初恋のアルバム 人魚姫のいた島

劇場公開日:

解説

「スキャンダル」のチョン・ドヨンと「殺人の追憶」のパク・ヘイルが共演したハートウォーミングな純愛ストーリー。監督・脚本は「私にも妻がいたらいいのに」で百想芸術大賞新人監督賞を受賞したパク・フンシク。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2005ヤング・ファンタスティック・コンペティション部門グランプリを獲得した。

2004年製作/111分/韓国
原題または英題:人魚姫
配給:タキコーポレーション
劇場公開日:2005年5月28日

ストーリー

郵便局に勤めるごく平凡な女の子ナヨン(チョン・ドヨン)には頭の痛いことがあった。それは、頑固で口の悪い母ヨンスン(コ・ドゥシム)が、ことあるごとにお人好しの父をなじり夫婦仲がすっかり険悪になっていることだ。そのことが原因で、ナヨンは優しい彼との結婚にもう一つ踏み切れないでいた。始めは愛し合っていても、やがては自分も両親のような関係になってしまうのではないか…。そんなある日、状況に耐えかねたのか突然父が姿をくらましてしまう。しかし、母は父の所在を訪ねるどころかせいせいしたかの様子で動揺すらしない。仕方なくナヨンは、楽しみにしていた海外旅行を取り止め、父の行方を捜しに両親の生まれ故郷の島へ赴くことにする。しかし、そこで彼女が目にしたのは30年前の純粋で優しい自分そっくりの若き母(チョン・ドヨン/一人二役)と、爽やかな笑顔で現れる若き郵便配達員の父(パク・ヘイル)の微笑ましくも仲睦まじい姿…。あまりの状況の変化に戸惑うナヨンだが、若き母の優しい応対や、非識字者の母に愛情を込めて文字を教える父の姿をまのあたりにするうちに、次第に2人の愛の深さを知り、心穏やかな面持ちで見守っていく。その後、この不思議な世界から現実に立ち戻ったナヨンは、故郷の島で病に伏した父を見つけ、嫌がる母を呼び寄せる。思い描いていた幸せを手にできなかった母は、病床の父にやりきれない思いをぶつけるのだが、やがて2人は夫婦にしか分からない愛の深さを確認する。そしてナヨンもまた、ためらっていた結婚という問題と正直に向き合い、思いを新たにしていくのだった。

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映画レビュー

3.0海女ちゃん

2018年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 実は字が読めないのに、弟ヨンホに毎日手紙を送ってもらってる若き母ヨンスン。郵便配達人チングクは若き父。彼に会いたいがため健気な努力をしていたのだ。海女で生計を立て、弟の学費をも面倒見るヨンスン。  父の借金肩代わりのため、学校にいけなかったナヨン。母の言葉「学校はあとから行けばいい」が30年前にも聞ける。ヨンスンの字の読み書きができないことがわかったジングクは時間を見つけて読み書きを教える。  淡い恋物語と順調な字の習得。そんな折、彼が本土に転勤となってしまう。それからどうやって恋が成就したのだろう?と思っていると、いきなり現実に戻ってしまう。父も見つかり、母を島へ呼ぶ。  数年後、子供も生まれたナヨン。父はもう亡くなっていたけど、バスの集合写真を見て母に質問する。ずっと不仲だと思っていた両親の恋を垣間見て、家族の愛も深まったと言えるのだろうけど、これといった大きな転機もなく、ほんのりとノスタルジーを味わえる程度。それでもチョン・ドヨンの一人二役、海の美しさをはじめとする島ののどかな風景が楽しめる。  タイムスリップという世界観よりも、両親の過去の映像を見せられただけ。SFファンタジーを思わせるようなエピソードがあればもっと面白いのかも・・・

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kossy

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