ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

劇場公開日:

解説

イギリスの人気作家クリスチアナ・ブランドの児童書『ふしぎなマチルダばあや』を、イギリス映画界を代表する女優エマ・トンプソンが脚本も手がけ主演映画化。母を失った7人の子供たちの前に、不思議な力を秘めた乳母が現れる。監督は「ウェイクアップ!ネッド」のカーク・ジョーンズ。共演は「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのコリン・ファース。

2005年製作/98分/アメリカ・イギリス・フランス合作
原題または英題:Nanny Mcphee
配給:UIP
劇場公開日:2006年4月15日

ストーリー

葬儀社に勤めるブラウン氏(コリン・ファース)は、1年前に妻を亡くし、7人の子供たちを男手一つで育てていた。子供たちの楽しみはナニー(乳母)を追い出すこと。今までに17人もナニーがやってきたが、彼らのイタズラに根を上げてすぐに辞めてしまった。長男のサイモンをはじめ、クリッシー、トーラ、リリー、エリック、セバスチャン、それに赤ん坊のアギーまで大暴れだ。ブラウン氏は他にも頭痛のタネを抱えていた。妻の親戚で横柄なアデレード伯母から養育費の補助を受けてきたが、1ヶ月以内に再婚しないと補助を打ち切ると言い出したのだ。もしそうなったら、子供たちは施設に入ることになる。だからこそ、必死に再婚相手を探そうと考えるブラウン氏だが、そんな親心を知らない子供たちは、父の再婚話に寂しい思いをしていた。ある日、伝説のナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)がブラウン家にやって来る。だんご鼻にそりかえった眉、さらに大きなイボがあり、歯もヘンだ。そして魔法のステッキが大きな音を立てると、子供たちはものすごい速さで動き出し、騒ぎが収まった。彼女のおかげで子供たちは礼儀作法を身につけ始め、ブラウン氏は次第に信頼を寄せるようになる。そんなある日、アデレード伯母が現れ、一家の経済的な負担を減らすため、一人だけ子供を引き取ると言い出す。クリッシーが連れ去られそうになるが、その危機を救ったのもマクフィーだった。一家の窮地を救ったマクフィーに、サイモンたちは感謝の言葉を贈る。やがて子供たちが礼儀作法を覚えるたびに、マクフィーの顔が普通の状態に近づいていく。一方、ブラウン氏はアデレードとの取り決めを守るため、ぞっとするいでたちの未亡人、クイックリー夫人に結婚を申し込もうと決意するが……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0支援のあり方として

2023年4月30日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

手に負えない子どもの教育のために魔法を使ってわからせる!ってやり方に最初はモヤ〜っとしたけど

魔法の力で全部解決!じゃなくて、時には子どもに考えさせたり、裁量に任せたりして自立させるための手助けをするっていうのはとてもいいやり方と思った

それでも子どもの力じゃどうしようもできない理不尽なことが起きた時は助けるよーって
すてき
マクフィーさんに全人類たすけてほしい

パパは下手くそなところあるけどなんやかんや子どもLOVEだし、子どもも家族LOVE
婦人もただお金LOVE

あと映像ひたすらきれい
カラフルな衣装と部屋の内装がとてもかわいかった!

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mui

0.5醜悪

2023年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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odeonza

4.0「セキュリティ・ソフトは何を使ってる?なにー?!マカフィー?」という会話がネット上でしばしば聞かれたあの頃。ちなみに、“ナニー”の意味も知らなかった・・・(汗)

2021年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 チラシを見ると、“『メリーポピンズ』に次ぐイギリス生まれの心温まるニューファンタジー”と謳ってあった。たしかに家庭教師が魔法使いという点では同じですが、いたずらっ子の7人兄弟という点では『サウンド・オブ・ミュージック』であろうし、エヴァンジェリン(ケリー・マクドナルド)の作法や発音の矯正なんて『マイ・フェア・レディ』なのかもしれません。クライマックスでのパイ投げなど、数々のコメディ映画へのオマージュも感じられ、とても懐かしい気分にさせられました。そういえば、ブラウン家の主人(コリン・ファース)は葬儀社勤務でしたけど、まさか『オリバー・ツイスト』まで視野に入れたのではないでしょうね。『バタリアン』じゃないでしょうし。また、1ヶ月以内に結婚!というのは『プロポーズ』か?

 私事ですが、この映画を鑑賞しているときにも飲食物で音を立てている不愉快なお客さんが多かった。思わず「レッスン1:鑑賞中、音は立てない」などと言ってあげたくなってきました。もちろん決め手は杖でドンッ!とやりたかったのですが、あいにく傘を持っていなかったので未遂に終わりました。しかし、ミミズを食べるシーン(スクワームかよ!?)からは静かになりましたね~最初から最後まで食べまくっている迷惑な客のために、映画には今後ともグロいシーンを必ず用意してもらいたいものです。

 ストーリーはお子様向けのファンタジーだとばかり思っていたので、こんなに泣かされるとは予想できませんでした。とにかくケリー・マクドナルドの初々しさにやられてしまったのです。イメルダ・スタウントンなんていう名女優だって脇役にしてしまう贅沢な布陣だったし、エマ・トンプソンがかすんで見えてしまうくらいでした。そして動物の名演技。笑うロバとかカラフルな羊がすごい・・・今年の干支は羊なのか?

【2006年4月映画館にて】

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kossy

4.0がんばれパパファース

2015年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

「ロイヤルセブンティーン」のパパとはまるで真逆の頼りないパパファースがとても楽しかった。

色使いもファンタジックで(あの緑を着こなすコリンは素敵です。)ラストは真っ白というのもすっきり感につながったかなと。

「惜しまれても必要なくなったらお別れ」というのも、そろそろ子離れしたくてはいけない自分には響きました。

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chuchumamapeace

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