隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESSのレビュー・感想・評価
全20件を表示
別作品として懐かしい面白さ
言わずと知れた、
黒澤監督作品のリメイクですが
まあ、観る前から、
出演者のメンツできっとラブが絡んだ
全くの別物になるんだろうなと予想して鑑賞。
むしろそれが良かったのか、
昔懐かしい里見八犬伝などを彷彿とする
娯楽ファンタジー時代劇になっており、
私は面白くて結構好きでした。
それに脚本が
劇団新幹線の中島氏であったのも幸い。
そりゃあつきつめれば
甘いところはあれども。
持ち味がもともとそういう方向ではないのだから。
勢いと破天荒な娯楽活劇!これが持ち味。
この作品でもそれがいかんなく発揮されており
SWを例に出してる方々もおっしゃるように、
スリルとラブを楽しみながら見られます。
だって個人的には松潤嫌いなタイプだけど
この映画ではかっこよく思えちゃったもんね。
長澤正美も同様。
宮川さんもいい味だったなあ。
長澤まさみってやっぱ綺麗だなという映画
アマプラで無料鑑賞。
東宝のお宝コンテンツである黒澤明の「隠し砦の三悪人」のリメイク版?(多分)
主演は東宝芸能の長澤まさみ、阿部寛、ジャニーズの子。
長澤と同じく東宝芸能の高嶋政宏の怪演(最近こんな役ばっかだけど大好き)、椎名桔平のハゲチョビのダースベイダー、砦の豪華なセットが印象に残ったくらいで、それ以外は全く頭に残っていない。
あっ、あとラストのスタッフロールが墨字で見にくかったくらいか。
裏切りご免金道中
当時、松潤目当てに
映画を観た記憶があります
時代劇で真っ黒な顔で髭ずらな顔が
似合うのかどうか…?と思いながら観た
しかし長澤まさみや阿部寛がカッコよくて
いま、思うと長澤まさみは戦うものが似合います
特に宮川大輔と松潤のコンビは最高に
オモシロク意外と良かった
二人の珍道中が楽しい!
姫とのちょっと切ない恋心も……実らず
…ハッピーエンド
で終わらないところがいいね
432/443 2021.05.13現在
正直、あんま記憶は無く
面白くなかった記憶だけがある。
いや、長澤まさみが
かわいかった記憶はある!
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
三悪人のあるある言いたい♫
三悪人のあるある早く言いたい♬
三悪人のあるある今から言うよ♪
スターウォーズのことばかり
気にしがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→30歳くらい?
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→確か自宅
鑑賞回数→1回
記憶度→5%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→424位
邦画部門→39位
黒澤明監督のリメイク部門→1位
リメイクする勇気を買う
『スターウォーズ』に影響を与えた黒澤オリジナル。今リメイク作は『スターウォーズ』のダースベーダーに影響された?
実はオリジナルをしっかりと観ていないので比較もできませんが、アイドルが出演している娯楽時代劇とすれば、なかなかいい仕上がりになっていたように思います。『日本沈没』の出来の悪さもあったので、観に行くのもためらっていたのに、気になってしょうがない。と、怖いもの見たさでついつい・・・
森田リメイク版『椿三十郎』なんてのは織田裕二の背伸びした感じが浮いてしまったけど、今回の阿部寛が演ずる真壁六郎太はさりげない動きがミフネを感じた。あぁ、オリジナルでは三船敏郎が演じているんだな~とわかったくらいだ。残念なのは雪姫(長澤まさみ)と金堀の武蔵(松本潤)に隠れてしまっていたこと。これじゃ六郎太が隠し砦の“砦”だ。すると三悪人というのは他の三人のことなのかな?などと、結局誰が悪人なのかわからずじまいの鑑賞となりました。
樋口監督ということもあり、CGやアクションを楽しめるのかと思っていたけど、冒頭の秋月城炎上以外はそれほどでもありませんでした。それよりも、残虐なシーンや民が苦役を強いられているシーンが効果的で、平民の心を理解してゆく雪姫に感情移入してしまう。「民の心を知らねば再興もできぬ」という言葉も印象的でした。そんなこんなで十分楽しめたのですが、最後の音楽によってガクッ・・・
時代劇+タランティーノ映画なら…。
変にアニメ的なテイストを交わらせるより、『イングロリアス・バスターズ』とかのタランティーノ映画を見本に、樋口監督にしかできないスケールのミクスチャー時代劇を手掛けるべきだったと思ってしかたないんだよね。
折角、松潤があれだけの熱意を持って、全身全霊で取り組んでくれたのにそれが実ってくれてないなんて。
ここでの出来事が近いうちに、いい形で変わってくれたら良いけどね…。
学芸会よりひどい。
黒澤監督が泣いています。
キャスト、シナリオ、衣装やすべて学芸会。
迫力や、緊張感が足りなすぎます。
ジャニタレで撮ると名作もこう成り下がる典型を見せられた。
唯一評価できるのは音楽。これだけは良かった。
眉なしの椎名桔平と忠臣、阿部寛も笑えましたが。
映画館で観たら怒ると思う。
DVDでも必要なし、TV放映のみで十分です。
人を隠すなら、人の中だ
映画「隠し砦の三悪人」(樋口真嗣監督)から。
物語は、戦国時代、領土争いをしている三国の話。
小国・秋月は、山名という国に攻められ陥落したが、
生き残った雪姫(長澤まさみさん)と
莫大な軍資金・黄金百貫を隠れながら、運び出すのだが、
雪姫は何度も何度も、見つかりそうになる。
(うまくストーリーが説明できず、すみません(汗))
もうダメだと思った時、真壁六郎太と名乗る侍(阿部寛さん)から、
とっさに口から出た台詞だったと思う。(役が違っていたらごめん)
「人を隠すなら、人の中だ」
物陰や暗い場所など、隠れそうな場所ほど、見つかりやすい。
一番見つかりにくいのは「人の中」だという発想が、面白かった。
私はなぜか、以前、流行した「ウォーリーを捜せ」という本を
思い出していた。
同じような服装、同じような体型、同じような人の中に混じれば、
見つけにくい、という視点は、今後、何かに使えそうだ。
覚えておいて、損はないなぁ。
せっかくの美形が・・・。
松潤ファンの友人に付き合って観に行ってきました。
ストーリーは全然知らなかったのですが、展開が読めずドキドキしました。
大丈夫だよね(´;ω;`)ウゥゥって場面が何度も。
キャストが美形揃いなのに、汚れてる姿ばっかりで少し残念。
汚さない訳にはいかなかったんだろうけども・・・。
ラストは超お気に入りです。
隠し砦の恋人たち。
これ、リメイクじゃなくて「リボ~ン」だそうですが(爆)
本当にそれで良かった、と思わせる仕上がりでした…。
褒め言葉ではないですよxx念のため。
黒澤明の傑作を「リボ~ン」させた本作ですが、
まず根本が間違ってるんじゃ、、、そんな感じです。
先日も、彼の名作「椿三十郎」がリメイクされましたが、
これは監督&キャストに、どう違和感があろうとも(汗)
脚本をまったく書き変えずに「リメイク」したのが
功を奏したのか、ハナシの面白さを堪能できました。
面白い脚本にはそれだけ力があるということを再認識。
でも…。
そもそもジャニーズを使うなよ、とは言いませんが(=_=)
(マツジュンの演技にどうこう言いたいのではないため)
どうしてハナシの筋を彼らアイドル主演のラブストーリー
にしなければならないのかがまったく分からないxx
このハナシの面白さは、姫が誰かと恋に落ちることじゃなく、
彼らがいかに頭(悪知恵?)を働かせて、「黄金」と「姫」を
守りながら敵を出し抜くか…!という冒険活劇にあるのに。
題名にあるように、あくまでメインは「三悪人」。
まさか副題が「隠し砦の恋人たち」。じゃないよねぇ。。。
中盤まではなかなかのハイテンポで楽しめたものの、
(長澤まさみの雪姫も、かなり好演してましたから)
それ以降は…ずっと砦にいればいいじゃない、って感じ。
敵陣をかわしながらすり抜けていくスリルとドキドキ感が、
ぜんぜん感じられないまま弱まって…最後にドッカーン★
その後の大団円はもう、やぶれかぶれですね。
原因は、真壁六郎太の存在感をうやむやに扱いながら、
(彼が主役であるべき。だから根本から間違えている。)
いきなり鷹山刑部との対決をラストに持ってきて、
ハイ、盛り上がってください!っていう強引な演出と、
オリジナルキャラクターの武蔵と雪姫を絡ませたことで、
姫の気高さと距離感を完全に失わせてしまった演出。
「リボ~ン」というより「ドボ~ン」って落ちた感じ。。
正時代劇にこだわりたくないなら、それもよし。
監督がどう「リボ~ン」させようが個人の自由ですけど、
せっかくの面白いハナシをそんな風に現代に書き変えて、
それで数字がとれたとしても、作品の良さは伝わりません。
作る前にもっと熟考すべきでは。
(名作を簡単にリメイクする風潮は、まだ続くのかしらねぇ。)
サッパリ
黒澤明監督作品作品。
15億円もかけたとのことなんだけど
なんかちょっと演出と脚本が子供向け・・・(爆)
まぁ、わかりやすくて見やすかったですけど・・・
ストーリー的にはオリジナルを見ていないと
ちょっと淡々としすぎててあらすじを見ていた感がありました。
結構前から誘われてて、ちょっと楽しみにして
見に行ったんだけど、特撮はよかったです☆
学芸会の劇よりつまらなかった・・・金と時間の無駄
ところどころに挿入される「姫の成長物語」、あまりに底が浅すぎて、しかも長澤まさみの口がまわらず、真剣な顔でやられるほど「ぷっ」と笑えてしまった。阿部寛の真剣さが無駄に終わってしまい、可哀想なくらいだった。
松本潤とくりひろげられる、とってつけたようなラブロマンスとあわせ、追われている筈のドラマの展開を無視した、悠長な挿入が繰り返される。姫は成長し、恋をし、ああ、めでたい青春!って感じなんでしょうか?やっぱり長澤出演なので、タッチみたいな感じにしたかったのだろうと理解しようかと思いました。
見てるほうが恥ずかしくなるくらい、台詞もカットも演技もわざとらしかった。やはり、長澤の演技の下手さと松本潤の弱っちさが、映画の雰囲気を大きく壊したのは否めないと思うが、こんな展開、この程度の演出でリメイク!とか言っている監督、黒澤明ファンから石を投げられても仕方ないだろう。なんだか、リメイク超えて、韓流メロドラマになっちゃってました。
阿部、宮川、椎名はさすがに演技は下手じゃなかった・・でも、最後の最後の勝負の瀬戸際で「俺とこの国を治めぬか・・」とかいう安易な展開はどういうこと?!結局、お気楽なハッピーエンドにしたいがために、殺して当然のところで殺さず、殺さなくていいところではやたらに血を見せ、中途半端きわまりない。割引1000円で観たけど、時間の無駄と席を立とうかと何度も思った。
最後に・・上川隆也は、いったいどこに出演してたんだ?開始5分してから入ったから、冒頭に出てたのか?
邦画よ、がんばってくれ・・
見事な現代風リメイク
話しの本筋はオリジナルとなんら変わっていないけれど、キャラクターの性格が大きく変わっています。
それによって展開はだいぶ違ったものになってます。
その違いも、あぁ主人公がこのキャラクターならこんな展開してくのもアリかな~なんて思える、割と自然なものでした。
一度クリアしたRPGを違うキャラクターでやってみた感覚に近いかな?
リメイクでオリジナルを全くそのまんまコピーしてもしょうがないし、これはこれでありだと思いました。
「裏切り御免」の予想だにしなかった使い方にも痺れました。
オリジナル好きな方には受け入れられないでしょうが、見事な現代風リメイクだと僕は思います。
ただ1つ。
雪姫の衣装はもっとオリジナルに近づけて欲しかった!!
リメイクの出来はともかく、長澤まさみ雪姫の太ももには期待していたのに・・・。
「裏切り御免」か...。
「裏切り御免」言い過ぎ
導入から脱出劇まで勢いがあって,
画面に見入っていたのに
関所のくだらない押し問答がしつこくて,
高まった感情が下降線を辿りはじめる。
松本潤と長澤まさみの汚しが中途半端。
旅の困難が伝わらない。
背後に危険が迫っていても,
起こるドラマは緊迫感に欠けるし,
ひとつ覚えのように「裏切り御免」を連発する会話にげんなり,
エフェクト過剰なアクションは安っぽい,
爆発に迫力はあってもカタルシスは無いし,
いくら娯楽とはいえ,
そこかしこに横たわる「軽さ」をどうにかしてほしかった。
黒澤世代じゃなく,
スターウォーズ世代による「隠し砦の三悪人」なら,
いっそ思い切って,
もっともっと破天荒に暴れ回ってくれたら,
活劇として楽しめたかもしれない。
和製スターウォーズの襲来だ!
タイトルに横文字が使われているように、この作品は多分に『スターウォーズ』にインスパイヤされた作品です。例えば殺陣において、チャンバラというよりも火花を散らしながらべーダーとルークが戦うシーンにそっくりなんです。斬り合うとき剣は白く輝いて、ライトソードといってもおかしくないほどでした。またべーダーと見紛う将軍も登場してきます。
黒澤監督のオリジナルはまだ見ていませんが、『スターウォーズ』がオリジナルにインスパイヤされた作品であるなら、本作で本家帰りしたようなものです。
オリジナルとは大幅にシナリオ変更されているので、きっと黒澤ファンからは酷評されることは必至でしょうけれど、これはこれで見応えありました。
特にオリジナル当時にはなかったVFX処理を取り入れることで、砦の爆発シーンなど迫力ある映像を挿入できたことが大きな違いです。そういう意味では、『和製スターウォーズ』といってもいいくらいの作品でしょう。VFXだけでなく、よくこんな幻想的な風景を国内から見つけてくるものだと唸るくらいロケーションも力が入っていました。
オリジナルと、大きな違いは主役の変更です。オリジナルは姫を守る侍大将六郎太が主人公でしたが、新作では山名出身の金堀衆武蔵が主人公になっています。オリジナルでは 六郎太が強欲な二人の百姓を利用しようと考え、巻き込んだことになっていますが、新作では逆に武蔵の方からうまく取り入ったことに変更されています。
物語は六郎太の武勇伝から、武蔵の心境の変化が中心に据えられました。武士から庶民に中心人物を変更した点としては、おそらく秋月の雪姫が語る「国を支えているのは武士のみにあらずして、多くの国民あってこそ」という眼差しから、武蔵という社会の底辺で暮らす存在の目線を基軸に物語を組んだものと思います。
我欲に満ちた金への執着、そして親を殺された武士に対する恨みを超えて、武蔵は雪姫が語る理想の国作りに手を貸そうと思うようになるなど武蔵のこころの成長を綴った作品であると思います。そして山猿のような最下層のヒーローに、打ちひしがれている民を救おうとする姫、さらに姫のピンチを救う多くの秋月の民。その設定変更のキーポイントは、ポピュラリズムであり、『スターウォーズ』の共和国軍の理念に近いものいえないでしょうか。
シナリオ変更されたからといって、黒澤監督のスピリットが完全否定されたわけではありません。黒澤作品のエスプリに欠かせない、人間の業の深さや濃いキャラクターはそのまま生きています。
例えば、阿部寛が演じる六郎太は、三船敏郎が乗り移ったかのような野太い荒者ぶりを披露。阿部寛につきまとう「ちょいワルオヤジ風」の軽さを完璧に封印しています。
武蔵の相棒で、欲に目が眩んだ新八のその徹底した馬鹿丸出しぶりの宮川大輔の演技は試写会場でも爆笑を起こして止みませんでした。彼のキャラは実に印象的でしたね。
雪姫を演じた長澤まさみは、これまでのかわいい系キャラをかなぐり捨てて、男装に挑戦。荒っぽい役どころと民を愛する心優しい姫君の両面をメリハリつけて演じておりました。
そしてなりより松本潤の野性味ある武蔵役は、彼のファン層を確実に拡げる素晴らしい演技であったといえます。
しかし『日本沈没』の時よりストーリー面で大ブーイングを浴びている樋口監督は、本作でも健在でした。ネタバレになるので多くを語りませんが、六郎太が絶体絶命のピンチ陥ったとき、いとも簡単に脱出させてしまうのです。あれでは興ざめです。
あとどうせストーリー変更したのなら、『スターウォーズ』のようにラストに大規模戦闘を持ってくるべきでした。続編を作るならまだしも、ラストの終わり方がやや仮面ライダー的な終わり方かなぁという気がします。
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