ヘイフラワーとキルトシュー

劇場公開日:

解説

キュートな姉妹とその風変わりな家族の日常を描いたハートウォーミング・コメディ。監督・脚本・編集はこれが初の児童映画となるカイサ・ラスティモ。原作はシニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ姉妹の同名童話。出演はオーディションで選ばれたカトリーナ・タヴィ、ティルダ・キアンレトほか。2003年ストックホルム国際児童映画祭グランプリ、同年シカゴ国際児童映画祭優秀賞など受賞。

2002年製作/72分/フィンランド
原題または英題:Heinahattu ja Vilttitossu
配給:アンスールピクチャーズ、イフ・エンターテインメント
劇場公開日:2005年10月15日

ストーリー

姉のヘイフラワー(カトリーナ・タヴィ)は7歳にして、家族をまとめるしっかり者。パパ(アンティ・ヴィルマヴィルタ)はポテトの研究のことしか頭になく、ママ(ティルダ・キアンレト)は家事がまったくできない。そして妹のキルトシュー(ティルダ・キアンレト)は、お姉ちゃんに頼りっきりでわがまま三昧。そんなヘイフラワーも、来週から待ちに待った小学生になる。しかしこのまま自分が小学校に通い始めたら、家族がどうなってしまうのか心配がよぎる。普通の家族になることを神様に祈るヘイフラワーだが、中々変化のない家族の様子に、いよいよ彼女にも限界の時がくる。突然、誰とも口を聞かず、自分勝手な態度に出るヘイフラワー。その急変ぶりにママもキルトシューも戸惑いは隠しきれない。だがやがて、パパは家族のことを思いやり、ママは家事を始め、キルトシューもヘイフラワーと和解し、家族はひとつにまとまる。そしてヘイフラワーは機嫌良く小学生になるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0反面教師

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

カティラコスキー一家の長女ヘイフラワー(7才)と妹キルトシュー(5才)の巻き起こす他愛のない騒動を面白おかしく描いたファミリーコメディ。
できたお姉ちゃんと我がまま放題の妹、ジャガイモのことしか頭にないパパ、家事の苦手なママ、阿佐ヶ谷姉妹のようなお隣のおばさん、誇張はあるのだが原作者のシニッカとティナ・ノポラ姉妹の幼いころの体験が元になっているらしい、良い子の鏡のようなお姉ちゃんの第一反抗期に周りは右往左往、観ているこちらまで「拗ねたくなる気持ちはよく分かるよ」と励ましたくなる。
子供向けというより大人になりきれない親たちへの反省をうながす映画かな、とにかく色彩豊かでお部屋やお菓子を観ているだけでも得した気分になれました。

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odeonza

3.0パンが焼けますように

2018年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 子供もいないし、姉妹でもない。ジャガイモも研究したことないし、家事はできないということもない。ということは、あの警官に感情移入するしかない。でも、ヘイフラワーとキルトシューが可愛いからといって、かまってばかりいると変態ロリコンオヤジ扱いされそうな気もする。とりあえず運動で発散させよう~なんて発案したけど、姉妹のケンカのおかげで・・・

 子供っぽい親としっかりした子供。どこかのコピーにあったような家族の関係も傍から見ると、とても楽しそうだ。ストーリーだって、警官が登場する割にはたいした事件も起こらない。キルトシューの可愛さとお茶目なママのおかげでほんわかムードにさせてくれるのです。特に、風船に水を入れてキャッチボールをするシーン。そして、ズルして優勝するかけっこの部分。もうすぐ小学校へ入学するというお姉さんの心理描写も見事なものでした。

 こんな映画を日本で作るとしたら、「1億2千万人総こども化計画」なんてタイトルはいかがでしょう。ある村では、炊事・洗濯・掃除はみな子供たちがやって、親たちは米の研究をする傍らで水あそび・砂あそびに興じている。やがて平和な村に映画館ができて、村人は大喜び。やがて映画も韓国映画を上映するようになって、パク・チャヌク監督作品が公開されるやいなや、平和な村にも暗雲がたちこめる・・・それを救うのがヘイフラワーとキルトシューだった。と、またわけのわからぬ妄想が・・・

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kossy

5.0フィンランドに留学することになった理由の一つはこの映画ですね。 彼...

2016年2月27日
iPhoneアプリから投稿

フィンランドに留学することになった理由の一つはこの映画ですね。
彼女たちのフィンランド語を聞くと優しくなれる。
素敵な言語です。

パンを焼きたくなる(^-^)

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ディア