ダンサーの純情

劇場公開日:

解説

傷ついたダンサーと、天使のような少女の出会いを描く美しくも悲しい純愛映画。主演は韓国の国民的女優、ムン・グニョン(「マイ・リトル・ブライド」)。相手役にはミュージカル界から抜擢された新星、パク・コニョンが扮している。監督は「純愛中毒」のヒット・メイカー、パク・ヨンフン。

2005年製作/111分/韓国
原題または英題:댄서의 순정
配給:エスピーオー
劇場公開日:2006年4月15日

ストーリー

中国の少女チャン・チェリン(ムン・グニョン)はダンス・チャンピオンの姉に代わってソウルでダンス大会に出場することになった。本当はダンスを踊ったことの無いチェリンだが、大会までに練習すれば必ず出来ると自分に言い聞かせていた。一方、パートナーをライバルに取られた上、足に怪我を負ってダンスへの道を絶たれたダンサー・ヨンセ(パク・コニョン)。そんな彼を見かねた先輩ジェームズ・マは、中国から新しいパートナーを招聘し、ダンス大会で再起をかけるよう彼を説得していた。そしてその新しいパートナーこそはチェリンの姉だったのだ。だが現れたチェリンのあまりの幼さに、ヨンセは彼女が姉の身代わりだと気づき、家から追い出してしまう。しかし、数日後に無邪気な電話をかけてきたチェリンを見捨てることが出来ず、ついにはパートナーに仕立て上げる決意をするのだった。ダンスの猛特訓を通して特別な感情で結ばれていく二人。チェリンの才能が開花し、二人のダンスは輝きを増していった。しかしそこに現れたのがライバルのヒョンスだった。ヒョンスは力づくでチェリンを自分のパートナーにし、ヨンセを二度とダンスの出来ない体にするのだった……。

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スタッフ・キャスト

監督
シナリオ
パク・ケオク
エクゼクティブ・プロデューサー
キム・ドンジュ
プロデューサー
チェ・スンシク
撮影監督
キム・ジョンユン
プロダクション・デザイン
シン・ジョミ
音楽
チェ・マンシク
音響
カン・シンギュ
照明
イ・ガンサン
編集
シン・ミンギョン
衣装
イ・ジヨン
ヘアメイク
イ・ジニョン
ライン・プロデューサー
イ・ピルン
日本語字幕
大塚毅彦
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映画レビュー

4.0「永遠の妹」「国民の妹」と称されるようになったムン・グニョン。『箪笥』の演技もよかったけど、今回は「ダンス」だ!すると、『箪笥』ではタンサーだったのか・・・

2020年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 単純なストーリーと皆さんが仰っているので、何も考えずに見ていたら、主人公のチャン・チェリン(グニョン)は中国人なのか朝鮮人なのかわからなくなってしまいました。執拗なまでに“オジサン”という言葉を連発する彼女に対し、「北の訛りをなんとかしろ!」と苛立ちを覚えていたダンストレーナーのヨンセ。やっぱり北か?中国の朝鮮族?ともかくダンスのパートナーになるには偽装結婚をしなければならなかったということも設定をややこしくしていました。

 ライバルの策略によって足に怪我をしてしまい、パートナーまで失ってしまったヨンセ(パク・コニョン)は、先輩の勧めで中国の自治区でチャンピオンとなった女性を迎えることになった。ところが、そのチャンピオンには婚約者がいるため、代りに妹がやってきてしまった。その妹にしょうがなくダンスを教え、偽装結婚を摘発しようとする警察への対策もとらねばならないという、ラブコメタッチで物語は進む。ダンサーとしての再起をかけ、大会まで3ヶ月という短期間で猛特訓する、典型的なサクセスストーリーかと思いきや、意外な展開も・・・

 ムン・グニョンはかなりダンスの特訓をしたようで、レッスン初日からスピンの速さで圧倒されてしまいました。最終的には、アレグロというバレエを取り入れた高難度の技までやってのけるので、浅田真央ちゃんもビックリです。一方、パク・コニョンもミュージカル出身の新人俳優で、踊りのぎこちなさが全く感じられないくらいです。椎名吉平にも似ているし、大和田獏にだって似ているような気がしましたが、ファンに怒られそうなので断言は避けておきます。

 ホタル、ドレス、バスガイド。嫌味のない伏線も自然に取り入れて、爽やかな感動を呼ぶ作品でしたが、一番泣けたのが足を投打され、チェリンの荷物にやつあたりするシーン。このヨンセの激情が好きでした。

〈2006年5月映画館にて〉

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kossy

3.5主演二人ともあんまり知らないのだけれど、男優の使い方が上手くて同じ...

2019年3月6日
iPhoneアプリから投稿

主演二人ともあんまり知らないのだけれど、男優の使い方が上手くて同じようなタイプの映画の日本のものより良く感じた。古き良きみたいな感想。
韓流ドラマの良さが詰まったような作品。

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