バタフライ・エフェクトのレビュー・感想・評価
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♪BORN THIS WAY
が頭から離れなかった。
バタフライ・エフェクトって言葉の響きからなんだかそそられてしまう評判の高い本作をやっと観ました。すっごく良かったです。
言ってしまった言葉、やってしまった事、また言えなかった言葉、やらなかった事。
いろんな後悔があっても人は時間は戻せないし、未来に向かって今を生きるしかない。
あの時こうしてたら…
もしこうだったら…
“絶対”で“平等”だからこそこの“たられば”誰もが一度は想像したことがある、だけど100%実現できないこと。
その身近且つありえない話に不思議な感覚を覚えてぐいぐい引き込まれる映画でした。
序盤から「どういうことどういうこと?」と引き付けられて、見事な伏線回収で「なるほどなるほど」とさせられる気持ち良さ、メッセージやテーマを伝える角度やアイディア、演出力や演技力、どれをとっても映画としてとっても秀逸。(余談ですがカオス理論を扱った『カオス』に期待してたのはまさにこういうこと!)文字が揺れる演出も好きだし、ラストのすれ違うシーンの雰囲気の出し方もたまらなくツボでした。
こういう監督・脚本・演技が一つでも欠けてたら成り立たない作品大好きです。子役たちまでぬかりなくみんな素晴らしかったです。
もし神様ですらタブーにしている(?)過去を変えられる力を持っていたら。
“知りたい”という欲求と実際に“知る”ということには大きな隔たりがあって、知らないというのは愚かだけど幸せなもので知ってしまったら心が動いてどうにかせずにはいられないのが人間という生き物。
確かに試してみたい気もするけどその実は一度試したらあるはずのない“パーフェクト”を求めてしまう悲しい能力に他ならない。
“わからない”のが醍醐味なんだし、 “忘れる”というのも寂しいことだけど天が与えてくれた才能の一つなのかもしれませんね。
ある地点の線路の方向をちょっと変えただけで到着駅は変わる。あとはそれが必然だったみたいになるようになってしまう。
それもそのはず、人は一人で生きてるんじゃないんだからもちろんそうなる。出会いと環境が自分を作って、今ここに誰かがいるという“歴史”はそんなに浅く単純な積み重ねじゃない。それは実は過去を変える前も後も変わらなくて。
主人公の払った“代償”は本当に切ないけれど、それを通してわたしたちに訴えてくるメッセージは本当に温かい。
時間は戻せないけどそれがいい。人は変えられないけど自分なら変えられるんだからリセットしなくたってどこからでも再スタートできる。一度でたくさんなのが人生だなーと改めて考えさせてくれました。
シュタインズゲート
シュタインズゲートから入ったので、こっちの物語は何となく物足りない感じがしました。とは言えとてもうまく出来てる作品だと思います。
何度やり直しても彼女を幸せに出来ず、挙句の果てに彼女の為を思って出会わなかったことにする選択を選んだ主人公が切な過ぎます。
シュタインズゲートから入っていなかったらもっと感動したと思う。
全てうまくはいかない
最高
もうひとつの人生があるかもね
みんなが思う、あの時やり直したら?今どうなってるか?
友達に勧められた作品。
とても最初から最後まで飽きる時間なく 見入ってしまった。過去に戻って修正していく内容…色んなパターンで友達や家族などまわりがかわっていく…最後ど〜なるかと思ったが幸せな気分にしてくれた♪
愛してる女性〔ケイリー〕(暗いウェイトレス・綺麗な恋人・廃れたストリッパー・友達の恋人…)かなりの変貌ぶりで、メイクとかうまいなと思った。
人間……小さい頃などに起きた事件で、その時に自分が起こした行動や言動でこんなにも、大人になって色んな方向がかわっていくものなのか…
私も過去に起こった事に戻って違う行動を起こしたら今はどうなってたんだろうか?と考えちゃった。楽しかった!!
主演のアシュトン・カッチャーはこの作品で製作総指揮もかねてて凄い才能と役柄だなと思った。
監督は『ファイナルデットサーキット』も作ってて すごい衝撃的な作品ばかり。
小さな変化は大きな変化
過去と現在を行ったり来たりするため、ちゃんと観てないと話がわからなくなる💧
現在をいいものにしようとすればするほど、ドツボにはまっていくのが悲しい😞
彼女の幸せを願い、最後には悲しいお別れをします💔
ドキドキ
アシュトン・カッチャーのことが、あまり好きでないため、どんなんだろうと思ってみたところ・・・見応えがありました。
過去に戻る瞬間の、日記の文字が躍るシーン。衝撃的でした。
少年時代に戻って言う台詞。少年がこんな事を言うなんて。
好きな女の子の兄の、過激な暴力シーン。
LASTシーンがうまくまとめてあって、スッキリとしたエンディングだなぁーと
思いました。
2,3も見て見たい気分になりました。
パラレルワールド
色々なところで評価が高くて前から気になっていた映画「バタフライエフェクト」。
題名からして好奇心そそられ感満天です。
チョウが羽ばたくと遠く離れた地で台風を巻き起こす…
風が吹くと桶屋が儲かる…とはちょっと違うか。
ささいな変化が小さな連鎖を繰り返して後々大きな影響を及ぼすってことですかね。
(わらしべ長者?近い??)
勝手なイメージから大どんでん返し系のサスペンスをイメージして観始めたんですが
始まってみるとSF主体の恋愛サスペンス(?)みたいな感じで、軽い肩すかし。
アメリカの連続TVドラマ見てるような…
でもさすがに評判がいいだけあって、確かに質は高いですね。
色々な要素が盛り込まれててテンポもいいし、脚本がいいんだろうなぁ。
全く飽きることなく最後まで観られました。
ただ変なベクトルで期待のハードルを上げ過ぎてたせいなのか、
心の中で「まだ何かあるだろ」を何度か繰り返したまますんなり終了。
評判のラストもまぁ想定の範囲内というか…
(DVD特典として用意されていた別バージョンのエンディングも観ましたが
やっぱり本編の終わり方が一番良かったです。)
・・・・・・。
いやとてもいい作品だと思います。ホントに。
ただ自分の見方の問題というか、自分には合わなかったのかな~。
映画を観ながら思い出したのが「パラレルワールド」の話。
人生のあらゆる場面の選択肢にはそれぞれその後の世界があって
自分には選んだ世界しか見えないが、平行して無数の世界が進行している…。
映画「CUBE」の続編なんかでもこの考え方が出てきますよね。
そういえば子供の頃、何かでこの考え方があると聞いて
ず~っといろんなことを考えていた時期がありました。
あのときあっちを選んでたら今どうなってるのかな…
あれをやらなければ…
あっちにパスしていれば…
あれさえ合ってれば…
子供の頃の空想は凄いですね。
今じゃ思い付きもしないようなことを延々と考えてたモノです。
それましたね(笑)
ネガティブなレビューになってるかも知れませんが
作品としては文句なく秀作です。
まだ観てない方は是非観た方がいいです。おすすめできます。
※他サイトより転載(投稿日:2008/02/24)
運命に挑め!
「バンテージポイント」が、過去から何度も違う観点から再生された作品であるのに対し、こちらは一人(同一人物)の視点で何度でも再生。
しかも、それぞれの角度(主人公の選択)が全く違う。
主人公の男が持つ、特殊能力ゆえに可能なこと。
愛する女性のためにならば、「運命」にも挑戦する、男の物語。
それが、どんなにイバラの道でも、地獄のようなシチュエーションでも、彼はロッキーのように立ち上がる。
映画全体が地味な印象ではあるが、非常にエキサイティングかつ知的な展開。
まるで「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドバトル(第4部以降)を見ているかのよう。
この物語の主人公の能力も「ジョジョ」的といえば、ジョジョ的(笑)。
時間軸を扱える能力とは、スパイダーマンじゃないが、「大いなる力には大いなる責任が伴う」ものなのだ。
そんな思いがカオス理論を象徴する表題に妙にマッチングする作品。
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