ICHIGEKI 一撃
劇場公開日:2005年2月19日
解説
ある少女の失踪を機に、巨大な人身売買組織へひとり立ち向かう男の死闘を描くクライム・アクション。主演はスティーヴン・セガール。組織のボスを演じるのはバイク・アクション「トルク」で悪役を演じたマット・シュルツ。監督は「クロコダイルの涙」「風の輝く朝に」のレオン・ポーチ。
2004年製作/85分/アメリカ
原題または英題:Out of Reach
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年2月19日
ストーリー
ウィリアム・ランシング(スティーヴン・セガール)は政府機関でエージェントとして働いていたが、ある事故をきっかけにカナダの山中へと逃れ、隠遁生活を送っていた。完全に過去を封印し、たった一人で暮らすウィリアム。その孤独を癒してくれたのは、ボランティア機関を通じて知り合った少女イレーナ(アイダ・ノヴァクスカ)からの手紙。イレーナは遠いポーランド、ワルシャワの孤児院にいた。イレーナ以外、外界との接触を絶ち、社会的には存在しないも同然の生き方をするウィリアム。彼にとって、自分が生きていると確信できるのは、イレーナと手紙のやりとりをする時だけだった。ウィリアムはイレーナを励ましながら、強く生きる少女によって励まされてもいたのだった。文字だけのやりとりだが、二人の間には確かな絆があった。そんなイレーナからの手紙がある日突然、途絶えた。イレーナは孤児院から失踪した…ウィリアムは孤児院から一方的にそう告げられる。孤児院ではイレーナの身に人身売買組織の手が忍び寄っていた。孤児院の院長と手を組んだファイザル(マット・シュルツ)は、競売にかける企みを持って、イレーナや数名の子供たちを連れ出したのだ。抵抗する少女がファイザルによって残虐に殺される。イレーナたちはファイザルに従うしかなかった。イレーナが自ら失踪することなどあり得ない…そう確信しているウィリアムはポーランドへと向かった。ワルシャワに宿をとった彼を瞬く間に刺客が襲い、また事件の鍵を握るはずの院長も殺されてしまう。背後に巨大な陰謀の影を感じるウィリアム。やがて、ウィリアムに援軍が現れた。ワルシャワの刑事であるカシア(アグニェシュカ・ヴァグネル)と孤児院でイレーナを慕っていた少年ニッキ(ジャン・プラザルスキ)。ニッキは、孤児院からイレーナたちを連れ出そうとしていたファイザルからライターをこっそりと奪っていた。そのライターが手がかりとなり、ウィリアムたちの調査は一気に進展する。だが、そこには、どうにも手出しできない大きな壁が存在していた。事件の裏には国際的な人身売買組織と手を組む某国の大使館があったのだ。さらに運の悪いことに、ウィリアムを追って、かつての政府機関までが現れた。ウィリアムの前に再び現れた過去の亡霊たち。ウィリアムは自分を支えてくれた少女イレーナの命を守るため、過去に決着をつけ明日を生きるため、国際的な組織を相手に命がけの戦いを挑み、ついに炎となる!
スタッフ・キャスト
- 監督
- レオン・ポーチ
- 脚本
- トレバー・ミラー
- 製作総指揮
- ヤツェク・サモイロビッツ
- カイェタン・コワルスキ
- スティーブン・セガール
- 製作
- ジェームズ・A・ホルト
- フランク・ヒルデブランド
- 撮影
- リチャード・クルード
- 作詞
- アレックス・ヘッフェス