少林キョンシー

劇場公開日:

解説

法術の達人と現世に甦った悪霊たちとの闘いを描くカンフー・ホラー。2003年「少林サッカー」、2004年「カンフーハッスル」、そして2005年、香港映画界が世界に放つさらに過激で、さらにありえない究極のアクション・エンタテインメント! 今や世界のトップ・アクション・スターとなったジェット・リーを生んだ「少林寺」シリーズに代表される“少林寺アクション”に、80年代に一大ブームを巻き起こした“キョンシー・ホラー”。香港映画が生んだ2大ヒット・ジャンルを大胆に組み合わせ、さらに“ゾンビ・ホラー”、“宇宙的スケールの善悪頂上対決”、“伝統のカンフー・アクション”、“ワイヤーワーク”、“デジタルSFX技術”“特殊メイク”など、盛りだくさんの要素を盛り込んでいる。

2004年製作/122分/香港
原題または英題:少林[歹+彊の右側]屍 Shaolin vs Evil Dead
配給:トルネード・フィルム
劇場公開日:2005年11月12日

ストーリー

清の時代。迷える霊を成仏させ、転生させる《往生道》を極めようと日夜修行を続ける白道士(ゴードン・リュウ)。弟子の白日(ジャッキー・ウー)と白天(シー・シャオフー)、そして8体のキョンシーと共に旅を続けていた。ある夜、一行は街道沿いのある料理店に立ち寄る。その店は大勢の客たちで賑わい、一見繁盛しているように見えたが、白道士は店に漂う何か異様な気配に気づく。案の定、そこは死霊たちが通りがかった生者を魔界に引き込もうと罠を張る死霊飯店だった。白道士が死霊たちの偽装を見破ると、店にいた客も店員も腐乱した本当の姿を現わして襲いかかってきた。白道士は死霊たちの激しい攻撃をかわしながら、持てる法術を尽くし、彼らを転生させるために死者の魂を鶏の卵に封じ込めていく。しかし多勢に無勢、次第に白道士たちは絶体絶命の窮地に追いやられていく。そのとき、かつて白道士の兄弟子だった黒道士(ルイス・ファン)とその女弟子、黒月(シャノン・ヨー)が現われると、死霊たちの魂を抜き取り次々と消滅させていった。白道士と黒道士は、かつて共に同じ師の下で道教の教えを学んでいたが、実の父親である師匠は、一門の後継者に弟弟子である白道士を選んだ。それに激怒した黒道士は父の道場を飛び出し、父の教えとは正反対の《地獄道》へと傾倒していった。《地獄道》は、現世にさまよう霊すべてを悪と考え、それらを退治、消滅させるためには手段を選ばない冷酷な教えだった。白道士と黒道士は会う度にいがみ合い、霊に対する考え方の違いに対立していた。白道士一行はようやくキョンシーたちの故郷である陳家村にたどり着くと、さっそく霊を成仏させるための法術を行い、キョンシーたちを棺で眠らせるのだった。その頃、黒道士も邪悪な妖気漂うその村に現われていた。黒道士は村の実力者に除霊が必要であると説き、村人にお札を配り、広場で子供たちに法術を伝授する儀式を行った。しかし、それを見た白道士は黒道士が子供たちの魂を抜き、操ろうとしていることを見抜き、儀式を中止させようとする。やがて、広場は巨大な将棋盤と化し、黒道士に操られた子供たちと白道士が紙人形で作った童子たちの激しい法術戦が繰り広げられるが決着は付かず、黒道士はその場を立ち去った。黒道士は村の外れにある洞窟に向かい、そこにかつて大軍を率いた将軍の魂が眠っていることを知る。黒道士はその墓をあばき、それを持つことで強力な魔力が得られるという麒麟石を盗み出す。そのとき、将軍の遺体がキョンシーとなって復活しようとしていた。黒道士は護符でそれを阻止し棺に封じ込めるが、その直後、洞窟の天井から滴る雫が護符を剥がし、将軍はキョンシー大魔王として蘇ってしまう。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く