燃える昆虫軍団

劇場公開日:

解説

大地の亀裂からはい上がってきた巨大な昆虫たちと人間の戦いを描く。製作はウィリアム・キャッスル、監督はジャノー・シュワーク、脚本はキャッスルとトーマス・ペンジ、原作はトーマス・ペイジ、撮影はミシェル・ユーゴー、音楽はチャールズ・フォックスが各々担当。出演はブラッドフォード・ディルマン、ジョアンナ・マイルズ、リチャード・ギリランド、アラン・ファッジ、ジェミー・スミス・ジャクソン、ジェシー・ヴィント、パティ・マコーマックなど。

1975年製作/アメリカ
原題:Bug
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1976年6月19日

ストーリー

その日は朝からうだるようなむし暑さだった。小さな町の大学で生物学を教えているジム・パルミーター(ブラッドフォード・ディルマン)は、礼拝に出席する妻のキャリー(ジョアンナ・マイルズ)を車で教会に送ると、そのまま大学の研究室に向かった。そのキャリーが教会にすべり込んで、牧師の説教に耳を傾けていると突然、天井のシャンデリアが音をたてて揺れだした。またたく間に壁が裂け、床が波打つ。人々は我れ先に表にとび出した。農夫のタッカーは車で迎えにきた息子のケニーから、家の前の畑に大きな地割れが出来たことを聞かされ、車に乗って大急ぎで家路についた。ところが、家まであと少しというところで車はエンコしてしまう。タッカーがエンジンをかけようとキイを回したその瞬間、突然車は炎上した。爆発音に驚いて家からとび出してきたタッカーの娘ノーマ(ジェミー・スミス・ジャクソン)と息子のトム(ジェシー・ヴィント)は眼の前で父と兄が焼け死ぬのを手をこまねいて見ているしかなかった。その夜、ノーマの恋人の大学生のメット(リチャード・ギリランド)が打ちひしがれるノーマを優しくなぐさめていた。ただ聴こえるのは虫の音だけだ。だがメットは、その中から聞きなれない音がしているのに気づき、1人懐中電灯を手にして外に出る。鋭く神経にさわるその虫の音は昼間の地震で出来た畑の亀裂の底から聞こえるようだ。メットはそこで、草むらのあちこちにカブト虫とも油虫ともつかぬ奇怪な昆虫が何十匹となく群らがっているのを発見する。そのうちの1匹が、畑をうろついていた野良猫にひるのように吸いつくと一瞬のうちに焼死してしまう、という信じられないような光景を目撃した。翌朝、メットは猫の死骸を箱に入れ、大学のパルミーター教授のところへ持参した。彼の話を半信半疑で聞いていたパルミーターも、タッカー農場の畑に行き、見たこともない昆虫を自分の眼で確かめるとすっかり興奮していまう。だがその1匹を手で掴もうとしたパルミーターは虫に触れた瞬間、焼けるような熱さを感じて手を引っこめた。パルミーターは友人で科学者のマーク・ロス(アラン・ファッジ)と共に、この昆虫の研究を始めた。そして判明したことは、この昆虫の食物が灰、即ち炭素である事だった。つまり、この火の虫は手当たり次第可燃性の物質に吸いつき、火を放ち、その燃えかすを食べてしまうのだ。パルミーターとロスはこの奇怪な昆虫に、次第に恐怖を覚えるようになった。そんなある日、パルミーターの車にいた昆虫が妻のキャリーと共に家の中に潜入、家はあっというまに燃えあがり、キャリーは焼死体となって掘り出された。その日から、パルミーターの狂気のような研究が始まった。学校にも出ず部屋にとじこもり、その眼の光はあきらかに狂人のそれだった。人々は心配し彼を見舞ったが、にべもなく拒否された。数日後、研究のために飼っていた昆虫たちが突然パルミーターを襲った。彼は次第に追いつめられ、地震で出来た亀裂の中に真さかさまに落下していった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0TVで見たけれど

2016年10月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

なにせ、子どもの頃だからあのチープさにも恐かった記憶が(笑)

虫が文字を作ったり(笑)

あの時代はアニマルパニック物みたいなジャンルが流行ったからこんなのも出来たんだろうね。

懐古的な鑑賞以外に価値はないと思います

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うにたん♪(何観ても文句書きそうな気分)
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