ロシアン・ドールズ

劇場公開日:

解説

30歳を迎えたライターの青年が、恋愛に葛藤する姿を描いたラヴ・ストーリー。2002年の青春群像劇「スパニッシュ・アパートメント」の5年後を描く続編。監督は前作に続きセドリック・クラピッシュ。出演も前作のキャストを引き継いでおり、「真夜中のピアニスト」のロマン・デュリス、「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥ、「80デイズ」のセシル・ド・フランス、「プライドと偏見」のケリー・ライリーほか。2005年セザール賞助演女優賞を受賞。

2005年製作/130分/フランス・イギリス合作
原題または英題:Les Poupees Russes/The Russian Dolls
配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ
劇場公開日:2006年5月20日

ストーリー

バルセロナで他国の留学生仲間と共同生活をしていた大学時代から5年。30歳になったグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、パリに在住しながら夢だった作家への足掛かりをつかんだものの、まだ自分の表現と仕事の間にギャップを感じていた。時は遡り1年前。身内から結婚を急かされるようになった彼は、理想の恋人探しがもはや使命となっていた。元恋人のマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)や親友でレズビアンのイザベル(セシル・ド・フランス)、行きずりの恋人たちと日々を暮らす中、ひょんなことから彼は、ロンドンに住むかつての留学生仲間、ウェンディ(ケリー・ライリー)と再会し、テレビドラマの脚本を共同で執筆することに。次第に彼らの関係は親密になり、ウェンディが横暴な同棲相手を追い出すと、2人は付き合い始めるが、同時にグザヴィエは、ゴーストライターの仕事で付いた元モデルでセレブのセリア(ルーシー・ゴードン)とも関係を持ってしまう。浮気に感づいたウェンディはグザヴィエと口を聞かなくなるが、ウェンディの弟ウィリアム(ケヴィン・ビショップ)の結婚式に出席するためロシアのサンクトペテルブルグを訪れた時、2人は仲直りをする。そして後日、ロンドンで、2人は肩を並べて歩いていくのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5マトリョーシカ

2021年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

このシリーズが大好きで久しぶりに再鑑賞。バルセロナでの共同生活的なのも、パリ、ロンドン、サンクトペテルブルクで垣間見れて良かったです。

日本の価値観ではグザビエはダメダメ男だけど、恋愛が大好きなんて羨ましいじゃないですか。いや、彼は恋愛が大好きではなくて、自分にしか興味がない内省型、自分が大好きなんですよね。決して嫌味ではありません。本質的なところで、人間は自分にしか興味がないのが真実なんです。登場人物がここまで好き勝手に自由だと、清々しい!褒めてます。日本人見習いましょう。

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ミカ

2.5フランス男の恋の衝動

2020年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テレビ脚本家グザヴィエを主人公に、フランス、イギリス、ロシアと舞台を移しながら描く男と女の恋の悩み。本命に出会うまでの苦労をマトリョーシカに見立てたタイトル。力まず飾らず、フランス男の恋の衝動を描いたそれなりの親しみ易さはあるが、取り立てて良いところが見つからない。前作は未見。

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Gustav

3.0青い鳥はいつも近くにいるか?

2016年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作から5年。凄く綺麗だと思っていた女優さんの劣化が急激過ぎて、びっくり。
逆にあんまり……。と、思っていた女優さんが、むっちゃ可愛くなっているという不思議。というか、そういうのリアル。
本作の出会いが、3作目に繋がる重要なエピソードだと思われます。そして1より断然良いです。ストーリー&音楽!
あ、多分、私が共同生活がダメだから1は楽しめないのかも。しかしロシアン・ドールズって(笑)
女の子を、ロシアンドールみたいにころころ変えた結果、大事な人は傍にいる的な?
近くにいる青い鳥、みっけた!みたいな。
ありがちな着地点ですね。
ほんと、もう主人公のロマンが、本当に本当にダメな男で(前作同様)!!
でも可愛い!女子が惹かれるのが分かる気がする。
その可愛くなってたケリー・ラリーって、若い頃のダイアン・キートンに似てる。喋り方、笑った時の口元とか特に。
登場人物全員が愛らしい!
トトゥさんを除いては(笑)

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さぽ太