劇場公開日 2013年6月1日

ローズマリーの赤ちゃんのレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

3.5カルトホラーの先駆者的作品!

2024年10月4日
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鑑賞方法:DVD/BD
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だいふく

1.5タニス草入りの「悪魔の首飾り」

2024年8月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 『エクソシスト』(1973)から始まるホラーブームの5年前に作られた、古典的ホラー映画のマスターピース。

 公開時は主演女優ミア・ファローの演技が賞賛されたそうだが、夫ガイ役のジョン・カサヴェテス(「インディ映画の父」と呼ばれてるとか)も怪しげな存在感を示している。

 だが、そんなことよりやっぱり触れておきたいのが、ロマン・ポランスキー監督の波瀾万丈すぎるバイオグラフィー。

 ユダヤ系の家庭に生まれ、母の故郷ポーランドで幼年期を過ごすうち、ナチスの侵攻に遭遇。本人はからくも逃げのびるものの、両親は収容所に送られ、母はナチスに殺害。
 終戦後はソ連による本国の共産支配を嫌い、他の欧州諸国からアメリカへと移り住む中で本作品を発表。しかしその翌年、本作の呪い返しのように、妊娠中の妻がカルト集団によって惨殺。
 ところが、事件から十年も経たないうちに、少女への性的暴行で、今度は自分が加害者に。
 重罪は免れないと悟るや、保釈中にアメリカから出国。渡欧中の2002年に『戦場のピアニスト』を監督すると、世界的に大ヒット。自身も監督賞でオスカーを獲得するも、米国に戻れば収監確実なので、授賞式には立ち会えずじまい。
 その後も彼からの性被害を名乗り出る女性が続々と、死んだら即、映画化間違いなしの人生。

 原作を読んでないので、詳しいことまで踏み込んで語りにくいが、当時、問題になりつつあった都会での人間関係の希薄さや転居にまつわる戸惑い、初出産を控えた女性の漠然とした不安など、日常的なモチーフを下地にしているうえ、直接的な映像表現がほとんどないため、ホラーというより、心理サスペンスの趣が強い。

 夫以外の主要人物が、そろって高齢者ばかりなので、主人公を追い詰めていく過程がもどかしいうえに、どことなく痛々しい。
 お達者クラブの皆様でも恐怖を感じさせるような、陰影を利かせたライティングやカメラワークを使えなかったものかと思ってしまう。

 作中いろいろ出てくるアイテムも、伏線というよりはネタバレっぽく、何となく先が読めてしまう展開に、さしたるどんでん返しもないままのラストは、拍子抜けの感も。

 しかし、本作品でもっとも問題なのは、日本人蔑視の演出だろう。

 ヤマハのCMが幾度となく挿入されるのは、出演する夫のガイが売れない三流役者であることを強調するためだろうし(日本企業しか相手にしてくれない)、悪魔崇拝者のなかには、黒縁メガネにカメラを持った類型的な東洋人の姿が。
 母を殺したナチス・ドイツと組んでいたことが許せなかったのかも知れないが、自身もポーランド系ユダヤ人として差別に苛まれた筈のポランスキー監督がこのような表現に及んだことは、残念というより悲しい。

 作品が製作されたのが、1968年。
 前年に正真正銘ホラーの傑作、『世にも怪奇な物語』を撮り終えていたF.フェリーニ監督(『悪魔の首飾り』を担当)がこの作品を監督していたらどんな映画になっていただろうと考えてしまうのは、自分だけ?!

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TRINITY:The Righthanded Devil

4.5岩山の上の乳母車‼️

2024年8月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

怖い

興奮

知的

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活動写真愛好家

3.0イライラ…

2024年6月16日
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める

2.5隣人や担当医の不気味な雰囲気は緊迫感がある。 しかし、呪い殺すとか...

2023年8月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

隣人や担当医の不気味な雰囲気は緊迫感がある。
しかし、呪い殺すとか悪魔の子どもを身ごもるなどは、馬鹿馬鹿しい。

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省二

4.0悪魔崇拝

2022年9月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年9月19日
映画 #ローズマリーの赤ちゃん (1968年)鑑賞

公開約1年後に、#ロマン・ポランスキー監督 宅が #チャールズ・マンソン のカルト教団に襲われ、監督の妻の女優 #シャロン・テート、親友等が惨殺される「テート・ラビアンカ殺人事件」が発生。妻は妊娠8か月だった

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とし

3.0設定も演出もキモイし絵も難解なのに

2022年2月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

出てくる人も演出もなんか気持ち悪いし、内容も不気味で分かりづらい、なのに何か引き込まれて、結局最後まで凝視させられたような作品です。さすが悪魔を扱う映画のメルクマール、といったところでしょうか。でも、個人的にはあんまり好きな作品ではありません。

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SH

3.0特撮無くして引き出される怖さこそ本当のホラー映画!?

2022年1月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

今から54年前の作品なので、現代風な派手な特撮も無ければ、血が飛び散る様な事も無く、ただ淡々と心理的に追いつめられていくヒロインの演技の妙に嵌る一品。
主演のミア・ファローはまさに嵌り役、オープニングの健康的な表情から徐々に変貌していくその容姿は絶対に一見の価値あり!
タイプは違うかもしれないが、日本の四谷怪談等もこうした系譜の作品なのだろう!?
ただ個人的なホラー映画ファンとしてはやはり物足りなさを感じてしまう事しきり・・・・・・・
それほどまでに現在のSFXの精度は現実と変わり映えしないほどの映像を見せられるので、どうしてもホラー映画としてはこうした心理的ホラーは受け入れにくいのかも・・・・・・・
ただこの作品が50数年前の作品である事を考慮すれば、充分に評価すべきであり、そこはR・ポランスキー監督の手腕によるところがやはり大きいのだろう!!

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ナオック

4.0中学生の頃、TVで観たときはホラーだとも思っていなかった。

2021年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

 単なるローズマリーの妊娠時における幻覚と妄想が生み出した世界だと思っていたのだ。当時はカルト教団についても未だ知る余地もなく、サイケデリックな時代背景の中、ドラッグに潰れてゆく若者の映画が多かった。

 周囲の人間が誰も信じられなくなる疎外感と、妊娠して夫の行動さえも不審に思えてくる主人公の心情がよく読み取れる映画なのだ。旧友たちを呼んでパーティをするシーンや、テリーとハッチ、心の拠り所となるべき友人に手が届かなくなる寂しさも痛々しかった。ラストの驚愕の表情を見せるミア・ファローが印象的。

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kossy

4.0産む道具

2021年8月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

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ミカ

3.5ロマン・ポランスキー

2021年4月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

「クリーピー 偽りの隣人」の楽しみ方はこれだったのかって感じた。ロマンポランスキー好き。

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Y

3.0色々惜しい

2021年4月25日
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鑑賞方法:VOD
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なかなか

2.5やっと見れた

2021年1月22日
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名作と噂の本作、何度もレンタルしていたが2時間超えなのと前半の退屈な内容にあまり面白さを感じませんでしたが今回ようやく全部見ることができました。
悪魔崇拝系かぁ
ちょっとヘレディタリーにも近いような内容
まあ昔の作品でこれは意外だったのであろうなと。
奥さんが狂ってきてるようにも見えるのでラストはなかなかでした。
作品じたいよりもマンソンの事件の話のがインパクト。

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まあ映画好

3.0不気味な

2020年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

巨匠の作品とは知らず見終わりました。
終始不気味な感じがしましたね。

映画の本質でない所が気になって、本当に注射や採血してたり、
アメリカの住居は土足で、そこを裸足で歩くところ。
しかも、入居当初は、床に座って食事して、そして愛し合う・・・

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タクロー

5.0品があるホラー

2020年11月14日
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作品を初めて観たのは20年以上も前、劇場公開はとっくに終わっていたのでレンタルビデオでしたが 霊やゾンビなどは出てこなく流血、残虐シーンもないのに心理的にどんどん迫って来る恐怖、恐ろしさに感動しました。そして ローズマリーの妊娠中から結末まで母性と言う点でも考えさせられる、子どもを愛おしく思う気持ちが溢れている作品で大好きです。DVDになっても 何回も観ています。今回 早稲田松竹で初めてスクリーンで鑑賞する事が出来、あらためて感動しました。名作だと思います。

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ちも

3.0となりの悪魔

2020年7月19日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

ジョン・カサヴェテスを演出するロマン・ポランスキーって魅力的な二人、異彩を放つのは「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」や「マイ・ボディガード」でブッ飛んだ婆さんを演じたルース・ゴードンが、お節介で嫌ぁな存在感をコミカルにオスカー受賞も納得。

現実と悪夢が入り乱れヒステリックに陥る妊婦をオカルト混じりに描いていると思いきや、映像に映る出来事が物語の全てでありラストは冗談かと、恐怖よりも笑えてしまう全体的なオチ。

アル・パチーノ出演「ディアボロス/悪魔の扉」の前日譚に思えるような、、って、違うか!?

地味に淡々と進む物語、派手な描写も皆無で、最悪な事が起きる期待感を煽った演出が微妙に残りつつ、退屈になる事はない雰囲気。

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万年 東一

4.0ワンスアポンアタイムインハリウッドに刺激され。

2019年9月5日
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JYARI

3.5世間的評価である隣人の恐怖は薄く感じる

2019年9月3日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.7
現代であればよくある脚本だが、ローズマリーの主観の考え方と、客観である見る側の受け取り方を上手く交差させ描いている。
最後までどちらの言い分が正しいかを分からせない脚本は面白味がある。
とはいえサイコの描写や、悪魔的な表現も薄く、限定された世界観のサスペンスの仕上がりになっている。
決してホラーの傑作や、おどろおどろしい内容ではない。
ただこの年代においては秀逸なサスペンスだと感じる。

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カメ

3.5タイトルなし

2019年7月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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ロマン・ポランスキー監督の
カルト…ホラー??映画
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悪魔に選ばれ
悪魔の子を産んだローズマリー
悪魔の子の姿は登場しない
実際に怖い描写もほとんどない
恐怖はローズマリーの表情が物語る
悪魔の下僕達の妄想にローズマリーが取り込まれたのか
全てがローズマリーの
妄想なのか…
事実なのか…
何度観てもわからない🤷

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lily