クランスマン

劇場公開日

クランスマン
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解説

KKK団の恐怖と暗躍を白日の下にさらし、ついに越えることのできない人間問題をとらえた作品。製作はウィリアム・アレクサンダー、監督は「アマゾネス」のテレンス・ヤング、脚本はミラード・カウフマンとサミュエル・フラー、原作はウィリアム・ブラッドフォード・ヒューイ(立風書房刊)、撮影はロイド・エイハーン、音楽はスタックス・オーガニゼーションが各々担当。出演はリー・マーヴィン、リチャード・バートン、O・J・シンプソン、キャメロン・ミッチェル、ローラ・ファラナ、リンダ・エヴァンスなど。

1974年製作/アメリカ
原題:The Klansman
配給:東宝東和

ストーリー

アラバマ州のある小さな町。ここは人種差別の激しい南部でも特に過激であり、それを正当づけるのが、南部諸州に組織されている狂信的秘密結社KKK団であった。黒人のための公民権運動集会が、この町でおこなわれるとのニュースに、町はますます殺気立っていた。町のシェリフ(リー・マーヴィン)はこうした情勢に憂慮していた。来期の選挙に立つためだ。だが事件は早く起こった。人妻ナンシー(リンダ・エバンズ)が黒人に暴行されたのだ。シェリフは、すぐさま容疑者を身の安全のため逮捕したが、町のKKK団の支部はようしゃなく黒人を惨殺した。この時、難を逃れたガース(O・J・シンプスン)は、友への復讐を誓った。平等派で山に住むブレック(リチャード・バートン)は、集会のためにやって来た黒人娘ロレッタ(ローラ・ファラナ)を迎え、そして、町中より白い眼でみられているナンシーをいたわる。一方、姿を隠したガースは復讐に走っていく。集会の当日、ガースが現われたため、KKK団の追求はシェリフの手に負えなくなってくる。さらに町を去るナンシーを見送ったブレックが、黒人嫌いのシェリフの助手を殴った事件は、KKK団の怒りをますます激化させていった。そして遂にKKK団はブレックの山林焼打ち計画を立てる。ブレックは町長と面会し、阻止するよう依頼するが、町長は彼が黒人たちと町や山を出ていくのならKKK団を押さえると話にならない。交渉は決裂し、ブレックはKKK団と対決する決心を固めた。一方、シェリフはブレックの山荘にかけつけたが、KKK団の襲撃についに銃声がこだまし、銃弾が飛び交い、ブレックもシェリフも傷つき、ガースだけが生き残った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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映画レビュー

5.0人種差別の胸糞悪さ

あき240さん
2018年8月24日
Androidアプリから投稿

映画の舞台はアラバマ州ウォレス郡と映画の冒頭に看板が映るが劇中ではアトカ郡と言っている
実際にはアラバマ州にはどちらもその郡は見当たらず、架空の田舎町という設定だろう
しかし実際に起こった事件に基づくという
時代設定は1960年代半ば
アラバマ州バーミンガムでは実際に1963年に黒人の公民権デモが警官隊に暴力的に蹴散らされる事件が起きている

胸糞の悪い人種差別
言葉だけではない暴力的な差別
白人に対しても黒人に融和的であれば敵となる
黒人と寝た白人女性もまた迫害されるのだ
町長自身がKKK団の支部長なのだ
最後にKKK団との決戦となるがカタルシスはない
ひたすら重い気持ちで映画は終る
暴力に対して暴力で応じ制圧した
ならば劇中登場するブラックパンサー党の先駆けのような若者の主張と結局変わらない

保安官がKKK団の生き残りを射殺した彼を撃ち殺さなかったのは何故か?
果たして保安官は何の為に戦ったのか?
人種差別に反対だからか?
違うと思う
彼は町の秩序を守る為だけに戦ったのだ
憲法を守る為にとは言うが、それは黒人の側に立ったものではない
しかし彼を撃たなかった
それだけが救いだ

KKK団の事は学校で習ったりして知っているだろうが、前世紀のことと思っていないだろうか
今の若者にとっては半世紀昔の話だ
しかしこの時代を生きている人間はまだまだ多くいる、記憶の中にあり、痛みが残っているのだ
このような話は決して遠い昔のことではないのた

名作映画アラバマ物語と同じ州の一世代後のこと
あの子供達が大人になってこの町にいたとしたらどうしただろう

チープなテレビドラマ風劇伴奏
セットもロケもチープ
撮影もテレビ的
しかし見応えはある

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あき240
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