ペッピーノの百歩
劇場公開日:2004年6月19日
解説
1970年代にシチリアの小さな街で、マフィアの一員である父に逆らい、反マフィア運動を繰り広げて殺された実在の若者ペッピーノの短く苛烈な生涯を映画化。監督は、イタリア映画界を代表する社会派監督マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。2000年のヴェネチア映画祭で脚本賞を受賞した。2004年のイタリア映画際で上映され、好評を博した1本。
2000年製作/104分/イタリア
原題または英題:I Cento passi,
配給:樂舎
劇場公開日:2004年6月19日
ストーリー
ペッピーノ(ルイジ・ロ・カーショ)は、マフィアが支配するシチリアのチニシという街に生まれた。マフィアのボスであるターノ(トニー・スペランデオ)の家は、彼らの家から百歩しか離れていないところにあった。ペッピーノの父親(ルイジ・マリア・ブッルアーノ)は頭のいい息子を誇りに思っており、いつかはターノのようになってほしいと願っていたが、ペッピーノが青年となった1960年代、各地で同世代の若者たちが伝統的価値観を拒絶して騒動を起こした。ペッピーノは仲間たちとマフィアを糾弾する新聞を発行し、ラジオ局を開設する。父親は息子を力ずくで黙らせようとしたが、ペッピーノはそんな父に反発し、家を出る。しかし母親(ルチア・サルド)と弟(パオロ・ブルグリア)は、ひそかにペッピーノを支えた。マフィアとの緊張は日に日に高まり、ある日、父親は何者かによって殺される。それを機に、ペッピーノは議員に立候補することを決心するが……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
- 脚本
- マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
- クラウディオ・ファーバ
- モニカ・ザペッリ
- 製作
- ファブリツィオ・モスカ
- 撮影
- ロベルト・フォルツァ
- 美術
- フランコ・チェラオロ
- 編集
- ロベルト・ミッシローリ
- 衣装デザイン
- エリザベッタ・モンタルド
受賞歴
第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)
ノミネート
最優秀外国語映画賞 |
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