レクイエム(2004)
劇場公開日:2005年3月5日
解説
ジャン=クロード・ヴァン・ダムが、マフィアに愛する者を奪われ復讐を決意する男を演じるバイオレンス・アクション。共演は、「トゥームレイダー2」でハリウッド進出を果たしたサイモン・ヤム。監督は「Texas46」などを製作してきたフィリップ・マルチネス。
2004年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Wake of Death
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年3月5日
ストーリー
闇の社会を生きてきた男ベン・アーチャー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、平穏な家庭というささやかな幸せを願っていた。美しき妻シンシア(リサ・キング)と息子ニコラ…ベンさえ危険なビジネスから足を洗えば、その願いは簡単に手に入るはずだった。だが、その夢は無残にも打ち砕かれる。ソーシャル・ワーカーを務める妻シンシアが家へと連れてきた中国からの密入国の少女キム(ヴァレリー・ティアン)。そのキムを追いかけて来たチャイニーズ・マフィアが、シンシアと彼女の養父母の命を無惨にも奪ったのだ。一家を惨殺し、引き上げようとするチャイニーズ・マフィアとすれ違うベン。彼はその顔をしっかりと心に刻み付ける。キムとニコラはかろうじて惨劇を免れた。ニコラの案内でキムが逃げ込んだのは、ベンのかつての仲間マックスのもとだった。ベンは息子の無事を喜ぶ。が、最愛の妻を失ったベンに進むべき道はただひとつ…シンシアの復讐。彼女の鎮魂にはそれしかなかった。かつてマルセイユでともにマフィアとして生活していたベンとマックス、仲間たちの思いも同じだった。仲間からの情報で、ベンが顔を見たチャイニーズ・マフィアの名がウォンであり、売春宿にいることが判明する。駆けつけたベンは何のためらいもなくウォンを射殺した。LAへの進出を狙うチャイニーズ・マフィアのボスはスン・クアン(サイモン・ヤム)だった。彼は密入国者の体内に麻薬を忍ばせ、アメリカ国内へと運び込んでいたのだ。移民局のホギンスもまた、そのビジネスに加担していた。ウォンの殺された現場になぜかホギンスが現れた、という情報を掴んだベンとマックスは、ホギンスの体をドリルで砕き、凄惨なリンチを加える。やがて、取引のすべてを吐いてホギンスは絶命した。それでもわからないことがあった…チャイニーズ・マフィアはなぜキムを追うのか。ベンはキムの口から、実はスン・クワンが彼女の母親を殺したこと、そして彼が父親であることを聞いた。キムは父親から逃れるために密入国船に乗り込んだのだ。だが、彼女の行方は、協力者であるホギンスによってすぐに知られていたのだ。スン・クワンの壮絶な反撃が開始された。ベンの留守中に、マックスとその仲間が殺され、ニコラもまた手中に落ちた。妻も仲間も、息子をのぞいてベンはすべてを失った。たったひとつ残された守るべき者…ニコラの命を救うため、ベンは一人で敵地へと乗り込む!
スタッフ・キャスト
- 監督
- フィリップ・マルチネス
- 脚本
- フィリップ・マルチネス
- ローラン・フェルー
- ミック・デイビス
- 製作総指揮
- リュック・カンプー
- アントニー・ブラッキー
- スティーブン・マースデン
- 製作
- フィリップ・マルチネス
- ステファニー・マルチネス
- アラン・レイサム
- 撮影
- エマニュエル・カドッシュ
- 音楽
- ガイ・ファーレイ