彼女たちの時間
劇場公開日:2002年11月9日
解説
女性同士の愛憎関係をリアルに描き出すドラマ。監督・共同脚本は、これが日本初公開作となるカトリーヌ・コルシニ。出演は「ブッシュ・ド・ノエル」のエマニュエル・ベアール、「月の瞳」のパスカル・ブシェール、「Go!Go!L.A.」のジャン=ピエール・カルフォン、「マーシャル・ロー」のサミ・ブアジラほか。
2001年製作/96分/フランス
原題または英題:La Repetition
配給:日活=トライエム・ピクチャーズ
劇場公開日:2002年11月9日
ストーリー
女優になる夢を実現して着実なキャリアを重ねるナタリー(エマニュエル・ベアール)と、演劇をあきらめて地方都市で平穏な結婚生活を送るルイーズ(パスカル・ブシェール)。学生時代に絶交してから10年ぶりに再会した2人の間からは、過去のわだかまりは消えたように思えた。しかし、ルイーズのおせっかいな態度がナタリーを怒らせ、またしても不協和音が。だが恋人の演出家マティアス(ダニ・レヴィ)に出ていかれたナタリーは、失意の中、ルイーズを呼び寄せる。2人は同居を始めるが、ナタリーにはまたルイーズの存在が重荷になっていく。ある日、ルイーズは、昔、自分が手首を切ったのはあなたのためだったと、ナタリーに告白。2人は高揚した感情に押し流されて、裸で抱擁しあう。だが翌日、ナタリーの態度はまた冷淡に。やがて急性腹膜炎と判断されるナタリー。苦しむナタリーを、ルイーズは助けようとしない。そして、ナタリーの公演の日。終演後、2人はすれ違い、そのまま離れていくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カトリーヌ・コルシニ
- 脚本
- カトリーヌ・コルシニ
- マルク・シリガス
- 製作
- フィリップ・マルタン
- 撮影
- アニエス・ゴダール
- 美術
- フランソワ・アブラネ
- 録音
- ジャン・ポール・ミュゲル
- 編集
- サビーヌ・マモー
- 衣装デザイン
- マルティーヌ・ラパン
- 字幕
- 丸山垂穂
受賞歴
第54回 カンヌ国際映画祭(2001年)
出品
コンペティション部門 | |
---|---|
出品作品 | カトリーヌ・コルシニ |