姉のいた夏、いない夏

劇場公開日:

解説

姉の死に隠された真実を求め旅に出る若い女性を描いた感動のロード・ムービー。監督・脚本は「プラクティカル・マジック」などの脚本で知られるアダム・ブルックス。原作はジェニファー・イーガンのベストセラー小説『インヴィジブル・サーカス』。撮影は「ウェイクアップ!ネッド」のヘンリー・ブレアム。美術は「プラクティカル・マジック」のロビン・スタンドファー。出演は「彼女を見ればわかること」のキャメロン・ディアス、「パラサイト」のジョーダナ・ブリュースター、「60セカンズ」のクリストファー・エクルストン、「ミート・ザ・ペアレンツ」のブライス・ダナー、「氷の接吻」のパトリック・バーギン、「プラクティカル・マジック」のカミーラ・ベルほか。

2000年製作/93分/アメリカ
原題:The Invisible Circus
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2001年7月7日

ストーリー

1976年。高校を卒業したばかりのフィービー(ジョーダナ・ブリュースター)は、サンフランシスコで母親ゲイル(ブライス・ダナー)と二人暮らし。彼女には、ヒッピー・ムーヴメントにのめり込んでいたフェイス(キャメロン・ディアス)という姉がいたが、7年前、恋人ウルフ(クリストファー・エクルストン)とヨーロッパに行ったきり、その地で自殺して帰らぬ人となる。以来、姉の死はフィービーにとって謎のまま。そこで彼女は、母の反対を押し切り、姉の足跡を辿るべくヨーロッパへと旅立つ。パリに着いたフィービーはウルフを訪ねる。今はフランス人女性クレール(イザベル・パスコ)と平穏な暮らしをしている彼は、フェイスの死に触れることを語ろうとしなかったが、やがて彼女に口止めされていたというベルリンでの出来事を語りだす。その話にショックを受けたフィービーは、ウルフと共に、姉が死を選んだポルトガルのエスピシェル岬へ向かうのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0少女から大人へのステップ。

2012年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

萌える

ジョーダナ・ブリュースター演じるフィービーが死んだ姉の足跡を追って旅に出るロードムービー。
キャメロン・ディアスが演じる姉フェイスが大好きな妹フィービー。
だが姉は好きだった父が仕事上の悩みから自殺して以降無気力な毎日をおくっていた。
そんな時テレビでパリの反乱のデモを見たフェイスは恋人ウルフと共にヨーロッパに旅立つ。だがやがて姉の自殺の報が届く。それから7年後高校を卒業したフィービーは、姉の死の真相を確かめたくて母の反対を押しきりひとりヨーロッパに旅立つ。
パリにいるもと恋人のウルフは別な女性と暮らしていたが、フィービーの訪問を受け二人であのときの姉の足跡を辿っていく。
大好きだった姉、その姉のもと恋人と旅するフィービー。
少しずつ姉の本当の姿が見えてくるとき、フィービーも心の中にあった姉の呪縛から解かれ一人の女性へと成長していく。

ロードムービーとしては姉の足跡を追い、自身も少女から大人へと感性を育んでいく過程が丁寧に描かれ、ジョーダナ・ブリュスターの演技と魅力で中々みせる内容だ。

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