フレンチなしあわせのみつけ方

劇場公開日:

解説

他の異性に心が揺れ動く夫婦の微妙な関係を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本・主演は「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」のイヴァン・アタル。製作・出演は監督としても知られ、「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」の製作や、「スタン・ザ・フラッシャー」の出演のクロード・ベリ。共演は「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」「21グラム」のシャルロット・ゲンズブール、「ミッション・クレオパトラ」のアラン・シャバ、「ナインスゲート」のエマニュエル・セニエ、「老人と子供」のアラン・コーエン、「男と女、嘘つきな関係」のアヌーク・エーメ、「ボン・ヴォヤージュ」のオーロール・クレマン、「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」「五線譜のラブレター」のキース・アレンほか。ジョニー・デップがカメオ出演。

2004年製作/104分/フランス
原題:Ils se Mari'erent et Eurent Beaucoup d'enfants
配給:ギャガ、アニープラネット
劇場公開日:2005年4月2日

ストーリー

パリの自動車販売会社に勤めるヴァンサン(イヴァン・アタル)は、不動産会社で働く妻のガブリエル(シャルロット・ゲンズブール)と、小学生の一人息子と共に暮らしている。ヴァンサンの友人でホテルに勤めるジョルジュ(アラン・シャバ)と妻ナタリー(エマニュエル・セニエ)は、いつも夫婦喧嘩が絶えない。もう一人の友人フレッド(アラン・コーエン)は独身で、女性にモテモテ。ヴァンサンとジョルジュはフレッドをうらやんでいるが、フレッドは孤独よりも妻がいる方がいいと反論している。平穏だが満ち足りているわけではないガブリエルは、ある日、レコード店でCDを試聴していた時、隣で同じ曲を聴いていた男性(ジョニー・デップ)のことが気になり、少し後を追ってしまう。そんな中、ヴァンサンはいつの間にか、エステティシャンの愛人(アンジー・デイヴィッド)を作っていた。ガブリエルは夫の浮気に薄々気づいていたが、問いただそうとはしない。彼女は息子を連れてリゾート地へバカンスに行く。そこでプレイボーイ風の男(キース・アレン)に出会うが、会話はしても仲を進展させることはしなかった。ある日、ガブリエルが女友達とレストランで食事していると、偶然隣の席にヴァンサンの愛人が、母親(オーロール・クレマン)と食事に来ていた。愛人は、ガブリエルがヴァンサンの妻であることに気づく。それ以来、ヴァンサンと愛人の仲はこじれてしまう。まもなくフレッドが、恋人の一人が妊娠したことで結婚を決意。喧嘩していたジョルジュとナタリーの夫妻も仲直りした。一方、ガブリエルは、自分の会社に物件を探しにきた客として、あのレコード店で逢った男性に再会。共にエレベーターに乗りながら、幻想の中で彼とキスするのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0 幸せそうな普通の家族。リアルなカメラによって描かれるため、ドグマ...

2018年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 幸せそうな普通の家族。リアルなカメラによって描かれるため、ドグマ風だとさえ感じられる。仲の良い友人夫婦や独身男とのポーカーも雰囲気がある。

 CDショップで試聴していたとき、見知らぬ男が同じCDを・・・って、これがジョニー・デップだったのでビックリした。

 レストランでヴァンサンの愛人とガブリエルが会食。ガブリエルが置き忘れた携帯に愛人が出てしまい、気づいて悩む・・・どうといったことのない演技で心理描写よりも、バレてからのヴァンサンが対処法を友人たちに相談する会話が可笑しかったりする。「ガブリエルも愛人の事実を知ってる?」という疑念が膨らんで思い悩むヴァンサン。 「膣」男性名詞、「ペニス」は女性名詞。なぜかためになる映画だ(?)。

 どうってことないストーリーなのにジョニー・デップが出演しているだけで絵になってしまうのが羨ましい。憎いぞ、デップ!という感じです。ラストシーンはエレベーターに乗ったゲンズブールとデップ。夢のようなファンタジックな映像になるので、ここだけで加点してしまう。

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kossy
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