緑茶
劇場公開日:2006年4月15日
解説
容姿はそっくりだが性格は正反対な二人の女性に翻弄される中年男の心の揺れを綴る恋愛ドラマ。監督は中国第6世代の旗手、「おかえり」のチャン・ユアン。撮影はクリストファー・ドイル。主演は「鬼が来た!」のチアン・ウェン。一人二役でヒロインを演じるのは「少林サッカー」のヴィッキー・チャオ。
2002年製作/89分/中国
原題または英題:緑茶/Green Tea
配給:キネティック
劇場公開日:2006年4月15日
ストーリー
大学院に通う内気で地味な性格のウー・ファン(ヴィッキー・チャオ)は、自分に相応しい男性を求めて、ときどき見知らぬ相手とデートをしていた。その日、待ち合わせにやってきたのは、サングラスをかけた気障な感じの男チン・ミンリャン(ジャン・ウェン)。ファンはいつものように緑茶を注文し、茶葉の揺らめきをじっと凝視する。彼女は以前に友人から「一杯の緑茶で愛の行方を占える」と聞き、新しい男と出会うときはいつもそうしているのだった。ミンリャンは緑茶の占いなどに何の興味もないが、心をすぐには開かないファンに次第に惹かれていく。ファンが次第にミンリャンに心を開き始め、緑茶占いを教えてくれた友人について話し始める。彼女の母親は死者の化粧をする仕事に就いていたが、結婚後、そのことが原因で夫に虐待され、常に手袋をして生活させられていた。そして最後は、娘の目の前で夫を殺してしまったと語る。彼は、ファンと喧嘩別れしてしまったある夜、ホテルのラウンジでファンとそっくりな女性を見かける。長く艶やかな黒髪をなびかせ、派手なドレスに身を包んだピアニスト、ランラン(ヴィッキー・チャオ)。彼は勇気を出して彼女に近づいてみるが、彼女はファンとは対照的に強烈な個性の持ち主だった。ファンとランランは別人なのか、それとも二重人格の一人の女性なのか。ミンリャンは疑いを持つようになる。そしてファンの語った母が父を殺したという友人の話は、実はファン自身の過去なのではないか、と。疑問を抱きながらもミンリャンは、彼女たちの両方を愛するようになってゆく。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャン・ユアン
- 脚本
- ジン・レンシュン
- チャン・ユアン
- 製作指揮
- ワン・シュオ
- 企画
- ワン・モー
- 製作
- リー・ロンユー
- プロデューサー
- マー・ブー
- コンテ
- ジィ・ズ
- 撮影
- クリストファー・ドイル
- 美術
- ハン・ジィアイン
- ジョウ・ウェイコン
- グァン・ジァン
- チャン・シュービン
- 道具
- ウー・シエン
- 録音
- ウー・ラーラー
- 初期録音
- チャン・ジーガン
- ウェン・ポー
- ドゥオ・ジョン
- ニゥ・ゼォリァン
- 音声構成
- チャン・ジン
- ADR録音
- リー・チン
- 音楽録音
- リー・シァオペイ
- 録音技師
- シェン・チャンチン
- 照明
- ホアン・ジーミン
- 編集
- ウー・イーシァン
- 衣裳
- リー・シゥルゥ
- 音声編集
- リン・チエン
- 作曲
- コン・スー
- ピアノ演奏
- ユィ・トン
- フォン・シャオボ
- 製作事務
- ジン・シーチョン
- 製作管理
- チャオ・イージュン
- 助監督
- 張磊
- ライ・イウファイ
- スクリプター
- ゾン・ビンフォン
- 翻訳
- イェン・ホン
- 照明補佐
- チェン・ロンハン
- グァン・ヨンシァン
- ディアオ・グオビン
- 撮影補佐
- ホー・バオロン
- ツァオ・ディンチァン
- ルー・リーシン
- ショー・ジョー
- メイク助手
- パン・ゾンビァオ
- メイク
- シァオ・ジン