ユー・ガット・メールのレビュー・感想・評価
全52件中、1~20件目を表示
トム・ハンクスこの頃は硬軟自在の演技派
メグ・ライアンという、最高のラブコメ女優と、これまたコメディでこそ光るトム・ハンクス。この二人が組むんだから、面白くないはずがない。
古い作品なのに、それを感じさせないしっかりしたストーリーは小手先の演出に頼らない。
現実には何度も顔を合わせているのに、ネット上では見知らぬ他人という設定を上手に生かしている。
形を変えた、ボーイ・ミーツ・ガール的映画で、このテーマは永遠不変のものであろう。これからも、このジャンルは趣向を凝らした作品が作られていく、そのマイルストーンに、この作品も名を刻んでいると言える。
一方、残念だったのが、音楽。
近年では、懐かしのヒット曲を積極的に掘り起こし、作品の雰囲気を盛り上げるのが盛んになり、音に触れるだけで、作品の空気を主人公たちと共有できた気分になるが、この時代はまだそこまでの音楽のこだわりは感じられないのだ。
オリジナルスコアに魅力が乏しければ、それっきり、映画の音楽に関する感想は消えてしまう。
主役の二人をどれだけ魅力的に映すかに、主眼が置かれている映画製作なのであろう。
それにしても、とことんひどい目にあっているはずなのに、悲惨に映らないメグ・ライアンの表現力は、他に例を見ないだろう。他方、トム・ハンクスがそれほど陰湿に映らないのも、メグの演技の反作用に他ならない。
ちょっとさじ加減を間違えただけで、いやな男に破滅させられた、地域密着型書店員で、ネット上で知り合った理想の男性は、ほかならぬそのいやな男だった!という悲劇にもなり得るテーマなのだった。
四半世紀前はこんな映画が流行ったのか
つまらんかったです。ノッティングヒルの恋人とかフジテレビの月9ドラマみたいな感じです。この手の映画はやたらと主人公に優しく協力的な親友や家族がいるのはなぜなんだろう。現実世界はその逆と言うことなのだろうか。この映画の主人公の男女は本屋経営なんですがどちらも今頃はアマゾンに倒されていたことだろう。唯一の勝ち組はスターバックスコーヒーだけでした。
徐々に深まっていく関係性の描き方が秀逸
笑えて心が温まるラブコメ。
素性を知らないインターネット上ではメールを通じて交流を深めるジョーとキャスリーンだが、顔を合わせれば罵り合うことばかり。インターネット上で垣間見える2人の良い面と、直接合うときに見せる悪い面の両面を互いに知ることで、かえって互いの人間性に対する理解を深める契機となり、それが最終的には深い愛情で結ばれることに繋がる。ラストに至るまで安易に二人を結び付け無いストーリーが秀逸だと感じる映画。
【作品構成、設定の妙が光るロマンティックラブストーリー。メグ・ライアンとトム・ハンクスって、本当に相性が良いんだな。ラストの多幸感も忘れ難き作品。】
ー 久方ぶりに鑑賞。内容は巷間に流布しているので割愛。-
◆感想<Caution! 一部内容に触れています。>
・”街角の小さな絵本ショップVS全米チェーン書店”とくれば、普通はビジネスライクな内容になるかと思うが、今作はそれを逆手に取っている作品構成、設定が良い。
・故、森田芳光監督が今作の3年前に、同様のテーマで「(ハル)」を製作、公開しているので、この作品はその影響を受けているのかな?
ー 一般的には、エルンスト・ルビッチ監督作「街角/桃色の店」のリメイク作品とされているが。-
・「高慢と偏見」の使い方もとても良い。タイトルと今作の内容が絶妙にマッチしている。
ー それにしても、メグ・ライアンが演じたキャスリーンが「高慢と偏見」を200回も読んでいる事を得意げに話す表情は、とても愛らしい。ー
<ハンドルネーム”NY257"であるジョー・フォックスを演じたトム・ハンクスと、ハンドルネーム”Shopgirl"である、老舗絵本屋を経営していたがジョー・フォックスの大規模書店の為に店を閉じたメグ・ライアン演じるキャスリーン・ケリーのSNSを通じての仮想恋愛から、現実恋愛に至る過程を絶妙に描いた作品。
ラスト、二人がメールで交わした”会おう”と言う遣り取りの後に、実際に会った際のキャスリーンが言った言葉。”貴方で良かった・・。”が心に沁みた作品である。>
あの、モデムでインターネットに繋がる音♪ 分厚い黒いPowerBo...
あの、モデムでインターネットに繋がる音♪
分厚い黒いPowerBook♪ ちょっと前と思っていたら、1999年。20年以上前なのね。
ITが発達すると、男女の出会いもロマンチックじゃなくなり、物語にするのが難しくなってきたんだろうなぁ。
IT、デジタルは、夢と言う大事な無駄を排除するシステムかもね。
何を着ても似合う、メグ ライアンだけど、黒や紺の洋服を纏ったときに、髪の色と相まって映えるよなぁ。
劇中 トム・ハンクスが、ジョニ・ミッチェルの「BOTH SIDE NOW 」(のちに CODA愛の歌の曲)を散々コケ下ろしてたのが笑えた♪
You've got mail
監督ノーラ・エフロン、
主演トム・ハンクスとメグ・ライアン
『めぐり逢えたら』の
ゴールデン・トリオがおくる
ラブ・ストーリー。
元祖ロマコメの女王と称される
メグ・ライアンと、トム・ハンクスは
共演作品も多いですね。
ニューヨークの街角で、
小さな本屋を営むキャサリンの
宿敵は、
大手書店チェーンの御曹司ジョー。
ストレス解消方法は、
メル友のEメールのやりとりだったが
その相手は・・
You've got mail
「ユー・ガット・メール」
毎日、メールが待ち遠しいと
ワクワクしながら
PCを立ち上げるシーン
二人の心模様に共感できたり
今は、SNSの種類も増えて
スマホで、素早く連絡もできるけれど
こういう時代もあったのね~と
懐かしく感じられます(^^)
二人が会った
アッパーウェストの
『カフェ・ラロ』も
注目されましたね。
今では当たり前にあるメールやLINEだったり。今よりもメールでワク...
今では当たり前にあるメールやLINEだったり。今よりもメールでワクワク、ドキドキする感じってそんな時代ってあったなぁと。
本屋が舞台になっているので本屋の雰囲気もよかった。
メグ・ライアンがすっごく可愛い。ひとつひとつの表情が可愛らしかった。
ごめんなさい
劇場公開時鑑賞。うまく説明できないが、なんかちょっと対等でない感じがしたのと、予定調和に見えてしまって、へそ曲がりの私はあまり好きになれなかった。
メグ・ライアンは『戦火の勇気』で路線変更していくのかなと思いましたが、やっぱりロマコメ路線に戻ってきたのが、モヤモヤしたのもありました。
クラウドの向こうにロマンスがある なんか21世紀を先取りしたようなラストシーンでした
ラブコメって、和製英語なんですね
本当はロマンチックコメディというそうです
ロマコメは、結局のところ最初は反りの合わない二人が、なんだかんだやっているうちに、意外と良い人だとお互いを認めあって、最後には恋人になるというものです
本作はまさにこれで、王道とも言えます
小さな老舗の街の本屋の店主と、大型ディスカウントチェーンの本屋の経営者という設定とか、インターネットとかは時代を反映したものに過ぎません
でもダイヤルアップのモデムの音は懐かしい
画面のアプリはAOL
当時の米国では今のFacebookみたいに誰もが使っていました
日本のnifty serveとmixi の中間みたいな感じで、専用アプリを使います
SNSのはしりですね
日本版もあったのですが、日本では全く普及しませんでした
超大型書店はバーンズ・アンド・ノーブルがモデルですね
この頃一世を風靡していて、日本でもジュンク堂などがこれを参考にした大型書店を全国各地に出店して話題になっていました
それも今は昔、21世紀では本は新刊も古本もネットで買う世の中になってしまいました
本作の舞台が書店なのは、ネットと絡めて狙ったものであっなら、なんだか凄いことです
監督はノーラ・エフロン
彼女はロマコメの巨匠として有名
1989年 恋人たちの予感(脚本)
1993年 めぐり逢えたら(監督、脚本)
1998年 ユー・ガット・メール(監督、脚本)
この3本は特に有名です
メグ・ライアンはこの3本に全て主演しています
トム・ハンクスは「めぐり逢えたら」に続いて、
メグ・ライアンの相手役です
だから呼吸がピッタリでとてもいい感じです
メグ・ライアン 37歳
トム・ハンクス 42歳
晩婚化が行き過ぎて、現代では結婚適齢期なのかもしれまん
とにかくメグ・ライアンが、可愛くてたまりせん!
くるくる変わる表情、愛くるしい笑顔、ちょっとおどけた仕草
観ているうちに、キュンキュンしてきます
髪の毛は、適当にカットしたショートで、ちゃんとといてなくて跳ねまくり
お化粧気もない
着ている服もごくシンプル
着やすいだけのパンツスタイル
全然、色気なしです
男の目を気にしてないのです
細くて小柄でチョコマカしてます
でも彼女調べてみたら身長173センチもあるんです
トム・ハンクスが183センチあるので、身長差で小柄に見えるのでしょうが、それだけでなく彼女のキャラクターがそう見えるのです
ラストシーンの手前、やっぱり合おうとなって公園に向かう前に家に寄って、着替えて出て来ます
一応、彼女としては頑張ったフェミニンな可愛い服のつもりなんです
だってスカートにはきかえいるんですから!
よくみると、さっきまで着ていたアッパーとセットアップのスカートなのです
それも少しフレアー気味、ほんの少し短め
本人はいざという時のためにかわいいのを買ったもののやっぱりスカートは敬遠していたでしょう
しかし、これを今こそはくのだ!と決心したようです
歩き方がなんか男ぽい
でもそこが少女みたいで可愛いいんです
37歳の彼女がとってもキュートなんです
アカン!一発で惚れてしまいました
素敵なNYのウエストエンドの光景
スターバックスも、バス通りのベンチも、安いホットドッグ屋も普段の光景がキラキラ輝きだすのです
素敵なロマンスがあれば、東京だって、江東区だってこんなに素敵に見えるのかもしれません
あなたの地元の街でもきっとそうなるに違いありません
虹の向こうにの歌が流れ、NY の青空にカメラがティルトアップしてエンドマークとなります
♪虹の向こうの空は青く
信じた夢はすべて現実のものとなる
クラウドの向こうにロマンスがある
なんか21世紀を先取りしたようなラストシーンでした
秋になって人恋しくなる時期にピッタリの作品です
大人のラブストーリー
未だ未鑑賞だったため
先日WOWOWで放送していたから観てみた
アメリカ映画お約束の
激しいラブシーンもなく
安心して観れる爽やかな映画で
とても楽しめた
NYの綺麗な街並み
本屋さん、スターバックス
ごく当たり前の日常の中のちょっとした偶然がもたらす
大人のラブストーリー
Don’t cry shop girl…貴方で良かった。ずっと願っ...
Don’t cry shop girl…貴方で良かった。ずっと願ってた。
感動のラストシーンでした。メグライアンが可愛らしい傑作でした。
微妙。 夢を手放して恋を取る女の性(さが)を「ラブストーリー」と称んだ最後の時代
❰この女性はなぜここまで弱いのか❱
メグ・ライアン嬢
・・児童書書店の店主。
物語の世界に夢中になる彼女だから、“こんな残念な結末”さえも夢見心地♡で受け入れてしまったのかもなぁ。
1度目は何も考えずに楽しく鑑賞できたんですが、2回目観て なんだか悶々として“違和感”がふくらんでしまった僕です。
その違和感とは ―
いつかおうじさまが~♪と待っていたんだろう彼女メグ・ライアンにとっては、
・お母さんの店がつぶされたこと
・自分の夢がつぶされたこと
・かけがえのない宝物が奪われたこと
それらへの執着や宿敵への呪詛よりも
あっけなく言葉巧みな=メール上手な=王子さまの玉の輿に乗りかえちゃうエンディングへの違和感。
そして、終盤、男の腕の中にしだれ込んじゃう、そんな彼女への、違和感。
実はF-O-Xと通じていたなんて
残された失業者=三人の従業員への説明責任とかはどうなるのだろう
だから
夢はんぶん、そして
弱い「女の一生」の哀しみ半分の、なんだか砂を噛むような鑑賞後感だったのです。
・・・・・・・・・・・・
❰赤ずきんちゃん気をつけて❱
僕は同性としてもトム・ハンクスへの警戒心が解けませんね。
祖父も、父親も、そして本人も、女をとっかえひっかえの男たち。
彼らは“絨毯爆撃”で街中のライバル書店の息の根を止める地上げ屋の一族だ。
付け合わせのキャビアを総ざらえする姿をみて、「ああ、トムの素性はこれだよー」と思った。
・・戦略家の男は、自身の生き方のスタンスは変えない。男は奸計を練り、言葉たくみに女を狩り、アホな女はそこになびいてしまった。この残念感ね。
たぶん22年前の公開当初なら、僕もきっとすなおに楽しめたと思うんですが、もう時代は違うんです。
せっかくのラブストーリーを僕は偏ってレビューしているかもしれない。でも22年前と同じにこの映画を観ることはもう出来ないのです。
・・・・・・・・・・・
❰フラッシュバック❱
僕にはお気に入りのコンビニがあったのです。
働き者で笑顔の素敵なフランチャイズのオーナー夫妻。二人に会いにいくことが楽しみなお店でした。
しかしすぐ両脇に最大手のライバル店が開店し、ライバル会社の目論見どおり「挟み撃ち作戦」でやられて、そのコンビニは潰れた。
F-O-X はずる賢いキツネ。
あの衝撃がフラッシュバックしましたね。
本当に本当に悲しかった。
怒りがわいた。
「閉店予告」の貼り紙を見て
「僕が仇を打ちます、連中の店にバキュームカーで突っ込んで店内に撒き散らしてやりますよ」と言ったらオーナーは淋しそうに笑っていました。
・・・・・・・・・・・・
❰今この映画を観る意味❱
きれいごとだけではいかない世の中の 毒とか、迷いとか、悲しみもピリッと含んでいるから
この映画が愛されるのはその隠し味のゆえなのかもしれないけれど。
本屋が一件閉店して、店主が もう悲しんでいないことが悲しい。
でもとても良くできた面白い映画ではありましたよ。
・・・・・・・・・・・
❰幻想❱
例えばですが、
この映画、もしもエンドタイトルの字幕で、
《実業家のトム・ハンクスとメグ・ライアンはその後アフリカに移住して、現地に小学校と図書館を作り、その小学校の教師として今も暮らしている》
とか、白黒の写真付きで教えてくれるとかならブラボー!
あるいは逆に《二人はやはり相いれずに別れました》
という結末でも僕は同じくブラボー!だと思う。
・・・・・・・・・・・・
クレヨンハウスの落合恵子なら、星は付けないだろう。
感想を訊いてみたい。
トキメキは大事?!
映画通の友人が勧めてくれました。
ちょっとこんなストーリーあり?と思えるところは置いといて、
トム・ハンクスとメグ・ライアンのコンビ作品では☆5ですね。
ちなみに、私はこの映画がきっかけでパソコンの練習に気合が
入りましたが、もっぱら‘文通’相手は友人のままです。
トキメキ相手はスクリーンや画面の中のほうが平和かな~(^_-)
ネットで知り合った顔も知らないが気の合うメール友達。 しかし実は商...
ネットで知り合った顔も知らないが気の合うメール友達。
しかし実は商売上のライバルでリアルではいがみ合っていた。
トムの方は中盤で相手が誰だか知るが、メグの方は最後の最後まで気づかないというのがポイント。
それだけにラストの展開は不満が残る。
トムは自分の正体を明かさずに楽しんでいたようなフシがあり、メグがその点が気にならなかったのかなと。
「あなたでよかった(泣)」となるのは安易過ぎるような。
ラブコメで一番です
ラブコメではこれが一番好きです。
気軽に見れて、心がほっこりして元気になれる作品です。
NYの四季折々の街並みも素敵です。
ジョーがエレベーターに閉じ込められる場面が印象的です。
人間ってそうゆう状況にならないと自分のやるべき事や、自分の本当の気持ちに気付けないのだなと改めて感じました。
ラストは感動的です。
ジョーが現れて、キャスリーンの表情が2度変わります。
1度目は「ジョーったらこんな所まで来るなんて!」みたいな風に笑い、2度目は、「ジョー=NY152」という事に気付き、驚いたようなホッとしたような表情になる所が好きです。バックに流れる「Over the Rainbow 」の音楽もとてもぴったりで気持ちが盛り上がります。
心を歓びで満たすひと。
オンラインすると
私は息を止めてあの言葉を待つの
“ユー・ガット・メール”
街の騒音が消えて
聞こえるのは心臓の鼓動だけ
今の時代、出会いやメールが軽視されすぎているのは、
実にもったいないことなのかもしれない。
「友達になりたい」
それは恋人になりたいと言うよりも勇気のいるセリフだ。
本屋さんが可愛い。
キャスリーンとフランクの別れのシーンが好き。
そして2度目の待ち合わせはジーンとくる。
少しの「調整」にどれほど想いを巡らせたか想像される。
最高の相手なのに愛してはいない
愛しているのに最低の相手
あの人があなただったらーーー。
人間は複雑だ。
とりあえず、デカフェのカプチーノ!と言っとこう。
20年経っても色褪せることはない良質な大人のラブストーリーだ。
むかしメーラーの受信音をyougotmail.wavにしていた
ラブコメ女王だったが個人的に思い入れはなかった。
ほんとに好きな人は90年前後の出演作を挙げると思う。
You've Got Mailはむしろ後期なのかもしれない。
映画はシンボリックな名作だが、いまひとつ傑出しなかった理由は、ジョー(トムハンクス)が──すなわち男性側だけが、メールの相手が、キャスリーン(メグライアン)であることを知っていたから──だと思う。
それは、匿名でやり取りするばあい、致命的に卑怯なことだ。
ただ、その立脚点がなければ、ロマンチックコメディが成り立たなかった。
メール相手がキャスリーンであることを知っていた、にもかかわらず、それを明かさず「泳がせておく」ところが、You've Got Mailの楽しさになっているのである。
現実に置き換えるなら、それは悪意にみちている。ストーキングとすら言える。映画は楽しいが、男性側の優遇と、男性側の願望的展開を持っていた──と思う。
ただ、ジョーには彼女を廃業に追い込んでしまった負い目があった。立場の違いすぎる恋愛を成就させようとして「泳がせた」わけでもあった。
──分析はともあれ。楽しい映画だった。
ライアンは2015年に初監督兼出演してからほぼ姿を消している。世界中を魅了した彼女はいまやもっともbefore・afterを並べられてしまう女優である。
いま劣化は一般的になってしまったことばだが、地球で、かつ地球史上で、もっとも高齢化が進んだ国で、老化を劣化と言っているひとはあほにちがいない。テレビの文化人が使っていてもゆめゆめそんな差別語を使ってはいけない。──と個人的には思う。
なんてがらにもないが。
少し前エンタメニュースで古い名前のロックスターとの破局を知った。当時洋楽信仰者だったが、まったく聴かなかったひとである。とはいえチャートの動きの遅い時代だったからOh yeah, life goes on, Long after the thrill of livin' is gone, とか耳なじみがあった。
破局を知ったとはいえ、たまさか知ったエンタメ情報であって、お付き合いされていたことさえ知らない。昔はクーガーというミドルネームがあった。メグライアンと付き合うならCougarを付けとくわけにもいかなかったんじゃなかろうか。
ラスト前着替えて歩いて行くとき後ろ姿のショットがある。
一瞬両手を水平して落ち着こうのしぐさをやる。
ほんの一瞬だがなんとなく覚えている。
全52件中、1~20件目を表示