ロミーとミッシェルの場合
劇場公開日:1997年11月8日
解説
卒業から10年目の高校の同窓会に、サクセス・ストーリーをでっちあげて出席した2人の女性が巻き起こす騒動を軸に、現代女性のライフスタイルと友情を、ポップでカラフルなタッチで描いたコメディ。LAの即興劇団ザ・グラウンドリングスなどの舞台やテレビで活躍する脚本家ロビン・シフが、自身のヒット舞台『レディース・ルーム』に登場するロビーとミッシェルをフィーチャーした後日談として脚本を執筆。監督には、TVドラマ『ザ・シンプソンズ』で製作総指揮と脚本を手掛けたデイヴィッド・マーキンが当たり、これが劇場用映画デビューとなった。製作はローレンス・マーク、製作総指揮はシフとバリー・ケンプ。撮影はレイモンド・ヴィラロボス、音楽はスティーヴ・バーテクで、ロバート・パーマーの『恋におぼれて』、カルチャー・クラブの『カーマは気まぐれ』、シンディ・ローパーの『タイム・アフター・タイム』、バナナラマの『クルーエル・サマー』など80年代のヒットポップスが全編に流れる。美術はメイン・バーク、編集はデイヴィッド・フィンファー、衣裳はモナ・メイ。主演は「誘惑のアフロディーテ」のミラ・ソルヴィーノと、ザ・グラウンドクリングスのメンバーでTVドラマ『フレンズ』で人気を集めたリサ・クードロウ。共演は「小さな贈り物」のジャニーン・ギャロファロ、「Emma エマ」のアラン・カミング、テレビ界で活躍するヴィンセント・ヴェントレスカほか。
1997年製作/91分/アメリカ
原題または英題:Rommy & Michele's High School Reunion
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1997年11月8日
ストーリー
LAでお気楽人生を満喫するロミー(ミラ・ソルヴィーノ)とミッシェル(リサ・クードロウ)は、幼なじみのルームメイト。ある日のこと、2人は偶然出会った高校の同級生ヘザー(ジャニーン・ギャロファロ)から、故郷の田舎町トゥーソンで卒業10年目の同窓会が開かれると知らされる。高校時代からほかの子たちと波長が違った彼女らは、お高くとまって底意地の悪いクリスティ(ジュリア・キャンベル)とその取り巻きたちには、ずいぶんいじめられていた。クリスティのボーイフレンドのビリー(ヴィンセント・ヴェントレスカ)にお熱だったロミーには、卒業パーティーで恥をかかされた苦い思い出もある。ロミーはレジ係、ミッシェルは無職と、成功にはほど遠い現在の境遇では、同級生たちを見返せない。同窓会までの2週間でカッコいい仕事と恋人を見つけようと奮闘努力するが、涙ぐましい努力の甲斐もなく失敗。2人はキャリアウーマンのふりをすることを思いつく。元ガリ勉のヘザーが新しい煙草の巻紙を発明して大成功したのにならい、誰でも知っていて誰も発明者を知らないもの、“ポスト・イット”の考案者ロミーとそのデザイナーのミッシェルとして、ビジネススーツに身を包み、借り物のジャガーコンパチブルに乗り込んで、いざ故郷へと出陣。ところが、女の友情はややこしく、ひょんなことからライバル意識が首をもたげて口ゲンカした2人は「同窓会では別行動よ」と絶好宣言。同窓会のパーティー会場。宿敵クリスティとその取り巻きたちに遭遇したロミーは、例の架空のサクセス・ストーリーをぶちまける。得意になるのも束の間、ヘザーが現れて「考案者は3M社のアート・フライという人物よ」と言い放つ。巻き起こる嘲笑の渦からロミーを救ったのは、絶交したはずのミッシェルだった。再び友情を深めた2人は「いつものように楽しめばいいのよ」と、普段のド派手なファッションに身を包み、「私たちのパーティーはこれからよ!」と反撃を開始した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- デビッド・マーキン
- 脚本
- ロビン・シフ
- エグゼクティブプロデューサー
- バリー・ケンプ
- ロビン・シフ
- 製作
- ローレンス・マーク
- 撮影
- レイモンド・ヴィラロボス
- 美術
- メイン・バーク
- 音楽
- スティーブ・バーテク
- 編集
- デビッド・フィンファー
- 衣装デザイン
- モナ・メイ
- 字幕
- 古田由紀子