メルシー・ラ・ヴィ

劇場公開日:

解説

疎外され打ち捨てられた青春の魂のオデッセイを、斬新なイメージでとらえた異色の青春映画。過去・現在・未来、異なる次元の映像をモノクロとカラーで交錯させたイメージの洪水が、青春の背負う歴史の重荷を表現する。監督・脚本は「バルスーズ」「美しすぎて」のベルトラン・ブリエ、撮影は「ディーバ」「テレーズ」をはじめ、最近では「リバー・ランズ・スルー・イット」などハリウッドで活躍中のフィリップ・ルスロ。主演のふたりの少女に、「なまいきシャルロット」「小さな泥棒」のシャルロット・ゲンズブールと、「幻の女」のアヌーク・グランベール。共演に、ジェラール・ドパルデュー、ジャン・ルイ・トランティニャン、ミシェル・ブラン、アニー・ジラルドとフランスを代表する名優たちがズラリと顔をそろえている。

1991年製作/117分/フランス
原題:Merci la vie
配給:ヘラルド・エース=ヘラルド
劇場公開日:1991年7月27日

ストーリー

大学受験を控えた娘カミーユ(シャルロット・ゲンズブール)は、花嫁衣装姿で海岸に倒れていた娘ジョエル(アヌーク・グランベール)と出会う。意気投合したふたりは反抗心と怒りにまかせて、奇妙な冒険の旅に出る。夜の街、幾多の男たち、家族、戦争、性と暴力、さまざまな人生がモザイクのようにフラッシュバックされ、幻想の世界へと足を踏みいれていくふたり。過去と現在と未来が錯綜する中で、カミーユとジョエルの虚実が明らかになっていくのだった。

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