「【”愛する心は隠せない。”若く清楚で美しきソン・イェジンが母とその娘を演じた二世代の切ない恋物語。特に母の恋の物語は切ないなあ・・。】」ラブストーリー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”愛する心は隠せない。”若く清楚で美しきソン・イェジンが母とその娘を演じた二世代の切ない恋物語。特に母の恋の物語は切ないなあ・・。】
■親友スギョン(イ・サンイン)から代筆を頼まれ、ひそかに想いを寄せる演劇部の先輩サンミン(チョ・インソン)へメールを送る女子大生のジヘ(ソン・イェジン)。
ある日、彼女は古ぼけた木箱に入った手紙と1冊の手帳を見つける。母ジュヒ(ソン・イェジン:二役)が亡き父と交換していたと思っていたその手紙には、父の親友オ・ジュナ(
チョ・スンウ)との秘められた初恋が綴られていた。
その手紙を読んだジヘは自分のサンミンへの想いを強くし、彼の想いを受け入れるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・40代の映画好きの男であれば、ソン・イェジンさんのファンは多いのではないかな。「私の頭の中の消しゴム」「四月の雪」など、名作を見た人であればね。
・現代の女子大生のジヘの恋を軸に、35年前の母ジュヒの悲恋が描かれるのだが、ジュヒのラブストーリーは切ないなあ。
ジュヒが本当に好きなオ・ジュナとの恋愛は、オ・ジュナの親友テス(イ・ギウ)が、父の命令もあり(でも、彼もジュヒが好き)ジュヒにアタックするのだが、オ・ジュナとテスの関係もあり、観ていて実にジレッタイし、オ・ジュナが成人してベトナム戦争に徴兵されるシーンや、戦争後ジュヒのところにオ・ジュナが訪ねて来るシーンなどは、切なすぎる。 母ジュヒの時代は自由恋愛が、ナカナカ実らなかったのだろうな。
<今作の魅力は、矢張りとても若いソン・イェジンの清楚な美しさが際立っている。韓国の女優さんは美しい人が多数居るが、彼女は日本人にも似た少し昭和の香りのする美人であり、それが35年を隔てた母と娘を演じても、違和感がないのだろう。
今作は、切ないラブストーリーだが、ノスタルジックな風合も良いのだなあ。>