ブレードランナー ファイナル・カットのレビュー・感想・評価
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レプリカントが銃を持てば敵わないように感じた
午前十時の映画祭12にて。
酸性雨で荒廃したロサンゼルスに、人造人間・レプリカントたちが植民地惑星から逃亡してきた。レプリカント専門の捜査官・ブレードランナーのデッカードが追跡を始め、レプリカントを倒していく話。
1982年公開作品を2007年に再編されたファイナルカット版で2019年が舞台との事。あんな空飛ぶパトカーはまだ登場してないが、大きなドローンも有り、作ることは技術的には可能かもしれないが、法整備が追いつかないのだろう。
レーチェル役ショーン・ヤングとプリス役のダレン・ハリスが化粧が濃くてどっちがどっちかわからなくなる事が有った。両方とも美しかったが。
レプリカント退治に1人で向かってくのは無謀に思えたし、レプリカントは銃を持たず、デッカードと戦ってたが、銃を持ってたら負けただろうと思った。
名作なんだろうけど、個人的にはイマイチ。当時観てたら違った感想だったかもしれないが。
ラストシーンで始まるための映画
折り鶴を手に取りエレベーターに乗り込むシーンで幕切れするのが印象的であった。ここを引き立たせるために
仕事へのためらい、不快感を思わせる都会のシーンによって腐敗した人間の社会が延々と描写されているのではないかと思うくらい。
それによって、見ているこちらも、鬱々とする時間を過ごし、腐ったものを見せられている気分であった。敵であるはずのレプリカントに触発され、ここから抜け出そうとする意志を1人の人間が獲得したというところで終わる。直接的な訓示がない分、映像表現を通じて、社会への批判的な姿勢がどのように生じるか感覚的に伝える上質な映画だと思った。
ただ日本人として、やはりアメリカ的な日本の描写が生理的に無理でもあった。
「我思う故に我あり」 レプリカントの心情にハッとさせられた映画だ
午前十時の映画祭で、初めて観賞しました。ハリソン・フォード主演。
スペースシップの人間を殺害し、地球に潜り込んできたレプリカント(人造人間)を主人公が始末に動く物語です。
タイトルの「我思う故に我あり」が、この映画のキーワードです。この言葉は、劇中のセリフに出てきます。
レプリカントは、本来ロボットのように労働のために作られたのですが、後半に人間と同じような感情を持っていることが発覚するのです。これが後半顕著になっていき、切なさとやるせなさを感じました。勿論、レプリカントの暴力や殺人は悪なのですが。
この映画の中に、フクロウやレプリカントの眼が、カッチカッチ動くシーンが時々はいります。このシーンがなかなか芸術的です。
結論として、この映画は心を動かされる名作です。CGやVFXだけのアメリカ映画と違って、アイディアで勝負している所が素晴らしいです。
映画館で『ブレードランナー』
午前十時の映画祭にて、観賞。
色んなバージョンが、ある映画ですが、
初めて観たのは、たぶんディレクターズ・カットで、
ファイナル・カットは、これで3回目か4回目ぐらい、
この映画は、トータルで、5、6回(もっとかな?)観てますが、
あまり面白いと思えず、あまり好きじゃなかったのです。
ビデオや配信でしか観た事なかったので、映画館で観てみたら、見違えるぐらい面白くてビックリ!!
巨大スクリーンで、音もスゴかったので、迫力ありました。
やっぱり映画館って、スゴイ!!
今さら『ブレードランナー』の魅力に、気付くとは(笑)
話が分かりにくいので、あまり…って方も多いみたいですが、そうですよね(笑)
分かりにくくて、あまり面白くない(笑)
その感想、正解だと思います(笑)
でも、話どうこうってより、SF的な映像美や世界観を楽しむ映画だと思います。
YouTubeでも考察してる人いるし、何回も観て謎解きするのも面白いと思います。
ちなみに、芸者や、うどん?など、日本文化が出てきますが、
リドリー・スコットが来日時、歌舞伎町に衝撃を受けたからだそうです。
街と同様、リーゼントの美人秘書レイチェルの存在感も強烈。
彼女は、ビジュアル的にも、なくてならない存在だと思います。
原作小説も読みたくなりました。
SF映画の名作の1つ。久しぶりに観てみた。
チープなレプリカント
レプリカントと聞いて、まず思い浮かべるのは、中森明菜の「TATTOO」。曲あたまから、こんな歌詞。都会にはびこる哀れなアンドロイド くどき上手のチープなレプリカント ハートの萎えた男は要らない Get out!
この歌を聞いてた頃、当然ブレードランナーなんて見てないので、レプリカントが何だか、全くわからなかった。作った人は確実に、映画のイメージを歌詞に入れているよね。そんなこと考えながら映画を見てたら、懐かしくなってしまい、つい明菜の動画を検索してしまった。いやー、むちゃくちゃ可愛かった、明菜ー。今どうしているんだい?
映画公開が1982年、曲のヒットが1988年、バブルはあと少しではじける、そんな時代。この頃の若者は、先の不安はあまり感じず、ずっと毎日おもしろおかしく暮らしていくと、漠然と思っていた。今じゃそんな楽観的でいられないよね。奇しくも映画の中では、日本人や日本語がちらほら。
そもそもレプリカントの設計に疑問があるが、人工生命ゆえの冷たい美しさがある。女性型はみんな美型。はかなく哀れな存在。ロイが最後に何を考えていたのか、自らの心が動くのを感じたのか、見てる側にはわからないが、本人は納得できたのかもしれない。
しかしラストは終わりに思えなくて、録画ミスかと疑ってしまった。ネットで調べてみたら、確かにああいうエンディングだった。鑑賞者の想像にお任せ、ってやつだ。なんか続編の2049も見たい気持ちになった。
音楽が渋い。ヴァンゲリスという名前は知らなかった。でも、調べたら「炎のランナー」や「南極物語」の作曲してた人だったのね。最近コロナで亡くなったとのこと。合掌。
BS日テレの放送を録画で。
二つで十分ですよ、勘弁してくださいよ
All those moments will be lost in time... like tears in rain. Time to die.
TOHOシネマズの懐かし映画再映(正式名称忘れましたごめん)で鑑賞。
本作は既にあらゆるバージョンを夫々3回くらいずつ見ているので、上のワタシ的名セリフ二つの確認だけ〜といささか引き気味に最後部席で臨みました(新作いつも最前部)が、非常に良かったです。
とにかく4Kリマスターが物凄くキレイで映像の古さを払拭しており、まるでレトロ・サイバーパンクSFの新作かと見紛うほど。またそのお陰で暗部や細部がより明確に見えるので、作品自体を見慣れた私にも新イメージや新発見があった(ような気がしたです)。改めて見ると、ブレードランナーはリドリー・スコット監督作のなかでも進行の小破綻や抜けの殆どない、非常に緻密な出来だったのですね。
こんな劇場映画体験が出来るのなら、当分月に一回くらい観たい感じです。
映画ほど進んでいない現実
レプリカントが抱える絶望的な悲しみがよりビビッドになった今までで一番しっくりくるバージョン
酸性雨が絶え間なく降り注ぐ2019年のロサンゼルス。人間社会に紛れ込んだ人造人間レプリカントを捕獲する専門捜査官“ブレードランナー”は辺境の植民地惑星から逃亡してきた6人のレプリカントを追っていたが、仲間の一人レオンが尋問中に捜査官を殺害して逃亡、仕事を引き継いだベテラン捜査官デッカードは地道な捜査で彼らの後を追うが・・・というツカミは映画を観ていない人でも知っている話。オリジナル版に対して映像的には際立った違和感はなく1982年当時には不可能だったであろう特殊効果が時折見える程度。但し音響効果についてはヒスノイズが乗ったオリジナル音声と後から被せたと思しきクリアな音質のシンセサウンドが混じり合わずに共存して鳴っている感じが少し気になりました。
バージョン違いによる影響は判然としませんがレプリカントが抱える絶望的な悲しみがよりビビッドになった感あり。この辺りは初公開当時には全然ピンと来なかったところであり、この世界観が理解出来るまでに40年近く年月がかかるほど深淵な風格をまとった作品であることに改めて感動しました。オリジナル版から何も手を加えていない描写であっても古臭い印象は欠片もなく、特にロイ・バッティの佇まいの美しさとレイチェルの今にも壊れそうな可憐さに胸が痛みました。
色々問題提起
直射日光の下でのマスク着用は耐えられないので、私は日傘を差してマスクは手に持って歩きました。さて映画館の場内は?わーい、貸し切りだ、ノーマスクでもいけるかな?いえいえ、どうしても顔に触ってしまうので、水を飲む以外は着けてました。それに、貸し切り状態を喜んではいけない・・・
「ブレードランナー」は未見で、「ブレードランナー2049」を映画館で観ました。よくこんな世界を考え付きますね。冒頭の、ひっそりと暮らしていたレプリカントをなぜ始末しなければいけないのかがわからなかったです。逃亡する、という事が人間に反抗する事になるからなんでしょうか。
本作では、ロイはどうしてデッカードを殺してしまわなかったんでしょうか。殺しても無意味と思ったのか、自分の事を人間に理解して欲しかったのか。今また浮上している人種差別問題に置き換えると色々深いです。
アジア人の事ももっと知ろうとして欲しいですよね、同じ国で暮らしているんだから。
原作厨だが違う方向性で傑作
カッコイイタイトルの小説選手権があったら優勝候補の最有力だと思う『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が好きだ。マーサ教とか電気動物とか小ネタ込みで好きだ。奥さんも意外と好きだ。そしてそれらをほぼほぼ削ぎ落とした上で、「人間って?」という問いかけをレプリカント側の描写も入れることで強く印象づけているように感じるこの映画もやっぱり好きだ。「強力わかもと」をはじめ未来社会の荒廃したビジュアルが今でも全く古びて見えないのがスゴイ。
ただ、このエンディングだと『ブレードランナー2049』には繋がらないということかな。まあいいけど。
ディック作品はネタの宝庫だと思うのでもっと映画化したらいいのに。「訪問者」「くずれてしまえ」「人間らしさ」「植民地」とか『ユービック』を今度こそとか。
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