がんばれ、リアム
劇場公開日:2002年2月23日
解説
不況の中を懸命に生きる少年とその家族を描いたドラマ。監督は「ハイ・フィデリティ」のスティーヴン・フリアーズ。脚本は「ハート」のジミー・マクガヴァン。撮影は「私が愛したギャングスター」のアンドリュー・ダン。音楽は「プロポーズ」のジョン・マーフィー。出演は「ハリー・ポッターと賢者の石」のイアン・ハート、「ブライダル・シャワー」のクレア・ハケット、これがデビューの少年アンソニー・ボロウズ、本作で2000年ヴェネチア映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞したミーガン・バーンズほか。
2000年製作/91分/イギリス
原題または英題:Liam
配給:ザナドゥー(日本コロムビア=朝日新聞社=トライエム 提供)
劇場公開日:2002年2月23日
ストーリー
1930年代初頭のリバプール。ちょっと内気だけど元気な7歳の少年リアム(アンソニー・ボロウズ)は、造船所で働く父(イアン・ハート)、頼もしい母(クレア・ハケット)、就職したばかりの兄コン(デイヴィッド・ハート)、メイドとして働く姉テレサ(ミーガン・バーンズ)と仲良く暮らしている。しかし町には不況の波が押し寄せ、職を失った父は次第にアイルランド人やユダヤ人を逆恨みしていく。そしてリアムの聖体拝領の日。厳粛な雰囲気の中、神父の説教の最中に父は突然立ち上がり、おおっぴらに教会を非難してしまう。近所同士だけでなく家族の中でも孤立していく父は、ファシズム運動に参加することでやり場のない怒りを解消しようとする。しかしその父の仲間が富豪宅に火炎瓶を投げたところ、それがその家に来ていたテレサに当たり、彼女は大火傷を負ってしまうのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スティーブン・フリアーズ
- 脚本
- ジミー・マクガバーン
- 製作総指揮
- デビッド・M・トンプソン
- テッサ・ロス
- サリー・ヒビン
- 製作
- コリン・マッケオウン
- マーティン・テンピア
- 撮影
- アンドリュー・ダン
- 美術
- スティーヴン・ファインレン
- 音楽
- ジョン・マーフィ
- 編集
- クリスティーナ・ヘザーリントン
- 衣装デザイン
- アレックス・カルフィールド
- 字幕
- 寺尾次郎
受賞歴
第57回 ベネチア国際映画祭(2000年)
受賞
マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞) | ミーガン・バーンズ |
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