ラビリンス 魔王の迷宮
劇場公開日:1986年7月5日
解説
魔王に誘拐された弟を捜しに出た少女の冒険を描くファンタジー。製作はエリック・ラトリー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・ルーカス。エグゼクティヴ.スーパーヴァイジング・プロデューサーはデイヴィッド・レイザー。監督は「ダーククリスタル」のジム・ヘンソン。脚本はテリー・ジョーンズ、撮影はアレックス・トムソン、音楽はトレヴァー・ジョーンズ、SFXスーパーヴァイザーはジョージ・ギブス、編集はジョン・グロヴァー、美術(セット)はロジッー・ゲイン、美術(SFX)はマイケル・ホワイト、美術(装飾)はピーター・ハウィット、衣裳はエリス・フライトとブライアン・フラウド、メイクアップはウォリー・シュネイダーマン、ヘアドレッサーはバーバラ・リッチー、パペティア・キャプテンはブライアン・ヘンソンが担当。出演は主題歌も歌っているデイヴィッド・ボウイ、ジェニファー・コネリーなど。
1986年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Labyrinth
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1986年7月5日
ストーリー
アメリカのある都市に住む空想好きな少女セイラ(ジェニファー・コネリー)は15歳、女優を夢見ていた。家族は両親とまだ赤ん坊の弟トビーと4人。ママは継母でしっくりいっていなかった。ある土曜日、両親は連れだって外出し、彼女はトビーの助話をいいつけられた。泣き喚くトビーに彼女は愛読書『ザ・ラビリンス<迷宮>』の一節を読んできかせる。「泣きやまないと、ゴブリン王に連れていかれるよ」。その時、人形と本で埋もれたトビーの部屋の片隅から突然、黒い何者かが動き始める。「ザ・ラビリンス」に登場する悪鬼ゴブリンたちだった。邪悪で恐ろしいクリーチャーの大群は、たちまち彼女の部屋を占拠した。やがてフクロウの姿をした怪鳥が窓ガラスを破って飛び込んできて、黒マント姿に変身した。彼こそ<迷宮>に魔王として君臨するジャレス(デイヴィッド・ボウイ)だった。ジャレスは、<夢の曲界>を映し出す水晶球と引き換えにトビーを自分のものにしたいと、彼女に迫った。そして、<迷宮>の果てにあるゴブリン・キャッスルに13時間以内でたどり着けば、トビーは解放すると言って、姿を消した。ただ、1秒でも遅れるとトビーはあの醜いゴブリンそのものになってしまう、とも。彼女が足をふみ入れた迷宮は、文字通り複雑に入り組んだ迷路だった。そしてそこには、迷宮の案内人ホルグや、炎の狼ファイアリーズ、迷宮の守護神ヒューモンガス、独眼の戦士サー・ディディモンス、岩を呼ぶモンスターのルドなど奇怪な生物たちがひしめいていて、彼女の行く手をさえぎった。しかし、ホルグ、サー・ディディモンス、ルドの協力で何とか宮殿の人口にたどりつき、ジャレスと対決した。複雑にねじれた階段が交錯する魔王の部屋。目に見えるものはすべて錯覚で、すぐそこにいるトビーにも手が届かない。その多次元空間を自由にとび回るジャレスは自分のそばにいてほしいと彼女に愛を訴えた。だが弟を救い出さなければならない彼女は「あなたに支配されはしない」と拒否するが、その瞬間、ジャレスと共に魔宮も崩れ落ちていく。そして、彼女とトビーは元の自分の部屋に戻っていた。その体験が夢なのか現実だったのか、彼女には判断がつかなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジム・ヘンソン
- 脚本
- テリー・ジョーンズ
- 製作総指揮
- ジョージ・ルーカス
- エグゼクティブ・スーパーバイジング・プロデューサー
- デビッド・レイザー
- 製作
- エリック・ラットレー
- 撮影
- アレックス・トムソン
- 美術
- ロジャー・ゲイン
- マイケル・ホワイト
- ピーター・ハウイット
- 音楽
- トレバー・ジョーンズ
- 主題歌
- デビッド・ボウイ
- 編集
- ジョン・グローバー
- 衣装デザイン
- エリス・フライト
- ブライアン・フラウド
- メイクアップ
- ウォリー・シュネイダーマン
- ヘアドレッサー
- Barbara Ritchie
- 特殊効果
- ジョージ・ギブス
- パペッター・キャプテン
- ブライアン・ヘンソン
- 字幕
- 戸田奈津子