不実の愛、かくも燃え

解説

現代スウェーデン映画の巨匠イングマール・ベルイマンのかつての放埒な恋愛体験を思わせる不倫劇を、やはりかつての恋人にしてベルイマン作品の名女優リヴ・ウルマンが映像化。家族を持つ女性がふとしたはずみで夫の親友との情事に溺れていくさまと、それによって引き起こされる悲劇の顛末を描く。

2000年製作／154分／スウェーデン
原題または英題：Faithless
配給：ムービーテレビジョン
劇場公開日：2002年3月2日

ストーリー

40歳の女優マリアンは、世界的な指揮者の夫マークスと9歳の愛娘イザベルと幸福な生活を送っていた。彼女は夫の親友の映画監督ダーヴィッドとも仲がよく、家庭がうまくいっていないダーヴィッドは、マークス夫妻の家だけがくつろげる場所であった。ある晩、マリアンは舞台が跳ねた後、ダーヴィッドと一緒に帰宅し、手料理で彼をもてなす。気の置けないおしゃべりをひとしきり楽しんだ後、ダーヴィッドはマリアンに「君と寝たい」と告白する。最初はとまどい、なんとかはぐらかそうとするマリアンだったが、結局、ひとつのベッドにふたりで横になる。安らかに眠るダーヴィッドを見つめるうち、マリアンの心はざわめいてゆく……。

受賞歴