クリビアにおまかせ!
劇場公開日:2004年2月14日
解説
療養所で暮らす人々と近所の住人たちの日常を描いたミュージカル・コメディ。1960年代にオランダで国民的人気を博したテレビシリーズの映画化。監督・共同脚本はこれが長篇デビューとなるピーター・クラマー。原作はオランダの国民的作家であるアニー・M・G・シュミットほか。出演は舞台やテレビで活躍するルス・ルカ、「アントニア」のパウル・R・コーイ、これが映画初出演のチツケ・ライディンハほか。2003年サンフランシスコ・インターナショナル・レズビアン&ゲイ映画祭観客賞受賞。
2002年製作/102分/オランダ
原題または英題:Ja Zuster Nee Zuster
配給:アルバトロス・フィルム(ポニーキャニオン=フジテレビ=ニューセレクト)
劇場公開日:2004年2月14日
ストーリー
陽気な看護婦のクリビア(ルス・ルカ)は、サクラ草通りでクリビア・ホームという療養所を経営している。そこの住人たちはみんな楽しく暮らしているが、隣に住む意地悪な大家のボーデフォル(パウル・R・コーイ)は、クリビアたちを追い出して、老人向け高級療養所を作る計画を密かに練っていた。そこで彼は、ホームの住人たちによる彼の飼い猫に対する動物虐待を理由に、裁判に持ち込む。だが、裁判中に住人の一人が発明した不思議な薬を飲んでしまい、突然良い人になってしまう。性格が豹変したボーデフォルは、クリビアや住人たちと仲良くなり、平和な日々が続いた。しかしある日、突然薬の効き目が切れて元の木阿弥に。嫌な奴に戻ってしまったボーデフォルは、クリビアに窃盗の濡れ衣を着せる。彼女は有罪判決となり、住人共々追い出されることに。ボーデフォルは大喜びするが、街の住民全員から嫌われてしまい、孤独を味わう。一方、たくさんの人々から別れを惜しまれるクリビアたち。その光景を盗み見て後悔の念にかられたボーデフォルは、クリビアたちと和解。ボーデフォルとクリビアは、2人の名を冠した療養所を共同経営することになり、サクラ草通りは再び明るさを取り戻すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピーター・クラマー
- 脚本
- フランク・ハウトアッペルス
- ピーター・クラマー
- 原作
- アニー・M・G・シュミット
- ハリー・バニンク
- EP
- ペーター・ヤン・ブラウワー
- 製作
- バーニー・ボス
- ミヒル・ドゥ・ローイ
- サビヌ・ヴェーネンダール
- 撮影
- ピオトル・ククラ
- 美術
- フィンセント・デ・パーテル
- 音楽
- ライムント・ヴァン・サンテン
- フェルディナント・ボーラント
- 編集
- エルヤ・ドゥ・ランゲ
- 衣裳
- モニカ・ペティット
- マールチェ・ウェーヴァース
- 振付
- スーヅィー・ブロック
- 字幕
- 石田泰子