劇場公開日 2019年9月6日

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ブレードランナー ファイナル・カットのレビュー・感想・評価

全127件中、61~80件目を表示

3.5SF映画の金字塔の一つ

2019年5月9日
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鑑賞方法:映画館

1982年初版公開、2007年本編公開の作品を、舞台と同じ2019年に観た。キネカ大森ありがとう。

「近未来の街」というイメージを多くの人に固定させた映画かな。雨が降り続いていて、昼も夜もなく暗い空、それに抗うように能天気なCMが流れる高層ビルの壁面、地上は戦後の闇市のような混沌とした狭く入り組んだ通り。自分は好きではないけれど、こんな感じの近未来図が多くあるのはこの映画の影響では。
そうした地上へ降りてくる「飛行もできるパトカー」が度々描かれて未来感をつなぐ。監督の好きな日本が、街の背景や背景音にしばしば登場し、無国籍感というか、もう国境などない未来感。

映画全体は、4年しか寿命がないレプリカントの悲哀を中心に描かれ、奴隷としてレプリカントを使う人間に「それでよいのか?」という問いを投げかける。

ブレードランナー2048(本作から30年後)でその答を観よ、というわけだが、まずは一所懸命みんな考えましょう。

(以下、キネ旬から引用)
脚本改稿と製作時の混沌が産み落とした描写不備や矛盾点、デッカードの一人称語りやハッピーエンド風の終幕がスタジオ側の強制処理という裏話が明かされ、物語の解釈論議も高まった公開10周年に至り、リドリースコット監督の本来の意図に基づく再編集「最終版」(92)が発表される。(ディレクターズカット公開の先駆!)
公開当初の衝撃と10年間にわたる再評価の試みとによって、「ブレードランナー」は映画史上の伝説になったのである。

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CB

5.0革新的

2019年4月22日
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"この作品以前と以降"、そう語り継がれる伝説的な作品が有る。

本作もそんな一作なのだが、では本作が

"以降何を変えたのか?"

…いわずもがなの

"未来描写"

でしょうね!

余談ですが、改めて観たら有名な"強力わかもと"が写るのって、"ラブシーンの後"なんですよね!
…それって精力剤的サブリミナルを狙ったのか?
わかもとは胃腸薬だけど…

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ヒロ

3.0実は面白くないのではないか

2019年2月23日
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映画にはいくつか種類があるが、この映画は哲学的なことを語ろうとして失敗し、世界観的なことを語り尽くしてしまっている映画だ。いくつもの解説を読んでこの映画が伝えようとしていたことは理解しているつもりだけど、何回見てもまあ伝えきれてないよねって感想になる。アンドロイドは電気羊の夢を見るかを原作としているが、まあ全く別物だよね。不完全なものを想像力と資料で完全にしていく作業は、キリスト教の聖書のように人類が楽しいと思ってしまうものだ。愛着も湧くし、変だと思った点は全部補完してしまえる。そういう全ての事情を説明する踏まえて評価するなら星5だけど、映画単体だと精々星3位じゃないかなあ。あと、監督の意見がコロコロ変わってるけど、最後の方で銀髪アンドロイドがデッカードを助けたのはアンドロイドとしての機能故だからね。自分がどう思おうともアンドロイドなのだということだからね。そこんとこ宜しく。

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祭秀海

3.0ビジュアル重視

2019年1月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今となってはこの手のSFストーリーにあんまり驚きはないけど
えーーー!? 公開はそんな昔?衝撃…
だって、今、2019年です・・・車飛びません(^-^;

しかしもっと衝撃なのは
このビジュアルセンス!美しい・・・

なにせ食わず嫌い、見なず嫌い
「ブレードランナー」というタイトルから
刀を振り回して走り回る映画だと思ってた(-_-メ)

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mamagamasako

4.0やっぱり凄い!

2019年1月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

久しぶりに観た。
レイチェルの彫刻的な綺麗さや、ロイの儚い最後。
最後の音楽もとっても良い。心に残る作品。
オリジナル、ディレクターカットと観てきたが映像の綺麗さなどでやはりファイナルカットが一番!

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トラ吉

4.0タイトルなし

2018年11月24日
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鑑賞方法:映画館

ボロボロになりながら、ただ仕事をこなす刑事。寿命を変えることもできず、ただ創造主への復讐しかできないネクサス。
他に選択肢を与えられない登場人物ばかりだが、二人が最後に逃走することができたことが救い。
暗闇の中雨に打たれながら、ただただ苦しい話だった。

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有無

4.5恐怖感の芽生え

2018年9月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

猥雑な近未来の雑踏、仄暗い人形の館、感情のある擬似人間、どれも既視感のあるものばかりだがなんと1982年の作品だったとは。
高度な演算処理能力を持つ人工的な物体に恐怖感が芽生えたとき、現実世界でなにが起こるのか。それ(彼?)らを酷使するのは奴隷や動物の虐待とはなにが違うのか。
考えずにはおかない良作。

『エイリアン』のアンドロイドとの構造的な違いも面白い。
タイトルはミスリード、あまりよくない。

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肉ネ~ム

2.0なんだかわからない

2018年9月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

終始何にも盛り上がらず、正直み評価が高いのかわからなかった。映画を語る資格がないのかな?

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おのもん

1.5世界観が合わず…。

2018年8月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

最新作『ブレードランナー2049』を観たくて、今回、初めて観賞。
暗く怪しいSF映画と言う感覚で世界観が思っていたのと違って私には合わなかったです。。
カルト的、と耳にしていて「SFで?!」と疑問に感じていましたが、納得です。その感じが合いませんでした。
レプリカントの感情が目覚め、苦悩していく姿が悲しくやるせない気持ちになり、そこは心揺さぶられました。
当時から評価良いので、私の創造力・・想像力が乏しいのでしょうか・・(;´∀`)
それでも最新作も観ますが!ライアン・ゴズリング楽しみなので!
映像と比べると音楽は当時らしさが出ていました。
あと、余談でハリソン・フォード若いときこんなだったんだΣ…って感想も忘れない。

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☆ユウ☆

2.0もはやアート。

2018年8月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ライアン・ゴズリングの「2049」を観たいために、前作は必ず!との噂を聞いてみました。

冒頭の町の中を車が漂っているシーンに「あ、これフィフスエレメント(1997)みたいだ」と感じだけど、もちろんブレードランナーの方がずっと前。他にも数カ所既視感があったのは、それだけブレードランナーの影響力が大きかったのですね。
設定は2019年、もう来年じゃん!と気付く。

記憶を移植されて、人間と同じように動くレプリカント。
その短い寿命が、儚すぎる。カワイソウダ。
そして反乱を起こすレプリカントを処分するために、ブレードランナー達が奔走する。
普通だと「正義の味方参上!」となるところなのに。
世界中がどこか病んでいて、全編にわたってダーク。なのでブレードランナーがヒーローには見えない気もしたり。

白黒はっきりつけずに進む展開だったりが、どこか「夢の中」に漂っているストーリーに感じました。
オリジナル公開から36年経ってるのに、見ている側の方が置いてけぼりになって。

もしかしたらこれはもう「アート」の域なのかもしれません。
感想は一言で言えない複雑さでした。

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ゆき@おうちの中の人

5.0涙、雨の中の、そして消えていく。

2018年7月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

ブレードランナー2049を観賞してから、この作品を見ました。

折り紙を作る主が誰か気になってました。

レプリカントの秘書であるレイチェル、美しいというよりイモ臭いと初見感じていましたが、髪を落として濃い化粧取れたらメチャ美しい。

クリムトの絵画のようです、意図しての髪型でしょうか。まさに夢の女性ですね。

脱走したレプリカントの最期の言葉がとても詩的です。

涙、雨の中の、そして消えていく。

手から飛んでいく白い鳩。

それまでの低能キャラからのギャップで、より印象的になりました。

この落差の使い方巧いですね。

夢に出てくる処女にだけなつくユニコーン、レイチェルが処女である(であった)という暗示でしょうか!?

そしてそういえば、マリアの処女受胎並みに、奇跡なことが後に(続編)起こるのですね。

今まで、観たつもりで観ていなかった。優れた作品です。

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まゆみ3

2.5前作のインパクトが強すぎて

2018年5月17日
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鑑賞方法:映画館

イマイチの感あり、前作にこだわらなくても良かったんじゃないかな、子供が出来たと言う設定は新しいが

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izumi

5.0不朽の名作

2018年4月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

恥ずかしながらブレードランナーは初鑑賞。オリジナルヴァージョンは鑑賞してないが、もっと早く見とけば良かったなと後悔…
ストーリーはレプリカントという人造人間が暴走しているため、デッカードという主人公の警官がそれを抑えるというもの。
ラストシーンの解釈を除いてストーリーは非常にわかりやすく、そのストーリー構成もかなり良い。私はSF映画はあまり見ない方だが、80sの作品にしては本作はかなり前衛的なコンセプトで壮大な世界観を描いていると思う。しかし、ストーリー構成はいいものの、中身が濃いものではない。全体的なSF映画としての一貫性とスケールに鑑賞者は魅了されるのであろう。
デッカードとレイチェルのキスシーンを見てて、なんかハリソン・フォード怖いなと思ったら、撮影裏話を聞いて納得。リドリー・スコット監督もなかなか撮影に手こずったよう。
音楽やカメラワークがかなり良かった。かなりストーリーにマッチしてて世界観を崩すことはなかった。
唯一、違和感があったのはアクションシーンでかなり安っぽく見えたが、さほど気になる部分でもない。
ラストシーンよりデッカードが…という雰囲気が漂うがまぁそれは別にどちらでも良い。ガフがそこにはいたというメッセージがシンプルにおもしろい。
なんかあのラストを見ると「インセプション」のラストも本作へのオマージュなのかなぁとか色々思い出す。
現代或いは近未来の我々に問いただされるような問題、メッセージを本作は投げかけている。かなり先駆的なSF映画である本作は紛れもなくリドリー・スコットが残した不朽の名作であろう。
ブレードランナー 2049も見てみようと思う。

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ジンジャー・ベイカー

4.0舞台は2019年、って来年じゃねーか。さすがに今から空飛ぶ車とレプ...

2018年3月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

舞台は2019年、って来年じゃねーか。さすがに今から空飛ぶ車とレプリカントは無理かな。しかし、技術的にはやがて来るんでしょうね、こんな時。常に雨が降って荒廃している街が印象的。

超簡単に言うとレプリカントと対決する話。逃げても逃げても追ってくる最後は、ターミネーター2を彷彿とさせます。ダリル・ハンナが超怖い、エクソシストもびっくり(笑)
最後に生き残るレプリカントは?2人?ですよね?諸説あります(笑)

とにもかくにも美女レプリカントが一体欲しい(笑)

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はむひろみ

4.0バートンの「雨の中の涙のように…」は、このシーンのために、制作され...

2018年3月2日
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バートンの「雨の中の涙のように…」は、このシーンのために、制作された映画なんじゃないかと思うくらい好き。これを映画館で観れて、本当に幸せ。

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いずちゃん

3.5今も尚、新鮮さを携えるカルト映画

2018年1月8日
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鑑賞方法:映画館

35年振りの続編が作られるという事で、新作公開前の予習も兼ねて丸の内ピカデリーの爆音映画祭にて鑑賞して来ました。実はこれが初見でして。ものすごいカルト映画だ!と聞いていましたが、今みても驚きを隠せない映像と世界観に、素直にすげぇ…って思ってしまいました。当時観た人達はどれだけ驚嘆したんだろうか?と。結末のレプリカントの行動と発言を含め、観終わった後にジワジワと、あれこれ考えさせられて、周囲の人と語り合いたくなる、なるほどカルト化した理由が分かったなという感じでした。まだまだ衰えをしらないリドリー・スコット凄いな、と改めて思いました。爆音映画祭で、音響素晴らしい中で観れたのも良かったです。新作が待ちきれない!

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yookie

3.0これまで見た中で最も暗いSF

2018年1月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最後まで見届けるとなにかこう、感慨深いものが湧いてくる。レプリカントやブレードランナーの行動目的がちょっとわかりづらいので、混沌としたストーリー展開。外国人に生まれて、この映画を見てみたかった。アジアというか日本を意識したシーンや、ところどころに日本語のセリフがあって、欧米(ということばで一括りにするのもいまいちだが)の人々からみると、日本とはなかなか謎めいているが最先端な、謎なイメージなんだろうか。劇中の世界観はすべてセットで作りこまれているようだが、ストーリーに負けじというか、勝ってというかまさに混沌としていて、こんな未来にはなってほしくないなぁという感がすごい。#2018-003

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sabo_tage3

4.0オタク文化が作り上げたまさに映画な傑作

2017年12月18日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

酸性雨の降り続く近未来のロサンゼルス。
環境汚染によって多くの人々が地球を離れたものの、遺伝子工学の最先端技術を駆使して製造されたレプリカントと呼ばれる人造人間を労働力として酷使して人々は過酷な環境ながらも暮らしていた。
しかしそのレプリカントが暴走し、人間を殺害し地球に潜伏したとの報を受け、対レプリカント専門の警察官、ブレードランナーが動き出す。
そのベテランで凄腕のリックデッカードとレプリカントの死闘を描いたSF映画の歴史的金字塔。

個人的レビューを書きにくいランキングトップクラスの作品笑。
カルト的な人気が強すぎる為、余白が多すぎる為、初見時ちょっと寝た為といろいろと敷居が高すぎる印象が強い。
公開当時は生まれてないし、2017年公開の続編を観るミーハーとして今作に触れたのが初だった為、尚更のやりづらさはあった笑。

今作の何がそこまですごいのか。正直理解できている気はしないが思ったことをポツポツあげていきたい。

まず今作、ものすごく語りたくなる要素が多い。
地球に潜伏した6人のレプリカントの内1人正体が明かされていない人物がいたり、デッカード自体がレプリカントではないのかなどの考察がネットのあらゆるところで見受けられる。
実際のところ6人目のレプリカントは予算の関係で出演が不可能になってしまい、それに伴う冒頭のセリフの修正が公開に間に合わなかった為、矛盾が生じてしまっているらしいのだが、この考察を長いことファンの中でああでもないこうでもないと論争を続けている。
おそらくほぼ全員が上記の事実を知っていながら作品としての謎を各々の想像力を駆使して妄想している、ファンメイド的な要素が非常に多いのが大きな特徴かなと感じた。

また圧倒的な世界観も大きな特徴。
当時の主流のSF映画の世界観であったクリーンで美しさを感じる街並みとは大きく異なった退廃的で憂鬱な未来都市を表現している。
大きな液晶型看板には舞子の格好をした女性が強力わかもとを手にした映像、酸性雨の降りしきる地上には多種多様な人々が陰惨な雰囲気の中食事をしていて、よくみるとそれが日本食だったりと、リドリースコットが気に入ったという歌舞伎町の街並みや日本文化を感じさせるシーンがあったりと日本人のオタクが大喜びするようなシーンがたくさんある笑。
観ながら何か違和感あったけどそれが歴史的な洋画から普通に日本語が聞こえてくることたと気付くまでに少し時間がかかった笑。
二つで充分ですよ!なんてセリフが名言扱いされる辺りからもカルト的人気を感じさせる。

また何と言ってもやはりハリソンフォードが死ぬほどかっこいい。坊主に近い髪型なのにどこかセクシーにも見える笑。
当時の彼は今作でリックデッカード、その1年前にインディジョーンズ、そのさらに3年前にハンソロと間違いなく人気とキャリア絶頂期の俳優だったんだろうな。

ただ今作の公開当初はあまり評価的興行的にあまり反応が良くなかったようで中には駄作と切り捨てる観客や評論家たちが後を絶たなかったらしい。
傑作エイリアン後の作品として大きな注目を集めていたリドリースコットの当時最新作として満を持して公開されたが理解が出来ないよくわからないという感想が多かったらしい。

自分が1番今作で1番すごいなと思うのが公開後から今日に至るまでの過程だと思う。
意図的か製作上の都合か不明だが今作余りにも余白の部分が多い。それはつまり観客が自分たちで妄想し、議論することに繋がっている。さらにはその中で出てきたあるアイディアをリドリースコット自身が気に入り、バージョン違いでリリースした本作に追加シーンを加え、また新たな論争や妄想を引き起こしている。
こんな作品は類を見ない。まるで映画が歳月を通して成長しているかのようだ。
ファンにも製作陣にも愛された傑作といっていい作品だと思う。

ただもちろん自分は余白を理解できていないし、多くのバージョン違いも観ていない笑。
この作品は何度も何度も観たいと思わせてくれる作品だ。時間をかけて理解して行きたいと思う。

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オレ

4.5面白い!

2017年11月23日
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初めて観たけど面白かったなぁ〜。2049の予習に。

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そうたん