世にも不思議なアメージング・ストーリー
劇場公開日:1987年7月18日
解説
全米NBC・TVで85年にスタートしたオムニバス・ファンタジー・シリーズの劇場公開版。エグゼクテイヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグ、製作はデイヴィッド・E・ヴォーゲルが担当。第1話の監督は「カラーパープル」のS・スピルパーグ、脚本はメンノ・メイエス、撮影はジョン・マクファーソン、音楽はジョン・ウィリアムス(2)が担当。出演はケヴィン・コスナー、ピーター・ジェイスンほか。第2話の監督は、これが認められ「ハリーとヘンダスン一家」を撮ることになったウィリアム・ディア、脚本はアール・ポメランツ、撮影はロバート・スティーヴンス、音楽はダニー・エルフマンとスティーヴ・バーテクが担当。出演はトム・ハリソン、ブロンソン・ピンチョットほか。第3話の監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス、脚本はミック・ギャリス、トム・マクローリン、ボブ・ゲイル、撮影はジョン・マクファーソン、音楽はアラン・シルヴェストリが担当。出演はクリストファー・ロイド、メアリー・スチュアート・マスターソンほか。
1986年製作/アメリカ
原題または英題:Amazing Stories
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1987年7月18日
ストーリー
第1話<最後のミッション>。第2次大戦下の英国。若きアメリカ兵はB―17で戦っていた。アニメーター志望のジョナサン(ケーシー・シモシュコー)は、除隊を控えた最後の飛行で機体下部のドーム型銃座で任務につく。が、敵機の攻撃で銃座から出られなくなり、隊長(ケヴィン・コスナー)らが助け出そうとするがダメ。機は帰路につくが、車輪が攻撃をうけたため、胴体着陸しかない。ジョナサンの死は確実だ。無念にかられる機内の乗員。だが、奇跡が起こる。アニメ好きのジョナサンの願い通り、アニメの車輪が登場し、機は無事に着陸した。第2話<パパはミイラ>。霧たちこめる沼地。ここでホラー映画の撮影が行なわれていた。そこへ、何時間もかけてメイクしたミイラ男役のハロルド(トム・ハリソン)に、奥さんが産気づいたとの報が入る。早速、病院ヘミイラ男のまま向かうハロルド。しかし途中、この地方に伝えられるミイラ男とまちがわれ、地元民においまわされ、本物のミイラが現われたりと、大騒動が持ち上がる。ドタバタの末、病院に着いたハロルドの前には可愛い赤ちゃんが待っていた。第3話<真夜中の呪文>。ピーター(スコット・コフィ)とシンシア(メアリー・スチュアート・マスターソン)の悩みは、厳格で意地悪のビーンズ先生(クリストファー・ロイド)の存在。ホラーマニアの2人は早速、ダルカイトの呪いをビーンズにかける。ほんの遊びのつもりが先生の家へ見に行くと、本当に呪いがきいて、先生は死んでいた。大変だ。蘇生の術をかけるが、あやまって先生の写真を破ってしまったため、胴体と首がバラバラのまま、ビーンズ先生が生きかえった。シンシアとピーターを追うビーンズ先生。悪夢であってほしい出来事は現実の事として、2人は胴体と首に分かれたままのビーンズからのがれられないのだった。