失われた週末

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

 アカデミー賞4部門、カンヌ映画祭グランプリ受賞など各国で賞賛を集めたシリアスドラマ。ニューヨークに住む売れない作家のドンは、アルコールに溺れる日々を過ごしていた。酒代に困っては兄の金に手をつけ、果ては商売道具のタイプライターまで売ろうとする。絶望の淵をさまようドンをレイ・ミランドが好演し、オスカー男優の仲間入りを果たす。監督のワイルダーは、この作品で2番目の妻となるオードリー・ヤングと知り合った。

1945年製作/101分/アメリカ
原題または英題:The Lost Weekend
劇場公開日:1947年12月30日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第1回 カンヌ国際映画祭(1946年)

受賞

グランプリ ビリー・ワイルダー
国際グランプリ(男優賞) レイ・ミランド
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フォトギャラリー

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.0【大酒飲みには、非常に恐ろしいアルコール依存者の苦悩と葛藤に苛まれる姿を描いた作品。”強制禁酒特効薬映画でもある。”酒は魔物です・・。】

2024年12月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

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NOBU

4.0無条件で肯定してくれる人の存在

2024年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 『アパートの鍵貸します』に続き、ビリー・ワイルダー監督の作品ということで鑑賞。

 彼がアルコール依存症になった原因は、自己肯定感の喪失なのだろう。大学時代天才と言われるほど小説の才能があったドン。そんな彼が、いざ小説家になると中々筆が進まない。そこから立ち直れたのは妻ヘレンの献身による。そう考えると、彼のアルコール依存症の治療に必要なのは、病院や療養のための旅行以前に、無条件で彼を肯定してくれる人の存在だったのだろう。

 アルコール依存症に陥り自分を否定するドン。そんな彼に対して、ヘレンはありのままの彼を受け入れ続けた。そういった男女の愛情を描けているのが秀逸な映画。

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根岸 圭一

5.0困ったときのワイルダー

2024年4月14日
PCから投稿

アルコール依存症の男がどうしても酒の誘惑から抜けることができない、というだけの話をここまで興味深く引っ張ってゆけるのはさすがワイルダー先生の脚本と演出の技でしょう。後期の喜劇群が有名ですが初期はシリアスな作品の方が多いようです。
要するに何を撮らせても圧倒的な水準、観る者に迷ったらヒッチかワイルダー、格言です。

初回の試写会で評判悪く、酒類関係者から圧力を受けたりでさすがのワイルダー先生もノイローゼになったそうです。何とか公開したところ、大好評、大ヒットでめでたし、めでたし、のエピソードがあります。

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越後屋

4.5映画終活シリーズ

2024年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1945年作品
アカデミー賞作品賞受賞4部門獲得
カンヌ映画祭グランプリ受賞

初、ビリー•ワイルダー作品
こんな古い映画だが、面白い
映画は、監督のモノやね

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あきちゃん