劇場公開日 2007年12月1日

椿三十郎のレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

1.0角川春樹の読み違い

2025年1月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2007年公開、東宝配給。

【製作】:角川春樹
【監督】:森田芳光
【脚本】:黒澤明、菊島隆三、小国英雄
【原作】:山本周五郎『日日平安』

主な配役
【椿三十郎】:織田裕二
【室戸半兵衛】:豊川悦司
【井坂伊織】:松山ケンイチ

なぜ、本作が製作されたのか?
このあたりの事情はWikipediaに詳しい。

簡単に言えば、
刑務所暮らしを終えた角川春樹が、
キムタクの『武士の一分』と
織田裕二の『踊る大捜査線』を見て、

「うん、織田裕二で時代劇を撮ったら儲かる!」

と思ってしまったと。
そして、『椿三十郎』と『用心棒』の再映画化権を購入し、
それぞれ、森田芳光と崔洋一にメガホンを取らせようとした、ということなのだ。

悪く言えば、
角川春樹の完全な読み違い、
お遊び、戯れ言でしかなかった。

1.織田裕二は頑張った。森田芳光も頑張った。
織田裕二は良く頑張った。
だが、同じ脚本で三船敏郎が演じた役をやらせては可哀相だろう。

キャラが違う。
守備範囲が違う。
得意ジャンルが違うのだ。

監督の森田芳光も気合いが入っていたようだ。
同一脚本でのリメイクは、森田の提案だったとされている。
出来上がりが、オリジナルより長い。
だが、キャスティングの全権はなかった。

2.結果として興行的に大失敗
まったく期待外れに終わってしまった。
『踊る大捜査線』の四分の一以下の売上に終わった。

もちろん、
興行面は、作品の良し悪しとリンクしないことも多い。
それを直接悪く言う気はない。

私にとって良かったのは、
興行収入が振るわなかったおかげ?で、
崔洋一の『用心棒』はお蔵入りしたことだ。

犠牲者を増やさずに済んだ、
と私は思っている。

最近、『生きる』のリメイク作品を観た。
やはり、リメイクは難しいのだと思う。
☆1.0

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Haihai

2.5モノマネ大会‼️

2024年5月26日
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楽しい

単純

この作品自体はそこそこ面白い‼️なぜなら黒澤明、小国英雄、菊島隆三のオリジナル脚本をそのまま使ってるから‼️というかなぜリメイクしたの⁉️世界のクロサワ、世界のミフネによる、あんなにも素晴らしいオリジナルがあるのに‼️比べられるの、分かってるでしょう⁉️まったく同じ脚本使ってオリジナルにないオリジナリティを出す事もなく、挙句に主演俳優がやってるのは三船敏郎さんのモノマネ大会‼️切腹ものですね‼️

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活動写真愛好家

1.5森田芳光監督が

2024年3月18日
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織田裕二を犠牲にして、黒澤明、三船敏郎の用心棒がいかに凄い映画だったかを証明した映画。

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ブロディー署長

2.5何故、織田裕二?

2024年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

オリジナル版は好きなので比べてしまうし評価は当然厳しくなる。
とにかく主人公の魅力が弱い。
当時の織田裕二は40歳前後で映画の設定どおりの年齢だが童顔が災いして若侍達と同じような年代に見えてしまい貫禄とか迫力というものが欠如しているように思う。
斬り合っても刀の血のり以外に出血は無し、汚れすら付かない衣装、殺陣にリアリティが欠けるのは観客層をゆるく設定していたのだろうか?
オリジナル版を未見で贔屓の出演者がいれば違う感想になるのだろう。

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ジョン・ドゥ

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

3.5大人の事情

2023年7月30日
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興奮

一言でいえば、悪くないと思った。だって、今現在の役者さんたちであの配役意外に誰があうというのか。

出演者の方々、みんな頑張ってると思ったしなにしろ脚本がいいのでそれぞれのキャラ立ちが面白い。

テンポはあまりよくなかった。全体に軽く感じてしまうのは間がいまひとつなせいだろう。

ただね、観てる私自身の問題だが豊悦はかっこいいけど、声が独特すぎるために
気になってしまい何の役でも「ああ、豊悦だなあ」と思ってしまう。

織田も現代劇ではむしろうまいほうだと思ってるんだけど時代劇では肩に力が入りすぎて不自然に、逆に織田雄二が前面に出すぎちゃったような気がする。

内部事情はしらないが勝手な憶測する。
なぜ、わざわざリメイクするのかな?

監督自身がその作品が好きで好きで、オマージュとして、なのか?それとも配給やらの方面から時代劇は新作やっても当たらないからすでに有名なものをリメイクして話題つくりってことなのか?そういった大人の事情?
どうやっても旧作と比べられるのは避けられないことだろう。
もちろんそれも覚悟の上だろう。
スタッフさんたちやりにくくないだろうか?

もし、今のハリウッドみたいに、新作にチャレンジする気概がしおれてしまって
安パイに逃げてるのだとしたら早すぎない?

まだまだ日本映画界、そんな後ろばっかり見ないで前向いて頑張ってくれとお願いしたい。底力あると思うんだよ!チャレンジする気持ちをなくしたら衰退してしまう…。

これが逆に、脚本もカットも同じにしてでも違うものになる、というあえてのチャレンジだったというのなら私の暴言なんぞ捨て置いてくだされ。
並大抵でない覚悟と勇気を必要としただろうと思うので。

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こまめぞう

3.0織田裕二に貫禄がない、なさすぎる。それゆえにC調度がまさってしまう...

2023年6月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

織田裕二に貫禄がない、なさすぎる。それゆえにC調度がまさってしまう。まあ、それはそれでそこそこは見られるのだが。
豊悦もまだ貫禄不足か。とすれば当然ラストが厳しくなるわけです。プシャーをしなかった演出、いや出来なかったのも仕方がないのかもしれない。
ただこれ、オリジナルと比較されるのはきついがまあまあです。オリジナル脚本がしっかりしているからなのかな。

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はむひろみ

5.0黒澤明と三船敏郎

Mさん
2022年10月2日
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の作品と比べられるのは運命だろうが、私はこちらの作品の方が好きだ。織田さんの軽さが、全体の雰囲気を制していて、それが好きな人はこの作品が好きだし、嫌いな人はこの作品も嫌いだろう。(まあ、大方の人が黒澤作品を支持するのだろうが)
脚本は黒澤監督のものと同じものを使ったらしい。あえて名作の脚本をそのまま使った森田監督の心意気が素晴らしい!

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M

3.5コメディタッチの椿三十郎

2022年1月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

織田裕二扮する椿三十郎は、若侍たちの話し合いに割って入り救いの手を差し伸べた。もちろん三船敏郎版も観ているが、話の展開はほぼ一緒で多少コメディタッチの織田裕二も違和感はなかったな。城代家老夫人役の中村玉緒も重要な役割を担っていたね。

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重

4.0すごく良かった

2021年8月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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興奮

録画してたのを視聴。織田裕二がしっかり三船を演じていて良かった。黒澤版で名物となった派手な血飛沫を踏襲しなかったのは見識だと思う。最後の決闘シーンは賛否の分かれるところだろうけど、血飛沫を使わないと決めた以上はこんな作りもありだと思う。唯一残念なのは城代家老の藤田まことか。黒澤版で城代家老として伊藤雄之助が出てきたときは本当に頼りなさそうでおかしかったが、藤田まことは貫禄がありすぎ。

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yamasaki1972

0.5無理だよ

2020年10月4日
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三船敏郎や仲代達矢のリメイクなんてこと自体無理です。役者が違いすぎる。笑わせないで欲しい。黒澤監督にも失礼にあたる。

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kenyan

1.5松山ケンイチに鈴木亮平

2020年10月3日
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今思えば松山ケンイチと鈴木亮平も出演していた。

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Kyon

2.0時代劇が復権したのでのっかってみました。

2020年7月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

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と言う雰囲気の中で、それなりのキャストを揃えて作った作品。

比べても仕方ないが今風で黒澤明のが好きな方は観んでよろしいと思う。
織田裕二がキライな方…観んでよろしい(笑)

織田裕二の久々の時代劇登場で昔の作品が観たくなったわ。

ストーリーは黒澤明版と大差はない。
今の時代、出演キャストに合わせた演出でライトな感じ。
黒澤明版は「素材を生かして作りました」
森田版は「素材に合わせて作りました」と言う感じでしょうか?

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.5松山ケンイチは良かったのだけれど。 全体的な統一感が薄い。カラーで...

2019年7月22日
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松山ケンイチは良かったのだけれど。
全体的な統一感が薄い。カラーであることが深みをなくしている。

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collectible

2.0豪華な役者陣を楽しむ作品。

2019年4月4日
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豪華な役者陣を楽しむ作品。

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パプリカ

3.5黒沢版の正確な再現版だが、血飛沫はなし

2013年5月15日
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興奮

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 黒沢版をそのまま正確に表現した再映画化作品。脚本も登場人物たちの性格も喋り方も古い音楽とその使い方も、旧版をそのままに再現しようとしている。ただここまで旧版にたいして忠実だと、旧版を見ているものからすると新盤ならではの独自性が薄くて新鮮味がない。白黒から天然色になって白い椿と赤い椿の違いがはっきりとわかるようになったのは大きいし、現代の名前の通った俳優が出演していて旧版を見ていない人には見やすいかもしれない。だが黒沢監督作品という名前が偉大すぎて、変更をしたり独自性を出したりする挑戦をするには臆病になりすぎているのはないか。
 気になったのは斬り合いで血飛沫が飛ばないこと。意見書を出した若手の侍四人を捕えた後で、三人の護衛を椿三十郎が斬り殺してからまた敵陣に戻る場面があるが、あの場合は血飛沫が体につくからすぐにばれてしまうだろう。有名な最後の場面も全く血がなくて、大袈裟なくらい出血奉仕していた旧版と比べて迫力が減少しただけでなく、一つの結末を迎えたという印象が薄くなってしまった。時代も進んで技術も良くなっているのに、テレビの時代劇の殺陣のようにあっさりりと片づけられたのはいただけない。またこの藩がどれだけ大きいのか知らないが、意見書を出している者たちの身元も人数も調査しきれず全く不明というのもちょっと変。もっともこれらの部分は旧版から引き継いでいるのだが、今見てみると気になった。
 とはいえこの新盤は新盤で単体で見れば悪い出来ではなかった。織田裕二も頑張っていた。

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Cape God

3.0悪くはないんだけど、惜しい作品

2013年5月12日
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こばやし丸

3.5オリジナル映画見た人は見なくていいと思います。

2013年3月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

脚本が同じなので、内容もはぼ同じです。見ていると完全なネタバレになります。

やっぱり、どうしても黒澤監督の映画との比較になってしまうので、だいぶ劣るのは否めません。

でも、見たことない人にとっては、内容がほぼ同じで、出演者が織田裕二さんや、豊川悦司さんや松山ケンイチさん、などの人気俳優になっているので、見やすくなっています。

この映画って、たぶん黒澤監督の映画との比較で、評価低くなると思うけど、初めて見た人にとっては、評価よりおもしろいと思います。(たぶん、私もだけど、オリジナルを100としたときの評価になるはず。)

オリジナルを見たことない若い人にお勧めですが、今日映画館に入っていた人をみると、かなり年配の人が多くて、ほとんど黒澤版「三十郎」のファンの人だと思います。

やっぱり黒澤監督の名作映画を日本人監督がリメイクするのであれば、ヘタにいじることはおそれおおくてできないと思うので、こういうやり方しかないのかもしれない、というのが正直な感想です。

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Push6700

3.0なかなか楽しめたとは思います

2010年10月2日
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鑑賞方法:映画館

すごく面白いかと言われるとちょっと考えてしまいますが、なかなか楽しめたとは思います。

 織田裕二は椿三十郎をよく演じていたと思いますが、微妙に何かが違う気がしました。髪形は最後まで違和感が…。

 よかったのは佐々木蔵之介。登場シーンは少ないのに、強く印象に残りました。

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ringo

4.0単品の作品として充分面白い

2009年10月15日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

自ブログより抜粋で。
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 まずはオリジナルの脚本のよさに感服。いつの時代になってもいいものはいいとあらためて思い知らされる。
 おおかたこの傑作の持ち味を壊さないで再映画化という大命題はクリアしていて、単品の作品として充分面白い。

 ただ、織田裕二や豊川悦司といった主だったキャストは巧い下手といった技量以前に作品の持つ魅力に負けていてカリスマ性に欠く。なんとなくかくし芸大会のパロディドラマに見えてしまうのだ。
 そんな中、松山ケンイチと佐々木蔵之介はそれぞれの役柄を自分なりに消化できていて、本当の巧さを感じられた。

 観て損のない良作だとは思うけど、オリジナルを見ればいいじゃんという高すぎる壁は越えられていないか。

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かみぃ