サウンド・オブ・サイレンス(2001)のレビュー・感想・評価
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「足を骨折している奥さん」にやられる悪党たち(笑)
サスペンス映画として何もかもが中途半端な駄作。ドンデン返しや凝ったトリックがあれば良いと言う訳ではないが、この手のジャンルは今や見る側にもかなり耐性がついているので、やはりここまで工夫や意外性が無い作品は、どうしても評価が下がらざるを得ない。
少女の封印された記憶という謎にも何の意外性も無いし、「家族愛」を強調したがるお涙テーマも陳腐すぎる。もっと精神科医にしか出来ない心理的な駆け引きでもあれば面白かったかもしれないが、あまりにも展開や謎解きに工夫が無い。
おまけにとても肉体派とは言えない精神科医や「足を骨折している奥さん」にまでやられる悪党たちの体たらくぶりには笑うしかない。
少女の相手をしていた悪人も、後々改心しそうな伏線を張っておきながら、結局、悪人のまま。どうせ予定調和のハッピーエンド話なんだから、死ぬにしても最後くらい主人公を助けて死ぬくらいの使い方をしてやれって。
マイケル・ダグラスイケおじ
2024年10月12日
映画 #サウンド・オブ・サイレンス (2001年)完了
精神科医が担当した分裂症の患者は、別の人格が表われ暴力をふるうが詐病だった
その時、娘が誘拐され事故で寝たきりの妻にも監視が
犯人から6桁の数字を聞き出せとの要求が
#ブリタニー・マーフィ 死んじゃってだいぶたつな
未来ある俳優
エリザベスとジェシー、お父さんも良かったけれど、この二人が気になってwikiを見たら、二人とも亡くなっていました。現在どんな俳優に成長しているか、どのように美しくなっているか、と楽しみに思っていたのに。若いのに亡くなるとは。ご冥福をお祈りします。
序盤の期待感を返してほしい
娘を誘拐された精神科医が
犯人から要求された番号を探し出す話。
何も予習せずに観ましたが、
序盤はかなりわくわくしました。
強盗事件、謎の患者、連続殺人事件。
どれもバラバラに描かれていて
これがどう合流していくんだあ!!
と期待に胸膨らませましたが
終盤はかなり尻すぼみ、、
もっと精神科医ってところを
活かしてほしかったのですが最後はほぼ力技。
精神科医を主役に据える意味
娘を人質に捕られた敏腕精神科医が、精神病を患った女性から秘密を聞き出す為に苦闘する物語。
マイケル・ダグラスが主演するサスペンスです。精神科医のマイケル・ダグラス格好良いですね。女性との問答シーンも、犯人との駆け引きもしっかりとしています。
娘の安否、銀行強盗の狙いの謎など、緊迫感もたっぷり。見応えのある作品でした。
転調したクライマックスがややチープなのが残念。また、女性が主人公に協力する心情変化の説明が不十分なのがより難点。特に後者は、精神科医を主役に据える以上、より重要なことだと思うので、とても勿体なく感じました。
私的評価は普通です。
能力がある医師
マイケルダグラス扮する精神科医ネイサンコンラッドの娘が誘拐された。娘の命と引き換えに心を閉ざした女性患者から6ケタの番号を聞き出せと言われた。
能力がある医師も大変だな。実際、娘が誘拐されたら言うこと聞かざるを得ないね。でも急に女性患者が協力的になってたよね。
ちょっと変わった誘拐劇
精神科医の主人公(マイケル・ダグラス)の娘が誘拐され、診察した女の患者(ブリタニー・マーフィ)から、ある番号を聞き出せ、と指図される。
どうも10年前に起きた強盗事件で仲間割れが起き、今になって強盗犯たちが動き回っているらしい。
早逝したブリタニー・マーフィが懐かしい。
クライム・サスペンス
20年前のマイケル・ダグラス主演の、クライム・サスペンス。『氷の微笑』で魅せた、男臭さのピークは過ぎた感はあるが、やはり彼の演技は、どんな作品でも、安定感はある。
本作では、銀行強盗が盗んだ宝石のありかを見つけ出す為に人質にに取られた愛娘を奪還する為に、なり振り構わず、突っ走る、鬼気迫る父親役を演じている。
ストーリーは、仲間を裏切った銀行強盗の男が、盗んだ宝石を娘・エリザベスに託す。エリザベスは、目の前で父親が殺された事がトラウマとなり、心を閉ざす。エリザベスから、宝石のありかを聞き出す為に、銀行強盗のトリックは、精神科医・ネイサンに白羽の矢を当てる。ネイサンの娘を人質にとり、彼に心を閉ざしたエリザベスから宝石のありかを聞き出すように強要し、追い詰められていく…。
ストーリーとしては、こうしたクライム・サスペンスとしては、それほど目新しいものでもなく、家族の誘拐、精神科医、銀行強盗と、よくある素材をいろいろと混在させている。それなりにハラハラさせるし、アクションの痛さもあり、面白くまとめられている。
その中で、マイケルの演技以上に際立っていたのが、心を閉ざした娘・エリザベスを演じた、ブリタニー・マーフィー。精神的に不安定な、猟奇的な精神患者から、次第にトラウマを乗り越えて行く少女役の演技は見事。天才女優の誕生とも思わせた。しかし、彼女も2010年くらいからは、スクリーンからは観られなくなったのは残念。
ラストシーンのネイサンとトリックとの対決シーンは、意外な形での決着。クライム・サスペンスらしい痛さの伝わる工夫があった。
ショーン・ビーンは…
やはり悪役が似合う。精神病患者である少女からある数字を聞き出すために精神科医一家から娘を誘拐し、精神科医に聞き出させるという結構手間が掛かかることをやる犯人たち。中々緊迫感もあり、子役の演技が良かった。
ちょっと理屈っぽい展開
よく整理されたシナリオなんだけど刺さってこない。ちょっと理屈っぽい展開。
もう上記がすべてなんだけど、なんかいいシーンだな、ていうのがない映画。まあ、個人的にマイケルダグラスが、あんまりなのでそのせいもあるかもしれないが。
ちゃんとした作品だとは思うので、もう他に言うことがない。解釈が必要な余白もないし観たまんまではある。。
ブリタニー・マーフィーの演技に惹かれた
最後まで緊張感連続のサスペンス映画でした。子供が事件の鍵を握り犯人から狙われるストーリーは多いが、その中でも脚本がしっかりしているものの一つだと思う。あと、精神病患者を装うエリザベス役のブリタニー・マーフィーの演技が上手で、お気に入りの女優の一人になりました。「17歳のカルテ」でも精神病患者役でしたね。ただ、残念なことに、2009年32歳の若さで亡くなりました。
指輪じゃなく、赤い宝石に魅入られたショーン・ビーン。LOTRのときと同じ表情
サスペンスの設定としては面白い。娘を誘拐され、犯人の要求は精神病院に入院しているエリザベスから数字を聞き出すこと。マイケル・ダグラス演ずる精神科医がいかにして少女から6桁の数字を聞き出すか、タイムリミットが今日の5時まで!女性の水死体を調査する女性刑事も絡んできて、3つの視点から迫ってくるハラハラドキドキの展開だ。
犯人側では日本語TATTOOの男と娘ジェシーのやりとり、精神科医サックス(オリバー・プラット)のガールフレンドも誘拐されていたこと、感謝祭のパレードも絡めてまとまりの良い作品となってました。スキーで骨折したため自宅で寝ているしかなかったファムケ・ヤンセンも良かったけど、超能力使えば簡単に解決できるのになぁ・・・と思いながら観てしまった。
コンラッド家の階上で老婦人が殺されていて、監禁場所も外の風景でわかってしまう8歳のジェシーちゃん。頭がいい。同じくエリザベス役のブリちゃんも統合失調症の振りをしているという難役をリアルに演じていたけど、彼女も頭がいい!基本の疾患は、父親を目の前で殺されたというPTSDだけだった。そんな彼女をかなりの荒療治で数字を思い出させようとするコンラッドだったが、いざとなれば強い父親像を見事に演じていた。
ブリタニー・マーフィは90年代にはラジー賞候補ばかりだったけど、この作品で才能を開花したようだった。31歳で亡くなったのは本当に残念です。
サイコパス vs 精神科医
あの名曲を連想してしまうし陳腐な邦題だ、名作「羊たちの沈黙」にあやかりたかったのだろうか。
ミステリーなので内容は控えるが主人公が精神科医なのでへたな交渉人より弁が立つし家族を愛する父として奮闘する姿に共感、アクションシーンはそこそこだがそれがいい、これがよくある元海兵隊あがりのタフなおじさんで敵を倒しまくっていたら白けるし謎解きは無理だったろう。いつも見張られている恐怖は単に凶悪な悪党より怖い、女性陣もそれなりに活躍してくれるしそつがない。さして驚くほどのプロットではないがキャラクター設定が面白くテンションの張り方が絶妙で惹きこまれる力作でした。
被害家族が頑張っていた
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
犯人たちはどうやって精神病棟に10年もいる娘のことを知り、精神科医の恋人や娘を誘拐をしたのか。犯罪者たちは実に緻密な調査・計画・実行能力を持っているはずだが、そのような場面は描写されないから彼らの能力が伝わらない。そもそも主犯は激情的でそこまで有能にも思えない。
子供の頃から精神病棟に隔離されている娘は、家族もなく学校にも行っていない。決して恵まれているとはいえない環境で育っているのに、実にしっかりとしていて精神科医を何人も手玉にとるなんて有能すぎる。
このような設定に強引さを感じた。娘を誘拐された父親のことを描きがたいために、とりあえず都合の良い状況を予め準備しましたよといったところ。でも被害者の父親をはじめとして家族が頑張っていたのでそこそこ面白く観られた。
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