スパイダー・フォレスト 懺悔

劇場公開日:

解説

交通事故による昏睡状態から目覚めた男が、とある森で起きた不可解な事件の真相を記憶の断片をつなぎ合わせながら追い求めていく姿を描く。監督は、長編デビュー作「Flower Island」で釜山映画祭、東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したソン・イルゴン。主人公を演じるのは、「結婚は狂気の沙汰」で、青龍映画賞最優秀新人男優賞を受賞したカム・ウソン。キム・ギドク監督の「魚と寝る女」で、一言もしゃべらないエキセントリックな主人公役で世界中から注目を浴びたソ・ジョンが、魅惑的なヒロインに一人二役で扮する。

2004年製作/120分/韓国
原題または英題:Spider Forest
配給:ムービーアイ
劇場公開日:2005年4月9日

ストーリー

テレビ・プロデューサーのカン・ミン(カム・ウソン)は、森で不可解な交通事故に遭い、意識不明の重体で発見された。脳の手術を受け、14日後に彼は昏睡状態から目を覚ます。強いショック状態で、記憶障害を負ったカン・ミンが目覚めてすぐに口にしたのが、森の中に遺棄された男女の死体のことだった。カン・ミンの友人のチェ刑事(チャン・ヒョンソン)が現場に急行すると、証言通り、森の中の別荘に男女の惨殺死体を発見する。別荘で発見された男女の死体は、カン・ミンの上司、ジョンピルと、カン・ミンの婚約者のアナウンサー・スヨン(カン・ギョンホン)だと分かり、カン・ミンは一瞬にして事件の第一発見者かつ、重要参考人になってしまう。そしてカン・ミンは、徐々に驚愕の事実を思い出し始める。断片的に蘇った記憶を整理しながら、カン・ミンはチェ刑事に自分の身に起きたことを話し始める。自分の担当する『ミステリー劇場』という番組で、危うく放送事故を起こしそうになった日の夜、見知らぬ男から奇妙な電話がかかってきたこと。“蜘蛛の森”伝説の情報提供者の女性が、飛行機事故で死んだ亡き妻ウナに瓜二つの、スイン(ソ・ジョン)という女性であったこと。再び謎の男から電話があり、指示通りに“蜘蛛の森”へ行ったところ、愛する婚約者と上司の惨殺死体を発見したこと。そしてカン・ミンは、常に森の中に居る“誰か”に見られていたという、はっきりとした感覚を思い出す。一体誰が? 何のために? 自分は何者かに陥れられようとしているのか? スインから聞いた“蜘蛛の森”の伝説が関係しているのか? 亡き妻の飛行機事故が関係しているのか? 謎の全ての答えは、カン・ミンの失われた14日間の記憶にあった。

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