もういちど(2000)
劇場公開日:2001年3月24日
解説
老いてから情熱のままに身を任せる男女を描いたラヴ・ストーリー。監督・製作・脚本は「ある老女の物語」のポール・コックス。撮影はトニー・クラーク。音楽はポール・グラボウスキー。出演はジュリア・ブレイク、チャールズ・ティングウェル、テリー・ノリスほか。2000年カナダ・モントリオール国際映画祭グランプリ、観客賞、同年イタリア・タオルミナ映画祭批評家賞、同年フランス・サントロペ映画祭審査員賞、同年オーストラリア・インディペンデント映祭作品賞ほか受賞。
2000年製作/95分/オーストラリア
原題または英題:Innocence
配給:コムストック
劇場公開日:2001年3月24日
ストーリー
70歳に近づいたクレア(ジュリア・ブレイク)は、優しい夫のジョン(テリー・ノリス)と、医師として立派に成長した息子に囲まれ平穏な日々を送っていた。そんなある日、彼女が50年ほど前に真剣に愛し合った初恋の相手、アンドレアス(チャールズ・ティングウェル)から突然1通の手紙が届く。まもなく再会し、レストランで昔話に花を咲かせる2人。その日を契機に、クレアは長い間眠っていた自分の中の女が目覚めてくるのを実感する。そして2度目のデート。もはや気持ちを抑えられなくなったクレアとアンドレアスは愛を確かめ合い、その夜、ベッドを共にした。翌朝、クレアはジョンに昨晩の出来事を告白するが、自分の話を全く信じようとしない夫の態度に傷つき、家を出て、アンドレアスと一緒に暮らす決心を固める。一方、アンドレアスは末期ガン侵されていることを宣告されるが、それをクレアに話すことはできず、ともかく二人の生活はスタートした。そんな彼らをアンドレアスの娘とクレアの息子は温かく見守っていたが、ジョンだけは嫉妬に駆られ二人の後を尾行していた。そしてある晩、二人はアンドレアスがオルガン奏者として勤めていた教会に忍び込む。愛するクレアのためにオルガンを弾くアンドレアスだが、その響きと共に昇天するかのように、クレアはその場に倒れてしまった。そしてクレアの葬式。参列したアンドレアスに、クレアが生前したためた手紙が手渡されるのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ポール・コックス
- 脚本
- ポール・コックス
- 製作総指揮
- ウィリアム・ティー・マーシャル
- 製作
- ポール・コックス
- マーク・パターソン
- 撮影
- トニー・クラーク
- 美術
- トニー・クローニン
- 音楽
- ポール・グラボウスキー
- 編集
- サイモン・ホワイティングトン
- 衣裳
- スージー・ワーハースト・スティール
- 字幕
- 関美冬