何がなんでも首ったけ
劇場公開日:1961年12月5日
解説
つねに世界に話題をまいているブリジット・バルドーが活躍する青春お色気コメディ。バルドーの前の夫だった「危険な関係」のロジェ・ヴァディムが監督している。脚本も、ヴァディムと新進ライター、クロード・ブリュレが共同で書いたもの。撮影は老練ロベール・ルフェーヴル。音楽はアメリカの作曲家、ジェームズ・キャンベル。美術はロベール・クラベルの担当。映画の中に出てくる踊りをオペラ座の踊り手ミシェル・ルノーが振付けている。出演者はバルドーの他に、「小さな兵隊」でデビューした新人ミシェル・シュボール、「唇によだれ」のジャック・リベロルなど。
1961年製作/フランス
原題または英題:La Bride sur le Cou
配給:東和
劇場公開日:1961年12月5日
ストーリー
ソフィー(ブリジット・バルドー)は売れっ子のカバー・ガール。というのも恋人のフィリップ(ジャック・リベロル)が若手のカメラマンのおかげである。ソフィは早くフィリップと結婚して落ちつきたいのだが、まだ独身生活に未練のあるフィリップはなかなか陥落しない。というのも、実は彼はアメリカの富豪の娘バルバラ(ジョセフィーヌ・ジェームズ)とよろしくやっているからだ。いまはもうソフィよりもバルバラの方に夢中というわけである。これを偶然のことから知ってしまったソフィはカッと来て、猟銃をもち出し、恋敵を射ってしまうといきまく始末。たまたま知り合った医学生アラン(ミシェル・シュボール)の説得で射つの殺すのというさわぎはおさまったものの、こんどはソフィにぞっこんまいってしまったアランといっしょに、冬山へ出かけたフィリップとバルバラのあとを追って冬の観光地ビラールへ。彼女はあいかわらず猟銃持参。アランは一計を案じて、フィリップの眼の前でわざと仲よくし、彼に嫉妬させるのが得策だと説いて、熱烈なラブ・シーンを演じた。これが功を奏して、ラブ・シーンがほんものになりかけたとき、とあるナイトクラブで、ソフィがバルバラにフィリップの悪口を言ったのがきっかけで、てんやわんやの大さわぎ。女たちが怒ってホテルへ帰ってしまったあと男たちは、それぞれ、自分の恋人に対する愛を確認、勇をふるって、女たちの部屋へのりこんだ。こうして二組の恋はめでたく成立したのである。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロジェ・バディム
- 脚本
- クロード・ブリュレ
- ロジェ・バディム
- 製作
- ジャック・ロアフェルド
- フランシス・コーヌ
- 撮影
- ロベール・ルフェーブル
- 美術
- ロベール・クラベル
- 音楽
- ジェームズ・キャンベル
- 振り付け
- ミシェル・ルノー