素晴らしい絵を描く、画家に育っていくことでしょう。
予想はできたが、思わず涙
95分という上映時間も含め、こじんまりとしてはいますが、細かい伏線や人物関係もちゃんと整理されて最後に結びつき、全体的にとても丁寧に作っている感じでいいですね。
一応、ファンタジーというジャンルに分類はされていますけれども、かなり現実寄りな話で、空想世界が単なる少年少女の“逃げ場”になっているわけではなく、現実もしっかりと描けていて好印象でした。美術館に行く前日、雨の中で別れたシーンで、「ああ、きっとこれが女の子との最後の別れになるんだなぁ…」って予想はつきましたけど、でも悲しくて思わず涙。
「テラビシアにかける橋」というタイトルが最後にちゃんと効果を出していて、それもまた良かったです。
子供から大人まで、創造力を取り戻せ。
女性向きですね
貧乏でいじめられっ子のジェシー(ジョシュ・ハッチャーソン)だったが、絵だけは上手かった。
そんなジェシーの学校に転校して来た少女レスリー(アンナソフィア・ロブ)は、なんとジェシーの隣の家に引っ越して来たのだった。
両親が小説家のせいかレスリーは、ちょっと変わった女の子だった。
意志が強く、想像力が豊かだった。
そのせいか周りから浮いてしまいがちで、上級生からもいじめに遭う。
そんなふたりは意気投合して、家の裏にある森の中で遊び始める。
想像力豊かなレスリーは、森の中に“テラビシア”という空想の秘密の国を創り上げる。
森の中のお城、不思議な生き物、謎の巨人など、空想の世界がVFXで再現されて行きます。
森の中での空想の素晴しい世界を楽しむふたりだったが、ある時ジェシーの憧れの女性音楽教師エドマンズ先生(ズーイー・デシャネル )から図書館に誘われる。
レスリーを置き去りにして、女教師と図書館を満喫して戻ったジェシーを待ち受けていた出来事とは、、、、!
周りの女性客は、途中から涙、涙、、、泣いていましたw( ̄O ̄)w
確かに素敵なファンタジー映画でした。
私は泣く程ではありませんでしたが、女性達が泣いてしまうのも良く判ります。
初恋、年上の女性への淡い恋心、いじめに立ち向かう強さ、空想の世界への現実逃避、死を乗り越える心など少年の成長していく姿が、ファンタジックに描かれています。
ジェスの父親ジャック(ロバート・パトリック)は、低収入の為、妻から「金がない、もっと働いて」などと言われて、そんなイライラをジェシーにぶつけてしまうのだが、ジェシーの窮地には抱きしめてあげたり、そっと布団を掛けてあげたりと、素敵な父子関係を見せてくれます。
それから、ジェシーの妹が可愛らしくて、なかなか良い感じでしたね(^o^)
忘れてはいけないのが、上級生のいじめっこ少女です(*⌒▽⌒*)b
この映画唯一の爆笑シーンを演じてくれていました〜Y(≧σ≦)Y!!
とても女性受けする映画だと思います。
子供向きでもありますが、やはり少年より少女に受けるのではないでしょうか(>▽<)
全44件中、21~40件目を表示