ルル・オン・ザ・ブリッジ

劇場公開日:

解説

不思議な石をきっかけに知り合った重傷を負った元サックス奏者と美女との恋を、繊細で謎めいたタッチで描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「スモーク」「ブルー・イン・ザ・フェイス」(共同監督も)の原作を手掛けた作家ポール・オースターで、彼の監督デビュー作(単独)。主演のハーヴェイ・カイテル(「コップランド」)はじめ共演陣の一部(ヴィクター・アーゴなど)、製作のピーター・ニューマンとグレッグ・ジョンソン(「グレン・グールドをめぐる32章」のエイミー・カウフマンと共同)、劇中のバンド演奏をつとめたジョン・ルーリー&ラウンジ・リザーズ、美術のカリナ・イワノフは「スモーク」「ブルー・イン・ザ・フェイス」に続く参加。製作総指揮はシャロン・ハレル、ジェーン・バークレイ、イラ・デュッチマン。撮影はエイリック・サカロフ。音楽は「スポーン」のグレアム・レヴェルがスコアをつとめ、音楽監修をスーザン・ジェイコブスが担当。編集は「アイス・ストーム」のティム・スクィアース。衣裳は「デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー」のアデル・ルッツ。共演は「リプレイスメント・キラー」のミラ・ソルヴィーノ、「イングリッシュ・ペイシェント」のウィレム・デフォー、「ミッション:インポッシブル」のヴァネッサ・レッドグレイヴ、「フェイス/オフ」のジーナ・ガーション、『シカゴホープ』のマンディ・パティンキンほか。また、ドン・バイロン、リチャード・エドソン(「ストレンジャー・ザン・パラダイス」)など、オースターと縁があるニューヨーク派のミュージシャンも顔を見せる。

1998年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Lulu on the Bridge
配給:日本ヘラルド映画配給(ポニーキャニオン=日本ヘラルド映画提供)
劇場公開日:1998年12月19日

ストーリー

ニューヨーク。サックス奏者のイジー(ハーヴェイ・カイテル)は発砲事件で重傷を負った。退院した彼は偶然不思議な蒼い石を手に入れ、それがきっかけで駆け出しの女優のセリア(ミラ・ソルヴィーノ)と知り合い、恋に落ちる。幸せな時を過ごす彼らだが、セリアが古典的な名画『パンドラの箱』のリメイクのヒロイン“ルル”役に選ばれ、撮影場所のダブリンヘと旅立ってから運命は変転。イジーは石の行方を探す謎の一味に襲われて監禁され、ヴァン・ホーン博士(ウィレム・デフォー)という謎の男の尋問を受ける。そして行方が知れないイジーを案じたあまり悲観したセリアは、ダブリンの川にあの石を捨て、ヴァン・ホーンらに追いつめられて橋から川に身を投げた。悲しみに沈み、彼女が残したラッシュを見て涙に暮れるイジー突如、場面は発砲事件の直後に戻り、イジーは救急車の中で息をひきとる。そして、通りすぎる救急車を見て十字を切ったのはセリアたった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

1.0何が言いたいの?

2021年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
KEI

2.5石に導かれ

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

サックス奏者が主人公(ハーヴェイ・カイテル)、銃撃事件に巻き込まれ命は助かるが、二度と演奏はできなくなった。 不思議な石に導かれ、無名女優(ミラ・ソルヴィノ)と出会い、恋に落ちる。 後半はよくわからなかったが、どうもあのパターンらしい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

2.5期待しましたが

2021年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

『SMOKE』が大好きなので期待しましたが、余り好きではありませんでした。呆気ないというか、ありきたりというか。フィルムは良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ミカ

1.5"イマジネーション"

2020年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

萌える

冒頭にミラ・ソルヴィノ演じるセリアらしき写真を見つめるイジー、不思議な石があるにしても強引な出会いから始まる交際に違和感を感じる。 あまり宜しくないジャズ、フュージョンが流れパッとしない音楽がありながら、ルー・リードにデヴィッド・バーンと豪華なカメオ出演。 ルイーズ・ブルックスやドイツ映画「パンドラの箱」も何のことやら、無知な自分にはチンプンカンプン、本作を観るのに必要な知識かも。 セリアにハマってからのハーヴェイ・カイテルが可愛く思えるが、スローな展開に面白味もなく、イジーの世界観に付き合わされただけの、観て損した気分!?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
万年 東一