劇場公開日 2005年2月26日

セルラーのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

5.0「スゲェ」っと言ってしまう映画

2011年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

たまに映画見終わってスタッフロールが流れる時、自然と「スゲェ」っと言ってしまう映画に出会う。セルラーもそんな映画だった。 唐突に話の本題に入る流れも、脚本の自信を感じさせるし、10分に一度はハラハラさせられる。ダイハード3のような車に乗ってアッチ行け、コッチ行けってのが好きなんで、個人的にかなりヒット!DVD買おう!

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イカウボン

4.5なかなかのサスペンスです。

2008年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

拉致された主人公が、部屋に残された破壊された電話機をかろうじて使って
、たまたま偶然につながった青年に救出を依頼するストーリーです。
 修理した電話機ではリダイヤルできない以上、この通話が切れてしまうことは、すなわちヒロインの命運が尽きることを意味する。
 ビルやトンネルなど携帯の電波が止まったらアウトというのが、独特のスリル感を出していました。文字通りノンストップでドキドキ、息づまるサスペンスが展開します。
 その仕掛けとして、拉致の事実が閉じこめられた主人公からなかなか外部へ伝わらないというもどかしさですね。そのカタルシスが次々高まって観客を失望されていくので、否が応でも「どうなるの」と画面に引きつけられました。
 なんと言っても、つながった相手の青年ときたら、ビーチでナンパにいそしむ能天気な奴で、まったくこちらの状況を理解してくれません。イタズラ電話と思って切ろうとしてしまうのです。彼を何とか本気にして、警察に行かせても取り合ってくれません。
 この監禁場所はいったいどこなのか?
 なぜ自分は拉致されたのか?
 犯人グループの正体はなんなのか?
 いったいどうやって通話一本で脱出すればよいというのか?
 観客もヒロイン同様、与えられた情報は非常に少なく、彼女とともに謎解きをしながら得体の知れぬ敵に対する恐怖を味わえます。

 とにかく観客には、事件の真相に関わる情報の公開を制限しているので、次々起こる展開に、なぜ、どうしてという疑問がふくらんでしまいます。。
 彼は携帯電話からの情報だけでどうやってヒロインにたどり着くのか、どうやって彼女を救い出せばいいのか、その過程に感心するほどたくさんのアイデアや見せ場をちりばめ、まったく飽きさせません。ドキドキワクワク、これほど楽しませてくれる映画はそうそくれたのは久しぶりです。

 オーシャンズ13のジョージ・クリーニーは、少しここの作品の爪の垢でも味わった方がいいと思いましたね(^^ゞ

 番組を見逃した方は、ぜひDVDをレンタルください。

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流山の小地蔵

4.0緊張感が持続する90分

2008年1月4日

興奮

余計な人物描写や演出がなく、ストーリーの本筋の部分のみがテンポよく繋がっていく。始まりから終わりまで緊張感が持続する90分。壊れた有線電話の配線を無作為に接触させることで発信信号作り出し、たまたまかかった携帯電話の相手。かけた側の女は相手の番号がわからないために、二度と同じ番号にかけることはできない。受けた男も着信番号がわからないため、二度とかけ直すことができない。「強盗に捕まっている」と電話越しに会ったこともない女が叫ぶことを信用できるか。会ったこともない男に、女は自分の置かれている状況を信用させることができるか。強盗は、閉じ込めている女の部屋を時折覗きにくる。その目を盗んで会話を続けることができるか。男の乗った車がトンネルに差し掛かれば電波が切れてしまう。話し続ければ電池がなくなる。不安定な状況下で回線がつながっているために、全くの第三者の携帯電話と混線してしまう。2人を繋ぐのは携帯電話だけ、という状況に対し次々と訪れるアクシデント。派手さはないものの、最後まで全く気の抜けない展開で、かなりの良作。エンディングのクレジットも気が利いている。

この手法、とある別の映画と似てるなと思ったら、「フォンブース」と同じ脚本家のラリー・コーエンだった。お金をかけずにプロットだけでちゃんと引っ張っていける手腕はお見事。

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ひらつか