レザボア・ドッグスのレビュー・感想・評価
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めっちゃしゃべるじゃん
本筋とおおよそ関係のない会話があまりにも多すぎるんだよなぁ。
でもそれがかっこよさとか銃撃シーンとか、キャラクターを引き立たせてるのかな。
タラ映画の原点
久々に鑑賞。後のタラファミリーが集結していてニヤリとする。ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミ、クリス・ペン、今になれば凄いキャストだ。
ストーリー的には、強盗に失敗した男達の末路なんだけど、車は血だらけだし、Mr.ブロンドの本名はヴィック・ベガ…そして、あの人はヴィンセント・ベガ…
うわぁ〜こりゃ堪らんですwww
悲しく切ないけれど、最高にクールな愛すべき仲間割れ
洋画初心者、遂にタランティーノデビュー!
ありがとうございます。
ハマらせていただきました。
ストーリーは、宝石強盗に失敗した6人組が、自分たちの中に裏切り者(警察の犬)がいるのではないかと仲間を疑い始めるという簡単なわかりやすい話なのですが、各キャラクターごとにピックアップしていき、少しずつ事件の全貌が浮かび上がってくるという作りはよくできていました。
強盗前→強盗後→強盗
といったように、時系列に並んでいないので、分かりにくくなるかと思いきや、全然そんなことはありません。
やってることも、殺人、強盗、拷問等々重苦しくて、嫌な内容なのにそれを感じさせない登場人物たちの憎めないキャラクター性とテンポの良い話の運びがとにかく最高でした。
皆さん仰っている通り、オープニングが最高にカッコいいのは間違いありません。
全体的にもカッコ良いですが、僕はやはり発砲シーンが最大の魅力のように感じました。
警察だろうが、人質だろうが、仲間だろうが、撃つ時は撃つ。
それこそが彼らの仁義。そして友情。
ブラウン、ホワイト、ブロンド、ブルー、オレンジ、そしてピンク。
トレード?野球の選手じゃないんだから。
追記
僕が唯一見たことのある野球の試合は、現地で見たブリュワーズの試合だったので、ブリュワーズの名前が出たことには感謝(?)感激です。
注意
グロい場面が苦手な方は観ないでください💧
音楽、キャスティング、構成、ストーリーは良かったのでもっと表現方法が違えば 、、、。
色の名前、とてもいいですね。
リアリティーかスマートさか。
男性は見てカッコいいと思うかもね。
【”カラフル”な人々の”犬死”の様をスタイリッシュに描いたタラちゃんデビュー作。傑作である。】
内容は人口に膾炙しているので、久々に観た”率直な感想”のみ記す。
1.今作以降、タラちゃんの映画はドンドン長尺化していくが、今作は僅か100分で、超一流のクライムムービーとして見事に成立している。無駄がないのである。
2.登場人物は、”ジョー”の指示により、”カラフル”な名前を与えられるが、
・ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)
・ブロンド(マイケル・マドセン)
・オレンジ(ティム・ロス)
の3人のみ、劇中、テロップが流れた後、ダイヤモンドを奪う前の姿が描かれる。(で、彼らの本当の姿が”観客にだけ”分かる。)
タラちゃんの構成が、上手すぎる・・。
ちなみに、タラちゃんが扮したブラウンは逃走中、車中で敢無く絶命・・。(立場を弁えている・・)
3.オレンジが、一般市民の女性に撃たれ、反射的に撃ち殺してしまった後、死に瀕して、自暴自棄になる気持ちと、最後まで任務を全うしようとする姿が絶妙である。
ホワイトが最期まで”オレンジは仲間だ,良い奴だ”と命懸けで庇う姿。
銃撃戦の後、オレンジが瀕死のホワイトに謝るシーン。
そして、ホワイトの慟哭の後の銃撃音・・。(このシーンのハーヴェイ・カイテルが凄い。今作は、全編に亙り、ハーヴェイ・カイテルが引っ張っているのだが・・。)
<この作品の尺は100分であるが、体感60分である。それで、充分すぎる位に凄い映画を観たなあ、という満足感を得られる作品はそうはあるまい。傑作である。>
地獄絵図のらしさ
こういう作品を撮ろうとか、描こうとかっていう発想がもうこの人にしかできない気がします。言うなれば発明の一つなのかなと。
第一印象は地獄のような作品でした。悪い意味でも、良い意味でもです。救われる人はいないし、もちろん救う神もいない。何か強いメッセージを孕んでいるのかとも思える衝撃作です。
私が一番好きなのはキャラ立ちですね。キャラがここまで立ってこそのこの作品かなと思います。
くだらない会話も、らしさと良さが出ています。あと、怒鳴り合いには思わず笑っちゃう部分もありました。
タランティーノ監督の嗅覚
今や〝伝説〟のタランティーノの監督デビュー作を初見。
広い意味でのギャングもの。
と思って観てたのですが、ラストになるまで何か違和感が消えないままでした。
色々と工夫を凝らした奇抜な展開は、この映画以降の作品でも数え切れないほどたくさんありますが、独特の会話と人物造形と間は今観てもまったく新鮮さを失っていないことに驚かされました。
違和感の正体、というより、私が勝手に感じたもの、それはたぶん〝色気〟なのだと思います。
LAコンフィデンシャルのキム・ベイシンガーとかLAギャングストーリーのエマ・ストーンのような裏社会ものによく出てくる超絶美女が登場するわけではありません。
ただ、ティム・ロスとハーベイ・カイテルを中心に、それぞれの男から匂い立ってくるものが、単なるプロ意識とか友情とかのありきたりの言葉ではどうにも表し切れないかぐわしさを帯びているように感じられるのです。
警察犬にしか感じることのできない〝草〟の匂いと同じように、タランティーノ監督にしか感じることができない〝男の色気〟みたいなものを映像化した、うまく言えませんが、そんな印象が強く残りました。
タランティーノ節
タランティーノの初期の作品。脚本としておおまかパルプフィクションだが、カッコいい演出と音楽、男ばかりの登場人物たち、黒のスーツなど理屈抜きで魅力的な作品をタランティーノは作っている。
パルプフィクションより前に観るのが正解
失敗した。
パルプフィクション観る前か若しくは観た後の余韻に浸ってる時期に観るべきだった。
今更観ると「こんだけか…」 と思ってしまう。当時は斬新で衝撃的だったんだろーが…。
ただ相変わらす俳優達の個性が立って魅力的じゃわ。
主演のハーベイ・カイテルは勿論の事、ティム・ロス、ブシェミ、そしてマドセン…。
バイプレーヤー達の豪華共演を観るだけでも価値ある作品。
ぎりぎり合格というところでしょうか
つじつまは合わないし、正直、支離滅裂なところが多いです。
しかし、最後まで飽きずに観ることが出来ました、なかなかセリフが良くて、画面に見入ります。
名シーンといえるものも数多くあります。
展開は雑ですが、見所もつっこみどころも、満載なので、観て損はないでしょう。
構成の妙
もう四半世紀前の作品なのにやっぱり面白い。行きつ戻りつの構成がとても効いている。
ブシェミさんがまだ「変な顔」じゃなくてむしろカッコいいと思ったらやっぱりヘタレ臭がとか、エドワード・バンカー初めて見たとか、油断してるといきなりのバイオレンスとか、最後わざと映さなかったのかなとか、まあ色々と弄りがいのあるネタが散りばめられている。
…でもこれ見習ったらダメでしょう(『アメリカン・アニマルズ』の主人公たち)。
白、橙、金、桃、茶、青
デビュー作から全くブレないタランティーノの駄話は彼のお喋り好きな性格からか。
物語の筋と関係のない無駄な会話をしている場面は基本的に"マドンナ"のネタくらいで他は何だかんだで物語と関連性のある会話が多い。
倉庫でのシーンは密室の中で繰り広げられる会話劇、役者が舞台で演じている雰囲気が!?
時間軸と場面転換するテンポが良くて興味の持続力が失われない演出描写など褒める所だらけ。
色々と真似?をするタランティーノの真似をしてしまうフォロワー作品がある中で彼はオタクとしての膨大な知識があるからこそのオマージュと言う名の真似?であって影響されるのは良いが真似っこはダメ!?
焼肉でカルビだけ永遠に食べてる感じ
会話とバイオレンスだけで映画が構成されています。
どちらも流石クエンティンタランティーノというべく、超カッコいいです。けどそれ以外の要素がほとんどないので、少し胸焼けしました笑
クールでワイルド、クレイジー!
タランティーノの脚本家・映画監督デビュー作。
ただの映画じゃないなこりゃ、とんでもないぶっ飛び感満載。
マドンナ「ライク・ア・バージン」の曲解釈にあーでもない・こーでもないに始まり。舞台のようにくるっと場面が反転し、撃たれた「オレンジ」とそれを抱える「ホワイト」が集合場所に帰ってくる・・・。
「え、何をしたんだ?」と見ている方はあっけにとられ。
「宝石店強盗失敗」というメイン話を軸に、6人のメンバーのそれぞれの過去の話が枝付けされて行くのが。目を離せません。
今から27年前のインディーズ映画だけど、今見てもめっちゃクール。
いかした音楽が流れるのって、最近でもよくあるし。
途中誰が「警察の犬」だったのか、わかります。え、ここで種明かし?。ストーリー展開が、予想を裏切るのもブルっと来ます。
え、あんたかい。とびっくり。
終盤オレンジは誰に撃たれたのか、わかります。
そんな撃たれ方ってないだろうという。
場面展開が多いけど、それで事件の全貌がわかっていく様がうまい。
そして最後は「マジか!」の一言で、呆然自失。
こんな終わり方って。だけど、潔すぎて不快感はありませんでした。凄いなこの作品。
タランティーノの天才性をじっくり味わえました。
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