バタフライ・エフェクトのレビュー・感想・評価
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この映画の記事を書くことによって世界が激変することとなったら・・・とりあえず記憶力をつけるためにブログに書いておこう。
バタフライ・エフェクトとはカオス理論の一つである。カオス理論といえば、映画『ジュラシック・パーク』でマルコム博士がサトラー博士に対して熱心に教えていた理論だ。そのマルコム博士を演じていたのはジェフ・ゴールドブラムであり、彼を一躍有名にした映画は『ザ・フライ』・・・なんと、FLYが共通しているではないか!!・・・最初は、「風が吹けば桶屋が儲かる」くらいに考えていたけど、エルニーニョ現象といい、波紋を起こすものは色々あるのですね。今後も、もしかすると、「ジェフ・ゴールドブラムが映画に出ると、殺虫剤が売れる」といった理論等が生まれてくるのかもしれませんね。
ストーリーはタイムスリップものを発展させ、超能力を得た人間の苦悩までも描かれているかと思います。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではちょっとしたことでドンドン未来が変化していく様子を面白く描き、ガイ・ピアースの『タイムマシン』では人の運命までは変えられないという悲しさも描いていた。この映画では、一人の人間を救おうとすると、他の人間が不幸になるという不条理の世界観。どの過去の時点を変えれば、皆が幸せになれるのだと主人公エヴァン(アシュトン・カッチャー)が悩む脚本は秀逸です。また、機械や時空のねじれによるタイムスリップではなく、自分の日記を読むことによって過去をやり直すなどという点は斬新で、心地よかったです。
少年時代のエヴァンはある部分の記憶を無くしたまま大人になりますが、20歳になった彼が過去へ戻るのもその闇の部分であり、考えてみると、過去に戻るという未来は予め決められていたことのようにも考えられます。この点のタイムパラドクスは新鮮でした。ひょっとするとエヴァンが父親の記憶に入ってしまって・・・という愚かな自分の想像を恥じてしまいました。
さらに良かった点は、7歳、13歳、20歳の時点での主人公エヴァンをはじめ、ケイリーとトミーの兄妹、レニーがそれぞれ違和感ないほど似ている子役を選んでいること。ケイリー(エイミー・スマート)のメイキャップもそれぞれ特徴があって素晴らしかったです。もちろん、ルームメイトの存在も捨てがたいですけどね・・・
確かにこれは面白い。
けっこう面白かった
幼馴染の女の子が大体ひどい運命になっていて、最悪なのはヤク中の売春婦だっただろうか、でもどの立場も見事に演じられていて演技が上手なんだなあと思った。
過去に戻るのはいいとしても、記憶をそのまま持ち帰るのはあまりにズルをしすぎている感じがした。しかしそうじゃないと成立しないドラマなのでしかたがないのかもしれない。だったら、郵便受けの前でつったってんじゃねえよと思う。
You'll never change what's been and gone
そんなジャンルがあるかはわからないけど「過去改変しくじりモノ」としては最高傑作。1カット入るよくわからなかった場面が、後半に主人公が一瞬戻ってきた描写だったとわかる。記憶がなくなるところの見せ方が良い。謎が理解できるようになる面白さがあり上手いやり方だと思った。オアシスの曲も合う。
時空を超える系はいくつかあったがこれはまた違う時空を超える系だった(上手く伝えられない)
父親は戻りすぎて戻るための方法を無くしてしまったが息子は皆が幸せになる方法を見つけた
それが自分にとって1番幸せかというとそうではないが愛する人の幸せを1番に願ってのことだと思うと感動
私がもしこんなことを出来たら何を変えていただろう 今している事も未来に繋がっている そう考えると行動一つ一つが大事なのだと改めて実感する
風が吹けば桶屋が儲かる
幼少期から短時間、記憶喪失を起こす主人公エヴァンはある時、日記を読...
名作!!
過去をやり直す
意外と扱いが難しいテーマかも
過去の選択が人生を全く変えてしまうという「バタフライ効果」がテーマです。
この理論の面白さは、ある出来事のせいで全っっったく関係ない別の出来事が変化するということだと思うんですが、この作品では案外直接的なつながりがピックアップされてるのが残念でした。
爆発に巻き込まれたから腕が無い、彼女と付き合えないというのは、まあ普通だよな・・・と。
だからといって「しんぼる」みたいなのはマズいですが・・・。
意外と扱いが難しいテーマなのかもしれませんね。
ずっと見ていられる世界観。
ずっと飽きずに見ていられます。最初から最後までずっと面白いです。
過去に戻れる力を持つ主人公は、大切な女の子を守るため、何度も何度も過去をやり直しに戻り、未来を変えようと試みます。しかし、何度過去を変えて女の子を守ることができても、周りの誰かしらが不幸になり、もう一度過去に戻る始末。そして、周りのみんなが幸せになれても、今度は大切な女の子を守れない始末。そして、周りのみんなも、周りの女の子も幸せにできたと思ったら、今度は自分が不幸になる始末。
過去と現在を何度も行き来し、苦悩の末、主人公が最後に下した決断とは。見終わった時には、とてもやるせない気持ちになります。しかし、物語自体はハッピーエンドです。このモヤモヤがたまりません。そして、このモヤモヤを人は余韻と呼ぶのだと思います。個人的に人生でも3本の指に入るほどに面白く、よくできた映画だと感じます。見終わった後、最近見た「ララランド」を見終わった時と似たような感情を抱きました。僕は、この種の映画が大好物なようです。
映画の中で1番好き。オススメの映画は?と言われたら1番にお勧めした...
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